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19世紀後期のフランスの医療制度、精神医療の状況についてお教え願います
19世紀後期のフランスの医療制度、精神医療の状況についてお教え願います。 ゴッホは19世紀後期のフランスで精神病院に入っていましたが、病室は個室で建物も堅牢、治療的意味があったのかもしれませんが絵を描くこともできていました。極貧に近いゴッホがなぜそのような病院に入れたのか、収容されたと言うほうがよいかもしれませんが、ともかく入れていたのか疑問です。 現代の日本でさえ、医療の内容に変化はあっても、貧しい人の精神医療は、悲惨であるように思います。当時のフランスの医療制度、精神医療の状況についてお教え願います。
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qartさん はじめまして ご質問の1888年頃は、1838年に制定された 通称ルイ・フィリップ法(別名:精神異常者達の法律)の 許にありました。 この法律では 精神異常者の定義を、通常の気狂いに加えて 精神障害で、自分で食事をとれない、自分で衣服を 着まいなどの理由で、自分自身の生命維持に支障を きたす人も含みます 各県にそのような人々を治療する施設を作り その治療費用を国の負担とするとありました ゴッホが、一番最初に治療を受けたl'Hotel-Dieu d'Arlesでは、 主治医が、食事はこの病院で、それ以外は自宅に戻り自由に絵を 書くことを許していましたが、それに不安を抱いた近所の住人達からの 請願で、市長が、彼に外出禁止を課しました。その後、ゴッホは 自らの意思で、L'asile Saint-Paul に移動した そこでは、治療らしきものは確立されていなかったので ゴッホは気ままに絵筆を振るうことが出来ていました 収監された
お礼
驚きました。現在は、仏ではどのような医療福祉行政なのか興味があります。 ご回答ありがとうございました。