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不育症について教えて下さい
不育症にお詳しい方、検査ご経験者の方がいらしたら、教えて下さい。 私は先日3度目の流産をした、36歳の女性です。 1度目は10年ほど前に、(記憶があまり鮮明ではないのですが)7~8週くらいで茶色のおりものがだんだん赤くなり、病院にて流産との診断下り掻爬手術(進行流産?腹痛はありませんでした)、 2度目は去年9月に10週健診の際8週で見えていた心拍消失、8週半~9週程度で成長が止まっていると言われ繋留流産→掻爬手術、3度目は7週になっても胎芽が見えてこず8週まで 待ちましたがやはりダメで繋留流産→先週掻爬手術という経緯です。 実は今年1月、2度目が心拍確認後の流産だったこともあり、不育症検査を申し込みましたがいっぱいで2ヶ月先の予約となり、それを待っている間に妊娠したためやむなくキャンセルとなりました。 そして先日3度目の流産の確定診断後、再度不育症検査の予約を試みましたが今度は3ヶ月後となってしまいました。 それまで待てばよいのですが、待ちきれず…。 1)私は子宮腺筋症(比較的経度とのこと)があり、それが流産の原因になることは考えられますか? 2)10年前であっても、その後妊娠がなければ通算して流産回数を3回として問題ないですか? 3)3度目は妊娠検査薬で陽性確認後から、自己判断で市販のバイアスピリンを1/5に砕いて朝夕服用していましたが、 それでも流産となった場合、抗リンがあるとは考えづらいですか? 4)2・3度目はいずれも最初から胎嚢や胎芽が小さめだったのですが、これは不育症と関連がありますか? 初歩的な質問ばかりでお恥ずかしいのですが、どうぞ宜しくお願いします。
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- ran200901
- ベストアンサー率34% (99/286)
医療従事者です。不育症ですが、2回で反復流産、3回で習慣性流産と言い、2回から不育症の検査を受ける事が可能です。不育症の原因は一だけではないので、その原因にあった治療でないと治療効果は見込めません。検査方と治療方法を記載しておきます。 ++ 一般的な不育症の検査 ++ 染色体異常:夫婦でいつでも検査可能なので採血し、染色体の異常のタイプを調べる、または流産した胎児の絨毛組織から染色体異常の有無を調べる ホルモン検査:黄体ホルモンは高温期に採血し、黄体機能不全がないか調べ、プロラクチンならを低温期に採血し、高プロラクチン血症がないか調べる、甲状腺ホルモンはいつでも検査可能なので採血し、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症がないか調べる。 自己抗体検査:抗核抗体をいつでも検査可能なので採血し、自己抗体の有無を確認し、抗リン脂質抗体、LAC・凝固時間もいつでも検査可能なので採血し、血栓を作りやすいかどうか調べる 子宮卵管造影検査:生理後の低温期に膣からカテーテルを入れ、子宮と卵管に造影剤を注入し、レントゲンをとり、子宮奇形やポリープなどの有無を確認する 子宮鏡検査:生理後の低温期に膣から内視鏡を子宮に入れ、子宮奇形やポリープなどの有無を確認する ++ 一般的な不育症の治療法 ++ 子宮奇形→手術 癒着→子宮鏡下手術 甲状腺機能低下症→甲状腺ホルモンの投与 甲状腺機能亢進症→抗甲状腺剤の投与 高プロラクチン血症→プロモクリプチン、テルグリドの内服 黄体機能不全→黄体ホルモンの内服または注射 染色体の異常→現在治療法はないが、染色体異常のない受精卵ができる可能性もある 自己免疫の異常→ヘパリン、アスピリン、ステロイドを単独または併用し投与 です。 不育症ですが、不育症専門外来で、原因にあった治療をしないと効果は認められないので、自己判断で治療するのではなく、1ヵ月後、不育症専門外来で検査するのですよね?それでしたら、その医師にお任せするしかありません。 不育症は、専門外来で原因にあった治療をすれば、8割出産できたと厚生省で2009年11月に発表されました(参考URLni載せておきます)。病院によって原因を究明できた割合は様々になりますが、日本全国で8割という事は、それ以上に出産させている病院もあるということです。頑張ってください!
