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梅盆栽の剪定

梅盆栽を頂いたのですが、3月初めに花は散り、現在葉が満開です。 この状態で剪定することは可能でしょうか?可能であればどこをどう選定すればいいのでしょうか? 初めてなのでどうしていいのか悩んでいます。 アドバイスよろしくお願いします。

みんなの回答

noname#115647
noname#115647
回答No.2

花後しばらくすると葉芽が展開してきて葉を出しますが、枝が無剪定のままでしたら(葉芽の数を制限しなかったら)、枝葉が増え過ぎて下の方の葉は日当たりや風通しが悪くなります。また、格好も悪くなります。 新葉はそのままでは終わりません。先端の葉を次々と出しながら細い枝として、今から伸びて来ます。これが今年の新しい枝(新梢)となります。そして次回の花(花芽)は、この新しい枝にしか付きません。新しい枝の各葉の基部(葉柄)に、夏頃において小さな花芽が形成されます。これが来年の花になります。 つまり葉芽は葉でもあるし、花を付けてくれる新しい枝でもあるのです。 この新しい枝は最初は細いですが、この枝が夏にかけて梅らしい枝に太って来ます。 ですから4月から7月にかけては、置き肥を四隅に与え、また薄い液肥を週に一回与えるなどしっかり肥培して下さい。日当たりの良さや風通しの良さも大事ですね。 まず手順として葉の数を制限しましょう。梅は基本的に枝の下の方の葉(葉芽)を2つ3つ残します。上の方の葉を残すと間延びするのが早く、わずかな年月でアンバランスになりやすいです。新しい葉は新しい枝としてグングン伸びて来ますからそこら辺を考慮に入れて下さい。 新しい葉の向きが、その枝の伸びる方向です。思わしい方向に伸びてくれれば良いのですが、思わしくない方向に向いている葉もありますね。幹に対して向かって来るとか、表(正面)から見て空間的に交差したり、正面に向かって伸びようとする葉(枝)などです。 そのような葉は、たとえ残したい枝の下の葉であっても、爪などで掻いて「芽掻き」して葉の基部から落とす場合もあります。 その様にして一本の枝から下の方の葉を2つ3つ残せたならば、それより上の葉は不用ですから枝ごと剪定してしまいます。切る位置は、残す葉の上2~3mmぐらいの所です。 全体的な整姿に関する事ですから、少し難しいですね。伸びる枝をイメージしての事です。また盆栽の形も色々ありますから、上に記した事も絶対的な事ではないです。例えばやや正面向きの枝でも短く抑えたりすれば、まあ許せる、とか許容範囲的な場合もあります。相手は梅まかせで、中々思い通りにはいかないものです。 また枝の新旧を繰り返していても経年の内には段々と間延びしてくるものですから、思いきって太い枝をバッサリとかも必要になるかも知れません。 来年度からは剪定は、花が終わって花殻を取った後に行って下さい。花殻のすぐ隣に「葉芽」が確認できると思います。小さくて先が尖っていてやや丸いものですね、葉はまだ展開していません。葉芽の向きが今年の枝の伸びる方向です。上記文の「葉」を「葉芽」に置き換えて同じ作業を行います。 なお花殻は、花梅といえどもそのまま放置すれば実ができてしまいますから、花殻の基部から爪で掻き取るようにします。 また剪定後は必要があれば植え替えを行います。時期的には2月下旬から3月上中旬あたりで、植え替えの最適期です。 古土も1/2から2/3ぐらいミニ熊手のようなもので落としてしまいます。根もほぐし、ハサミで半分以下に切り詰めます。荒療治で驚かれるかも知れませんが、新根を多く出させるのが健全に育てるコツです。小さめの浅い鉢ならば土の量も少ないので大概は1年で根詰まりしています。 大きな鉢で大きな樹ならば、2~3年に1回植え替えという場合もあります。 今後、もう一つの作業があります。新しい枝をどこまで伸ばすかという事です。放っておけばどんどん伸びます。盆栽の場合は数センチから12センチぐらいの範囲でしょうか。これも整姿上との兼ね合いがありますから一概には言えません。新しい枝が長い方が各節の葉の数が増えますから花数は増えます。各葉の基部(葉柄の基部)には、ほとんどと言っていいぐらい花芽が付きます。 しかしあまり枝を伸ばすと、間延びするのが早くなります。来年の葉芽も下の方に多く付いてくれれば良いのですが、どちらかと言えば、枝の先端に近い方がより多く付きやすいものです。 明確な回答はできませんが、全体の姿と全体の葉の量を考慮しながら、数センチから12cmぐらいの範囲で「枝止め」された方がよろしいかとは思います。 枝を止めるには、伸びつつある新しい枝の先端部分の葉と言うか赤っぽい芽を爪を使って掻き取ります。柔らかいので、親指と人差し指の爪で挟んで簡単に掻き取れます。 貴方が今からやる事をまとめますと。 ・1本の枝に付いている、なるべく下の方の葉を2つか3つ残しつつ、かつ整姿をイメージしながら剪定を行う。場合によっては芽掻きも必要。 ・置き肥を与える。(4月~7月、9月) 発酵済みの油粕と骨粉の玉肥がお勧め。あるいは発酵済み油粕と配合肥料の玉肥。1ヶ月ごとに交換する。コバエの繁殖が多い時期になれば、IB化成肥料で代用可。いずれも園芸店やホームセンターで入手しやすいものです。 薄い液肥と併用されてもよろしいでしょう。ハイポネックス原液などの1000倍希釈液を春~秋まで週に1回与えます。 ・日当たりと風通しの良い所に置く。 盛夏にあまり酷く葉が巻き込んでくるようであれば、直射日光を避けた大変明るい日陰に移動しても構いません。盆栽鉢は土の量が少ないので、水切れを起こしやすく、あまり酷く水切れさせると落葉したりします。 一応、鉢土の表面が乾けばしっかり水遣りします。盛夏の晴天時は、朝夕2回しっかり水遣りしましょう。 ・今から新しい枝が伸びて来ますから、適度な長さになれば、上記の通り「枝止め」を行います。

iinami773
質問者

お礼

Hoojanoさん、有り難うございます。とても解りやすいです。 ただとても難しそうですね・・・ でも来年も花を咲かせたいのでこの回答を頼りになんとか頑張ってみます。

  • yuyuyunn
  • ベストアンサー率41% (20359/48650)
回答No.1
iinami773
質問者

お礼

遅くなってすみません。 有り難うございます。参考にさせていただきます。

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