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スピーカーが発する電気ノイズについて質問します
- スピーカーからの高周波のノイズに関して質問します。スピーカーには正弦波の音を出力しているのですが、周波数の異なるノイズも同時に流れ込んでいるようです。このノイズの原因や特定方法について知りたいです。
- ファンクションジェネレーターを使用してスピーカーに正弦波を入力し、オシロスコープで波形を観察しました。しかし、スピーカーからの音には高周波のノイズが混じっており、なぜそのような現象が起きるのか疑問に思っています。このノイズの源を特定する方法や、ノイズを除去するためのフィルター回路が存在するのか知りたいです。
- スピーカーが発する音には高周波のノイズが入り込んでおり、その原因や除去方法について質問します。ファンクションジェネレーターが正弦波を発生させていることは確認しましたが、スピーカーから出力される音にはノイズが含まれています。このノイズを取り除く方法や、ノイズの源を特定する方法について教えてください。
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まず、スピーカーの原理を考えますと、スピーカーは強力な磁石と、その中に配置したボイスコイルと称するコイルと、コイルに付けられたコーン紙が主要部品です。スピーカーに信号を流しますと、ボイスコイルと磁石が作る磁界が反発し、電気信号に従った振動でコーン紙が空気を振動して音に成ります。しかし、ボイスコイルとコーン紙は質量が有りますので、電気信号がなくなっても、イナーシャーで減衰振動が継続します。これが強力な磁界にあるコイルを動かしますので、コイルには起電力が発生します。これがアンプ側にも伝わっていく訳で、オシロスコープで見るとノイズが乗った波形に成ります。 音楽を聴く汎用のアンプではこのスピーカーからの起電力を出来るだけ早く減衰する為に、アンプの出力抵抗を小さくしています。その程度を示す指標はダンピングファクター(DF)と称されています。DF=(スピーカーの抵抗)/(アンプの出力抵抗+スピーカーケーブルの抵抗)と成ります。よって、DFが大きなアンプ程、スピーカーの制動能力を高める事が出来る、ノイズを継続させない、事に成ります。 このノイズを少なくしたいなら、ファンクションジェネレーターの出力抵抗を小さくすると共にスピーカーケーブルの抵抗値も小さくする必要が有ります。余談ですが、オーディオの世界では、このスピーカーからの逆起電力を他のスピーカーユニットに影響しない様にと考えだされた方法がバイワイヤリングです。
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- MrCandy
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アンプは自作したものでしょうか、 高域特性の延びたアンプでは、抵抗負荷で測定すると綺麗なサイン波形が見えるのに、スピーカを負荷にすると断続的なノイズ(リンギングのような波形)が見えることがあります。 これは、スピーカーが高域でインダクタンス特性のため、NFBループが不安定になったり、出力デバイスの動作が不安定になるため生じます。インダクタンス負荷のため電圧と電流の位相がずれるので、リンギング波形は0V付近やピークV付近とは限らす、負荷状態によって位置が変わります。 これをなくすためには、アンプの負荷が抵抗に見えるようにする補正回路を入れます。 出力端子にLとRの並列回路をシリーズに入れて、高周波閾でRが見えるようにします(Lの共振のダンピングの意味もあります)。また、RとCの直列回路を対グランド間に入れて、高周波閾でやはりR負荷に見えるようにします。 普通のオーデオアンプでは、真空管アンプでもトランジスタアンプでも、この負荷の補正回路が入っています。 このサイトに回路例が載っています。 http://www.geocities.jp/team_zero_three/poweramp/index.html R20とL1がLRの並列回路、R21とC3がCRの直列回路です。 これでアンプの電子回路部分が安定に動作するように、アンプから見た負荷のインピーダンス特性を補正しています。
お礼
詳細な回答ありがとうございました。勉強になります。
- tadys
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通常、スピーカーがノイズを出す事は有りません。 ファンクションジェネレータとスピーカは直接接続しているのですよね。 考えられる事は 1.スピーカーが音響ノイズを拾っている。 2.スピーカーのケーブルが外来ノイズを拾っている。 3.スピーカーが負荷になる事でファンクションジェネレータがノイズを出す。 ぐらいでしょう。 1や2ならば繋いだ状態でファンクションジェネレータをはずすか、 電源をオフにしてみれば原因が分かるかもしれません。 3ならばファンクションジェネレータの出力を小さくしてノイズの様子を 見れば原因が分かるかもしれません。
- macross73
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アンプは入れてないのでしょうか? 出力インピーダンスの低いアンプを使えばスピーカーの逆起電圧は観測されにくいと思いますが。 スピーカーをドライブしているアンプの出力にノイズはないですか? アンプにスピーカーと同じインピーダンスの純抵抗を接続したときはどうせしょう? マルチウェイのスピーカーなら、ローパスフィルターとウーハーユニットの間に1uF程度のコンデンサをパラって高周波の逆起電圧をバイパスしていることがあります。
お礼
詳細な回答ありがとうございました。その後色々調べてみました。まず、ファンクションジェネレータからの正弦波出力が、PtoPで5Vだと、スピーカーからのノイズがのるのに対して、PtoPを0.2Vぐらいに落とすと、きれいな正弦波が計測できることが分かりました(しかし、スピーカーからはほとんど音が聞こえません)。スピーカーの特性として、ファンクションジェネレータから直接シグナルを入れてはいけないことが分かりました。単純に、正弦波を入れればスピーカーはその周波数に応じた音を出し、PtoPの電圧を上げてやれば音が大きくなるものだと考えていたので、意外でした。そこで、ファンクションジェネレータから、PtoPが0.2Vの正弦波を出し、それをオーディオアンプ(マルツパーツから購入)で増幅し、スピーカーに入力しました。結果、きれいな正弦波かつ十分大きな音でスピーカーを鳴らすことが出来ました(しかし、増幅をかけ過ぎるとやはりスピーカーからノイズが発生します)。今まで、オーディオアンプを単なる増幅器と思っていましたが、オーディオアンプの特殊能力とオーディオアンプを設計した先人の知恵に新しい発見をしました。良い勉強をしました。