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大学院の理学部地質調査の就職先ってどんなとこがありますか?
現在、国公立大学4年の理学部地球生命環境科学科に在籍しています。 この先は、大学院に進学しようと考えているんですが、大学院卒業後どんなところに就職できるのかよくわからないんです。 できれば今行っている研究(地質調査を行っています)を活かせるようなところに就職したいと思っています。 具体的な会社名なども教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。
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前に書いたことを読み直して、誤解がないように、もう少し付け加えます。 「地質学の基礎学問と技術」を習得すると何に役立つか、という事について具体的に書きます。私があるシンクタンクに勤めていた際に、「地下水汚染地域において、自然原因と人為的原因をどう区別するか」という事がテーマに取り上げられました。私以外の方達は、社会的環境調査でしか区別することは出来ないというものでした。すなわち、地下水の上流に汚染質を地下へと入れる社会的な状況があるか、という事を調べるというものです。確かにこれも行う必要があるでしょう。私が出したレポートは「鉱物の熱力学的平衡で解析する」というものです。もうおわかりですね。少し驚かれると思いますが、この発想は地質を勉強しているものにしかできない発想なのです。「えっ? そんなことないでしょう」と質問者は思われるかもしれません。でもこれは事実なのです。 世の中には、様々な問題があります。その問題に対して、いろいろな側面から問題を解決しています。でも実際には地質の方達は、地質の世界でしか活躍していません。これは非常にもったいないことなのです。「世の中に対して、地質屋が、どの様に貢献できるか」という事を正確に把握するようにして下さい。それには新聞の一般紙、夕刊も含めて毎日必ず目を通すようにすると見えてきます。特に家庭欄が参考になります。 世の中に問題があるだけ、あなたの活躍できる範囲は広いのです。 なお補足しますが、上記に例として「鉱物」を書きましたが、私は鉱物の専門ではありません。
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- cobaco
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地質調査は、日本国内で一般的に言えば、「土木・建設」関連のサービス業になります。公共投資が土木関連のインフラ整備に多く行われていたり、民間の開発が多く行われていた時代は、関連する仕事がたくさんあったため、就職も多くありました。現在ではご存じのように、この分野での就職は非常に限られています。では全くないかと言えば、そんなことはありません。防災分野では、必ず地質を勉強してきた人達は必要なのです。これは自然災害において最も人命被害の多い原因が、地盤に関連する災害であるという事実があるからです。しかし考えてみて下さい。経済悪化による地質関連の業務(既存の仕事)が減ってきた労働者は当然仕事を求めて、防災分野へ移動します。従って、実質的な新人の求人増加は見込めません。これは防災に限らず、最近はやりの「環境」についても言えることです。 以上が一般論ですが、実際のところはどうなのでしょうか。「地質」関連は現場の仕事なので、相対的に中高年よりも「若い」人が望まれます。下請けから元請けまでのほぼ完全な分業制ですが、元請けであっても基本的には現場作業であることに変わりはありません。また経験がものを言う世界でもありますので、現場経験の継承も、会社組織として必要なのです。すなわち、会社としては新人を望んでいます。しかし仕事が少ないので、採用できる人数に限りはあります。そこで、企業は優秀な人をとるべく努力をします。ではどの様に行っているのでしょうか。はっきり言います。企業の欲しい技術を持っている人材に合致する学生がいるかを、各種の情報網で聞き込み、そして教授に紹介してもらうのです。最近では企業側が教授に対してコントロールをし始めています。教授からの推薦だけでは、企業はとりたくありません。現在は優秀な人材は全国にわずかしかいませんので、はっきり言って企業による「取り合い」が行われています。最も顕著に表れているのが「地質踏査」です。現在の地質調査業界でバリバリ活躍している人達が学生時代であった時と、現在の方達と地質踏査の習熟度を比較すると、現在の方達があまりに低すぎるのです。地質踏査のような基礎学問と技術は、会社では教育できません。このように基礎学問と技術の出来ていない方達が、いわゆる会社訪問による就職を望まれたとしても、ほとんどご希望されるような「地質」関連での就職は難しいと言って良いと思います。 以上書いてきたようなことは、ここに書くまでもなく、大学の卒業生が、なんとなく後輩に教えていくものです。