- pinkygold
- ベストアンサー率66% (155/232)
不育症検査数回、流産4回、死産2回、治療の末の出産1回経験しています。 1、子宮腺筋症は不妊や流産の原因にもなり、流産することで悪化しやすいと言われてますね。軽度とのことなので治療の有無は不育症専門医に判断していただいた方がよいと思います。不育症仲間の方が腺筋症で流産を繰り返し手術による治療で無事出産された方がみえます。 2、今は化学流産でも2度の流産したら、特に心拍確認後の流産は1度でも経験していれば、不育症検査したほうがいいと考える不育症専門医が多いですね。現在は妊娠年齢の高齢化もあり、3度以上などと考えていたらなかなか原因を追求し出産に至らないケースもあります。 3、抗リン~の治療はバイアスピリンだけではありませんし、流産の原因が偶然起こる胎児側の染色体異常ならバイアスピリンは効きませんよね。流産の原因はなくなった胎児の染色体検査をして正常であれば、母体側に原因があると証明できます。バイアスピリンを飲みながら染色体正常児を流産されたならカプロシンやオルガランなどのヘパリン治療も視野に入れることになると思います。 また、抗リン~の治療に処方されている低容量アスピリンはアスピリン(アセチルサリチル酸)の量が81mgで多くても少なくても抗血栓効果は期待できません(アスピリンジレンマ)。自己判断でバファリンなどの市販薬(330mg?)を5分の1に割って(66mg?)飲むことはお勧めできないと不育症専門医はおっしゃってますよ。2000年以降は市販薬の小児用バファリンの成分がアスピリンから変わっているのは、自己判断で勝手に流産予防薬として飲む方が多いからと聞いています。ちゃんと不育症検査をされて抗リン~と診断されたならちゃんと医療用のバイアスピリンが処方されますから専門医にかかることが先決だと思います。 4、超初期の胎児の大きさにはかなり個人差が含まれます。不育症でない方でも成長速度が遅い場合もありますのでなんとも言えないかと思います。但し、出産予定日の目安となり、超音波で測る妊娠10週前後の大きさは個人差がないと言われてるので、体外受精など排卵日がかなり正確な場合のこの時期に胎児が小さい場合は不育症と関係があると言えるかもしれません。一般的に血液凝固系要因がある不育症患者さんは胎児が育ちにくいので週数相当より小さめな赤ちゃんになってしまうことが多いようです。 以上のことから、質問者さまに必要なのは不育症専門医の下で詳しく(保険適応外も含めて)不育症検査されることだと思います。私も同じ経験をしていますが、焦って初診まで待てず何度も流産を繰り返してました。今思えば、ちゃんと待ってでも不育症検査をしてもらい、原因を追求してから治療して妊娠を望めば6人の赤ちゃんを亡くさずに済んだのかもしれません。また、不育症検査をしても原因不明の方が半数はおられます。この場合はいろんな治療を試しながら進んでいくことになりますので、早めの受診が一番の近道だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 何度も悲しい事が重なった末のご出産、それまで本当にお辛かったことと思いますがおめでとうございます。 腺筋症は流産で悪化することもあるのですね…。確かに去年の流産を挟んでCA125(卵巣がん、内膜症、腺筋症で高値になる)の値が 1年前に比べ跳ね上がりました。 前回心拍確認後の流産とのことで、1度だとしても胎児の染色体検査と速やかな不育症検査をすべきでした。 あまりのことに動揺してそこまで気が回りませんでした。それに、今までのは偶然で次はきっと上手くいくという甘い考えもあったと思います。 バイアスピリンは500mgのものを1/5にしていましたが、目測で砕いていましたので100mg前後といったところでしょうか。 