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ハリウッド映画に比べて
ハリウッド映画に比べて 日本の映画の暗い部分の黒色が締まらないのは何故ですか。霞がかかっているように見えます。また画面全体のピントが甘いように感じます。邦画を見ると気になるのです。教えてください。
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日本映画の撮影現場で撮影を見ていると、アメリカに比べ何故か一段絞って撮影しています。 これに関し、数名の撮影監督に話を伺いましたが、彼らは昔からこうやって撮影していると言いました。 きっと、かなり古い時代から日本映画はアメリカよりも一段絞った撮影を行い、これを徒弟制度で培ったシステムが受け継いでいるのです。 フィルムは、毎年と言ってもいいくらいどんどん新しいものになり、解像度があがっています。 アメリカと全く同じフィルムも邦画で使っているのでフィルムのせいではないですね。 ご存じのように絞るとフィルムに残るデータ量が減るので、後で色を戻すと黒が飛びます。 アメリカで活躍する日本人カメラマンも、同じ事を問題視していました。 「ロスト・イン・トランスレーション」など日本で撮影された映画(アメリカ人のカメラマン)では、東京の景色も綺麗に撮影させていますので、湿度や空気の違い言うのも無理があります。 あと、ポストプロダクションにおいて、日本のラボはハリウッドから大きく遅れをとっており、この現像での問題も関係していると思われます。 米国映画のようにきれいな色表現を行うには、カメラマンの意識改革とラボの技術力向上が必要です。
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- Kotarinko
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これは撮影する場所の湿度の問題だと思いますよ。 コダック社にはビジョン・プレミアという上映用のフィルムがあり、値段も高い代わりに黒が良く締まって見えます。コダック、フジ、2社のフィルムを同じ条件で焼きつけた場合、プロの人でも殆どその違いが分からない程と言われてます。 逆に考えますと、湿度の低い環境のアメリカ映画はコダック、湿度の高い環境の日本映画にはフジフィルムが合っているのかも知れません。ヨーロッパにもドイツのアグファというフィルムがありましたが、最近の映画では使用されていません。
大分前より撮影はデジタルが主流になっています 目で見る視覚により近くなり、カメラのメーカー特性はエフェクト効果の表現差しか気付けない程にまで来ています 国々の昔の映像表現に見せかけたり 映画っぽいと思えるフィルム時代の印象を再現利用しているのです
- k16399638
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漫談です。 使っているフィルムにもよると思います。たとえば、アカデミー作品賞をとった映画は、すべてコダックのフィルムです。一方で、日本にはフジという世界2位のフィルムがあります。 コダックの色調は欧米人の好みにあわせてある面があります。肌の色がピンクではなく小麦色に近く撮れるようにです。フジは日本人、東洋人の好みに合っているといわれます。 カメラの話ですが、人物はフジ、風景はコダック、とも言います。 また、コダックがメリハリのきいた造りなのに対し、フジは全体を包み込むようにできているといいます。コダックが強調したいのは、コダックの箱である黄色であり、フジはそれに対して緑なわけです。欧米でフジを現像したら、黄色が強かったというはなしをききました(緑がなんとなく黄緑)。 ですので、ソ連時代のソ連のカラー映画みると、またちがった感じがします。ソ連のフィルムを使った人によると、明らかにコダック、フジ、当時あったアグファ、ともちがうとのことでした。
デジタル加工です。 日本映画は役者に対する痩せさせたり、美肌などのデジタル加工は多いですが スタジオ以外のロケ撮影は背景まで細かくはいじらない傾向にあります アメリカは日本よりずっと昔からサイケデリックな感性に対するこだわりが続いているためではないでしょうか? 日本は映画になるとハイビジョン撮影を生かさず古ぼけたように見せる流行はなぜなんですかね? 視覚効果というより誤魔化しに頼る向上心のない業界なんですかね デジタル処理が一番手間とお金が掛かるから手を抜く習慣があるだけですね
- rinobravo
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二つ考えれるのではないでしょうか? 1)照明の光量の問題。 照明の光量が、ハリウッド映画はコントラストを強くしているのに対し、 日本映画はフワッと、淡く強弱がつくような照明を好む照明さんや監督が多いのでは ないでしょうか? そうすると、おっしゃるとおり 黒が黒っぽくなくなり、アイリスも開くので 被写界深度も開いて、ソフトフォーカス気味になると思われます。 それは、人工照明の場合もそうですが、太陽光の強度というのも関係するかもしれませんね。 東京とハリウッドのあるロスでは、ロスのほうが太陽光が強いのでしょう。 2)デジタル加工の有無 黒については、一回デジタイズしてから、ワンカットずつカラコレをしていけば 締まってくるはずです。 が、それにはそれなりの費用がかかります。 ・・・あとは聞いた話で確かではないですけれど、フィルムを現像する場所の水が硬水か軟水かでも 結構フィルムの発色って変わってくると聞きました。 ともに、好みの問題であると同時に、予算の問題もあります。 ただ、日本映画の淡い風味は、個人的には決して悪くないと思いますよ。