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レントについて
なぜ輸入数量制限のような非関税障壁により、輸入業者がレントを得るのでしょうか？レントとは報酬（あるいは価格）と費用の差ですよね。輸入業者が、輸入するにあたってかかるお金が費用だとすれば、報酬とはその輸入業者が、その商品を売ったときに得るお金だとおもうんですけど、それにどうして数量制限が関係してくるのでしょうか？？
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レントと数量規制は次のように考えると理解できると思います。 【輸入規制】 途上国においては経済活動、貿易に対して、様々な規制を行います。 政府は輸入規制によって国内の産業を保護して、 経済活動、生産活動を積極的に展開しようとします。 【競争的レント追求】 しかし、こうした規制は別のところでは、 人々の間で様々な種類のレント（特権的利益あるいは利権）を 追求する競争を呼び起こします。 例を挙げるならば、 外国車の自動車の輸入規制をすれば、 車の輸入ライセンス、台数を確保するために、 様々な工作が表、裏の両面で展開されます。 外国車は輸入制限で商品価値が高まるために、 値段が跳ね上がり、輸入業者は巨額な利益が もたらされるのが目に見えるからです。 米国の禁酒法と同じですね。 【レント追求の結果】 輸入に対して数量制限が課せられた場合、 輸入ライセンスそれ自体が一個の価値ある商品となります。 すると合法的なライセンス獲得を求める競争、 非合法的な贈収賄、汚職、密輸、闇市場における競争などが 盛んになるだけで国内経済にとってはなんらかの 利益も生み出さない結果になります。 【規制の撤廃】 規制は生産者の保護のためには有益でしたが、 規制は逆に政治腐敗を招き、技術開発が遅れる結果となりました。 人々の生活をさらに苦しめる結果となりますね。
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- ymmasayan
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輸入数量制限をすれば品薄になって販売価格が高くなるのだと思います。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ご丁寧にありがとうございました。大変参考になりました。