デフレ時代の前でもこれと同じようなことは、石油関連の企業でも行われていました。 でもこのようなシステムをくぐり抜ける方が一つだけあります。しかしご質問の主旨に添いませんので書きません。 僕から言えることは、基礎学問と技術を「みっちり」と身につけることです。地質は基礎的な学問分野です。その応用は、様々な分野に及びます。上に書いてきたことだけでもおわかりかと思いますが、「防災」「資源」「環境」などです。従って、就職先は非常に広いのです。でもその広さを手に入れるためには、繰り返しになりますが「基礎学問と技術をしっかりと習得する」という事です。「基礎学問と技術」これがしっかりと出来ていると、あなたの学会発表にはっきりと現れます。少なくとも1年に一度は、大きな学会で発表して下さい。しっかりとした研究を行っていれば、学会の発表で、かなり目立ちます。地質の世界は非常に狭いため、目立つ、内容のしっかりとした研究は「噂」になります。この「噂」が、あなたを放っておきません。 長くなりましたので、この辺で失礼します。 一気に書き上げたので、語尾や、内容にちょっとおかしいところがあるかもしれません。ご容赦を。
お礼
ためになる回答ありがとうございます!!! 非常に助けになりました! 私は将来地質調査を中心とした仕事に就きたいと考えていました。そのためにはしっかりと基礎学問と技術を身につけないといけませんね!! 将来の自分の夢のためにも今後、論文を書くことや、学会発表にはよりいっそう力を入れて地質の世界に自分の名前が知れ渡るように頑張っていきたいと思います!!! 回答ありがとうございました。
- Mr-N
- ベストアンサー率27% (98/355)
聞いた話で悪いのですが、確かdriverさんと同じ学部だと思うのですが、千葉方面の学校を出て、その後東北方面の学校を出た方がおります。 就職はかなり厳しいようで、その方は学校に残り、国が行うプロジェックトの一員として活動を行っているようです。 このプロジェックト期間は国の仕事をしているので、国家公務員と同じような扱いになると聞いたのですが・・・・ ただ、聞いた話で、それも記憶が定かでないので、自信は無いのですが・・・・ 大学に残り、博物館の人員に空きができれば、先生の紹介で入れたりするそうですが、なかなか空きが出ないそうです。
お礼
就職は結構厳しいんですか~。つらいですね~。 国が行うプロジェックトの一員として活動っていうのはすごいですね! 最前線って気がします。 私は地質調査を中心とした仕事を考えているのですが難しいかもしれないですね・・・。 回答ありがとうございました。
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
出ていないところでは, 博物館の学芸員 大学に助手として残る こういったところもあるでしょうネ。 以上kawakawaでした
お礼
博物館の学芸員の資格は取ろうと思っています。 でも、なかなか就職するのは難しいみたいですね~。 大学の助手として残るっていうのも良い考えなんですが、それには博士課程までは行くつもりではないのでちょっと考えてませんでした。 博士課程のことももう少し真剣に考えてみてもいいかもしれないですね。 回答ありがとうございました。
- apple-man
- ベストアンサー率31% (923/2913)
油田の掘削会社とか あたればでかい! ヨーロッパの企業を探されては・・・
お礼
油田探しですか!!! たしかにあたればでかいですね~。 根性で挑戦してみるのもいいかもしれないですね! ちょっとは考えてみてもいいかもしれまいですね。 回答ありがとうございました。
- q-nk
- ベストアンサー率33% (2/6)
(1)地質調査業の会社 (2)コンサルタント会社 (1)については、地方に○○地質会社がいっぱいあると思います。 (2)については、大手~中小企業までいろいろあります。大手の場合は、地質部門になると思います。 大手企業の例 インターネットで検索すればいろいろあります。 {日○工営(株)・応○地質(株)等}
お礼
就職先はぜんぜんないんじゃないかなぁ・・・って思ってたんですけど結構あるものなんですね!安心しました。 いろいろインターネットを使って調べてみたいと思います。 回答ありがとうございました。
お礼
補足ありがとうございます。 たしかにcobacoさんのレポートの題目には「そうなの?」って思ってしまいました。 「物事を一面的ではなく多面的にとらえることが重要である」と、私の先生もよく言っています。これを行うために多くの知識、柔軟な考え方をもっと習得できるように頑張りたいと思います。 cobacoさんの地質屋はもっと地質以外の場で活躍することも考えなければならないというのには私も賛成です。 多くの部門で地質学を生かせるような人に私はなりたいと考えています。 ちなみに私は岩石(火山岩です)を専門としています。 回答ありがとうございました。