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歯科病理の道に進むとどうなりますか?
- 歯科病理の道に進むと、臨床とは異なる待遇面や将来のキャリアについて考える必要があります。
- 給与は臨床医よりも少ない可能性がありますが、それでも収入に納得できる範囲であれば臨床医に変わる可能性もあります。
- 大学院に進む必要があるかどうかは状況によりますが、資金面や将来のキャリアのために検討する価値があるかもしれません。
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病理学講座にいました。 基礎というのは、研究が好きで、1日中顕微鏡をのぞいていても飽きない、という人でなければ続きません。 私は大学院の4年間でラット約300匹に薬物を静脈注射し、そのアメロブラストへの影響を調べるために300匹を殺して切歯2本ずつ600本の研摩標本を作り、これをもとに2千枚の電顕標本を作り、約1万枚の写真を撮影し、その中から15枚を選んで学位論文を書きました。 わたしはそういう研究をするのが好きなんです。 indians さんは、研究はお好きですか? 顕微鏡をのぞくのはお好きですか? 1日中図書館にこもって文献を調べるのはお好きですか? 私は在学中から「図書館の主」と呼ばれていましたよ。 臨床が下手だから基礎へ行こう、なんてことが通用するような甘い世界ではありません。 それこそ「他の先輩を怒らせてやめさせられる」かもしれませんよ。 また、歯学部学生の定員削減のために有給職の定員も削減されてきています。ポストに空きがないと有給職には就けず、大学院生または無休の研究生という扱いになります。 わたしは研究が好きで、大学院に進学しましたが、有給職の定員が削減され、大学院終了後に私が残れるはずだったポストが消滅してしまったため、研究職をあきらめて、開業医に勤務し、数年後に開業しました。 ところで、要領が悪く下手だというのは、どこがどう要領が悪いのでしょう? たとえば印象採得で、トレーをどんな角度どのように持ち、ミラーをどの指でどんな角度でどのように持ち、どんな角度で口腔内へ入れ、どういう角度で回転させて口腔前庭へ移動させ、頬粘膜や口唇粘膜のどの部分にどんなふうに当てて口腔前庭のどの部分をどのくらい拡げ、トレーをどんな角度でどのように回転させながら口腔内へ入れ、切歯切端をトレーの淵から何mmぐらいの位置に入れ、どんな角度で押し込み、印象材が縁からどのくらい出てきたところで取れを押す方向を変えて口腔前庭の広げ方を変え、どんな順序で筋圧形成を行い、とれーを最終的にどの位置にどの角度まで入れ、どの指をトレーのどこに当ててどんな方向に力を加えながら保持をしていますか? indians さんは、上記のどの部分が要領が悪くて下手なのですか? おそらく上記のような細かい注意はまったく払っていないのではありませんか? こういう細かい部分をきちんとやるかどうかが上手下手の差なのです。 私は自分で自分の印象を取って練習しました。またレジン歯を買ってきて支台歯形成の練習をしました。どうやったらうまくできるか、考えながら工夫しながら練習をしてみてはいかがですか。
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- michael-m
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臨床がダメだから病理にと言う姿勢は良くないですね。それならいっそ、歯医者を辞めた方がイイ。 最近に限らず、昔から、開業医や大学でも臨床医は基礎医学をないがしろにしてきました。 私は理工学にいました。学位取得前に父が死んで実家に帰ったので、取得は出来ませんでした。 そのとき感じたこと、学生は基礎の試験の寸前でも臨床の勉強しかしていないこと。インストラクターは基礎の知識も無くえばっていること。 そして開業して分った事は、基礎を知らない歯医者が営業の受け売りやデタラメを患者に吹聴している事。 病理も細菌学もろくに知らないで、根管治療をしている。これはもう無免許医と同じ。 薬学も知らないで、薬を処方する。これはもう街の売人と同じ。薬学を知らないから3mixに安易に出を出しているんです。 そして診断学を知らないから、予後について無知なのです。 材料学や組織を知らないから、自費なら虫歯にならないなどと言う嘘を患者に言えるのです。 もし知っていてこれらの事をしているなら、まさに詐欺師です。 基礎医学なしに臨床はありえません。臨床がダメだから基礎になどと考えているなら、歯医者そのものを辞める方がいいです。 確かに臨床医として通用しないから基礎医学に進む事を条件に国試を受けさせられた先輩は居ます。そして有名な教授になった人も居ます。 でも彼らは「でも・しか」ではありません。待遇など考えもしていません。 基礎医学の価値を知っていたから教授にも有名にもなれたのです。 基礎医学を逃げ道だと思うなら、努力も出来ず、出世も出来ませんから、諦めるべきだし、それでは患者から逃げることの出来ない臨床医は無理だから、歯医者を諦めるべきです。 私の学生時代の人に、インストラクターでありながら、診療には学生と同様にレポートを書かせられていた先生が居ました。しかもそのレポートをチェックするのは彼の後輩です。 そんな辱めを受けても彼は3年間頑張りました。そして3年後にはしっかりと開業できるまでになりました。 問題はあなたの技能ではありません。もう一度歯科医師とは何かを考えてください。
お礼
インストラクターの先生の実例に力付けられました。ありがとうございました。臨床で頑張ってみます。
お礼
確かにご指摘の通り、見学をしていても後で術式について聞かれると細かい部分を見たつもりになってまったく見ていないことに気付かされ、愕然とすることが多々あります。 レジン歯での形成練習では、今はそこそこのものができるようになりました。教えていただいた通り、考えながら工夫しながら練習を続けていきます。