いずれにしてもあまり意味がありませんでしたね。。。 不妊治療をしていた病院で妊娠判明時アスピリン81mgを下さいといったのですが頂けず、仕方無しに上記のようなことになりました。 先週の流産手術の際に絨毛組織の染色体検査は依頼しました。4週間後の結果を待っているところです。 不育症の検査・治療は先生の力量に大きく左右されると聞き、つたないながらも色々調べて新横浜の有名な先生のところにかかることにしました。 ラッキーなことに、昨日キャンセルが出たため検査が1ヶ月前倒しになりました(それでも5月中旬ですが)。 せっかくなので、費用がいくらかかってもpinkygold様のアドバイス通り、できるだけ詳しい検査をしようと思っています。 そして今度こそ、主人と二人で我が子をこの手に抱きたいです。
- yorunomori
- ベストアンサー率39% (18/46)
残念でつらい経験でしたね。 お身体の加減はいかがでしょうか? 不育症検査経験者です。 不育症を専門で見てもらえる医院数に対し、昨今では不育症の不安を持つ人も増えている様子で、初診までに時間がかかりますよね。 逸る気持ち、お察しします。 1)こちらはよくわかりませんので、すみませんが他の方に回答をお任せします。 2)問題ありません。これは「3回流産が続くと不育症を疑うを」という目安があるための質問でしょうか?(2回でも希望すれば検査をしてもらえると聞いていますし、)妊娠歴として全てお話されれば良いと思いますよ。 3)抗リンが見つかり医師に処方されたアスピリンを飲んでも、必ず大丈夫というわけではありません。そして残念だった時と同じ処方で次は無事に出産された方も多くおられます。ですから、今回の結果から抗リンの可能性があるかないかと予測することはできないと思います。 4)胎のうや胎芽の”大きさ”と不育症の関連は、私はあまり聞いたことがありませんが……。お答えできずにすみません。 検査が先だと、それまでの卵がもったいない気がして焦りますよね。 私がそういう心境だったというだけなのですが。汗 でも、「急がばまわれ!」と自分に言い聞かせていました。 nao-tumaさんは今はお身体を休めて回復に努められている時期でしょうか。 流産後は、ホルモンバランスが崩れがちと医師にいわれました。 初診までの期間にしっかり身体を休めて養生され、検査に臨めると良いですね。 どうぞお大事になさってくださいね。
お礼
yorunomori様、ご回答とやさしいお心遣いありがとうございます。 体のほうは、出血・腹痛もだんだん治まり快方に向かっています。 2)の質問は、おっしゃる通り3回連続すると習慣性となるのでお聞きしたかった次第です。 年齢のこともあり、本当に焦ってしまいます。でも「急がば回れ!」ですよね。私もそう言い聞かせます。 同じような心境だった方がいらして、なんだか気持ちが落ち着きました。ありがとうございました。
お礼
ran200901様、お礼が遅くなり申し訳ありません。医療従事者の方からの詳しいご回答大変ありがたく思います 妊娠中に黄体ホルモンの検査を受けたのですが、値は十分との事でおそらくこの点では問題ないかなと淡い期待を持っています。 もちろん不育症専門医との相談の上必要あれば検査を受けるつもりです。 不妊治療中に通水検査で右の卵管が詰まっているかも知れないといわれたので、子宮奇形を調べるついでに卵管造影で確認できればと思っています。 手術から1週間が経過し、体調も気持ちもだんだん落ち着いてきました。リンクの内容は以前にネットで見たことがありました。今一度じっくり拝見して 『病院によって原因を究明できた割合は様々になりますが、日本全国で8割という事は、それ以上に出産させている病院もあるということです。』という ran200901様のお言葉と合わせて次に向かう勇気が沸いてきました。 本当にありがとうございました。