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デシベル計算について
デシベル計算について 「絶対利得」と「相対利得」の混合計算が判りません。 例えば 1) 30[dBm]+10[dB]=40[dBm] 2) 10[dBm]+10[dBm]=13[dBm] 1)のように絶対利得(dBm)と相対利得(dB)の場合は、素直に足し算で”OK”であるのに対して、 2)のように絶対利得(dBm)同士の場合、なぜ足し算では”NG”なのでしょうか? 基本をきちんと理解していないので、次のような問題に対して???となってしまう状態です。 3) 30[dBm]+10[dBm]=___[W] 4) 30[dBm]-10[dBm]=___[W] お忙しいところ申し訳ありませんが、 宜しくお願いします。
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素人の<推測>ですが、↓によると http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AB 量 p1 に対して p2 が a [db]であるとは a = 10 log(p2 / p1) (log は常用対数) のことで、特に p1 を 1 mW (= p0) にしたときに a [dbm] というようです。 >1) 30[dBm]+10[dB]=40[dBm] の場合は、p2 の dbm 値を求めるために、 p2 の p1 に対する db 値と、その p1 の dbm 値を使っているのでしょう。 10 = 10 log(p2 / p1) 30 = 10 log(p1 / p0)。 よって 10 log(p2 / p0) = 10 log{(p2 / p1)(p1 / p0)} = 10 {log(p2 / p1) + log(p1 / p0)} = 10 + 30 = 40。 >2) 10[dBm]+10[dBm]=13[dBm] の場合は、 10 = 10 log(p1 / p0) (1) 10 = 10 log(p2 / p0) (2) で、p1 + p2 の dbm 値 10 log{(p1 + p2) / p0} を求めたいのでしょう。しかし log をこれ以上変形できませんから、いったん(1)式と(2)式へ戻って、 p1 / p0 = 10^1 = 10 p2 / p0 = 10^1 = 10。 よって 10 log{(p1 + p2) / p0} = 10 log(20) = 10 × 1.3010 = 13.010。 このように dbm 値同士の「和」や「差」の計算は、対数だけでは実行できず、いったん真数へ戻る必要があります。 >3) 30[dBm]+10[dBm]=___[W] >4) 30[dBm]-10[dBm]=___[W] の答えはそれぞれ、30.043 mW (= 0.030043 W) と 29.956 mW (=0.029956 W)になると思います。確認してください。
その他の回答 (1)
#1の訂正です。 3) と 4) の答えはそれぞれ、1010 mW (= 1.010 W) と 990 mW (= 0.990 W) です。 #1に書いた 30.043 と 29.956 は dbm 値です。 すみませんでした。
お礼
早速の回答を有難うございました。 1),2)の考え方で3),4)も回答を導くことが出来ました。 お蔭様でデシベル計算が楽しくなってきました。 3)について 30=10log(p1/p0) 10=10log(p2/p0) p1/p0=1000 p2/p0=10 よって 10log((p1+p2)/p0) =10log(1000+10)=30dbm 1010*1mW≒1W 同様に4)についても、 990*1mW≒1W