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個人版民事再生法で家の支払いを減らすことは可能か?
- 個人版民事再生法を使えば、家をそのまま所有しつつ、支払いできなくなった住宅ローンを大幅に減らされると聞きましたが、例えば、高額物件をローンで買って、個人版民事再生法を適用して1/5の価格で支払って、支払い完了後、高額物件を時価で売って、大儲け。
- 個人版民事再生法を使うデメリットは、官報とかに乗ったりクレジットカードを作れなくなる、手続きが面倒といった程度のことで、家は持ちつづけられるし、巨大な利益に比べればどれも微々たるデメリットのように思えます。
- そんな理不尽がまかり通っていいんでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
> 例えば、住宅ローン7000万円あって、そのうち5000万を消費者金融から借りて残り2000万円にしたところで、消費者金融などの方が返済不能になって5000万を1000万に免除してもらったら、結果的に合計で2000+1000万円の支出になりませんか。 この補足質問は、「なりません」が回答になります。 なぜならば、冒頭で「住宅ローン7,000万円」とおっしゃっていますから。 ローンの「種類」について、明らかに「住宅ローン」とおっしゃっています。 「住宅ローン」でしたら、それが「どこから借りたもの」であっても、「住宅ローン」に変わりはありませんから、免除されることはないです。 銀行から借りれば「住宅ローン」だけれど、消費者金融業者から借りれば「住宅ローンではない」ということにはならないんですよ。 金銭消費貸借契約証書などの「ローンの証拠書類」に、「資金使途」として「住宅(等)取得資金」と判断できるような文言があれば、それは「住宅ローン」です。 そして、銀行から借りても、消費者金融業者から借りても、生命保険会社から借りても、それが「住宅ローン」であれば、『個人版民事再生』では免除されないんです。 これが、 > 例えば、住宅を取得するのに、全額で7,000万円を借りた。 > 銀行から「住宅ローン」を2,000万円借り、あとの5,000万円は消費者金融業者から「個人の無担保融資」で借りた。 > 借りてすぐに、返済不能に「なってしまった」ため、『個人版民事再生』の手続きをし、消費者金融業者の「個人の無担保融資」5,000万円を1,000万に免除してもらった。 ということであれば、結果的に合計で2,000万円+1,000万円になるかもしれません。 まあ、5,000万円ものお金を借りるためには、申し込みの時点で「何に使うか」ということが問われると思います。 その時に、実際には7,000万円の住宅を取得するための資金であるにもかかわらず、資金使途を「住宅(等)取得資金ではない」と『偽って』、消費者金融業者からお金を借りることになります。 虚偽の内容による借り入れであれば、逆に「詐欺」として、罪に問われることも考えられます。 それに、無担保で5,000万円という金額を借りるのは難しいので、何らかの担保を取られることになるでしょうから、 > まあ絶対にそんなことは無理でしょうけれど。 ですね。 ちなみに「住宅ローン」は「借金」ですので、「支払う」ではなく「返済する」とか「返す」という言葉を使います。 お客さまのことですから、面白いと言っては失礼になるのですが、この違いを区別できなかった方が、返済不能となられたことが多かったんですよ(金融機関に勤務していまして、個人融資を担当していたこともありますし、保証会社に出向して保証審査を担当したこともあるので、いろいろな「事例」を拝見する機会に恵まれたもので…)。
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- ohkinu1972
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さすがにそんな理不尽はまかり通らないようです。 まず住宅ローンは圧縮されず、返済が繰り延べられるだけです。 また、その時点で破産させた場合に回収可能な金額以上は支払う必要がありますので、 質問者様のおっしゃるような場合は、少なくとも物件の時価相当は払う必要があることになります。 これにより貸し手側にも破産されるよりは1/5でも回収できた方がマシというメリットがあります。
補足
間違いなくそうだと思いました。 一応後学のため知りたいのですが, >その時点で破産させた場合に回収可能な金額以上は支払う必要がありますので を解説している文章とかサイトをご存知ありませんか。 ちょっと読んでみたいです
- Domenica
- ベストアンサー率76% (1060/1383)
『個人版民事再生法』ですよね? 『個人版民事再生法』では、 > 家をそのまま所有しつつ は、「住宅ローン特例」が利用できる条件を満たしていればOKですが、 > 支払いできなくなった住宅ローンを大幅に減らされる ここが間違いです。 住宅ローンは免除されませんから。 住宅ローンについては、支払い猶予(繰り延べ)はしてもらえる可能性はありますが(年齢などの条件によってはそれも無理な場合もあります)、全額を返済しなけれぱなりません。 『個人版民事再生法』について、間違った情報を目にされたか、どこかで読み違えがあったのではないかと思うのですが…。 比較的解り易いのでは…とおもえるサイトをご紹介しておきます。 http://sumai.nikkei.co.jp/mansion/twatch/index20081021d3000d3.html
補足
例えば、住宅ローン7000万円あって、そのうち5000万を消費者金融から借りて残り2000万円にしたところで、消費者金融などの方が返済不能になって5000万を1000万に免除してもらったら、結果的に合計で2000+1000万円の支出になりませんか。まあ絶対にそんなことは無理でしょうけれど。
- bulubulu99
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http://www.pref.kyoto.jp/shohise/1211866885584.html 例えばこれ。 住宅ローンは除くとありますので、お望みの方法は利用できないようです。 住宅は担保になってますし、あえてそんな債権減額なんてしなくても とっとと競売にかけたい~~となりそうですね。
補足
住宅ローンの場合ですよ。 住宅ローンを除く というのは「住宅ローンを除く部分の債務」 という意味です。 たとえば億ションを買っておいて,途中で民事再生を適用しても,その億ションをそのまま 所有できる,ってムシがよすぎませんか
お礼
大変参考になりました。すっきりしました