• 締切済み

IMF

昨今では日本も経済破綻の危機と危ぶまれていますが、97年に韓国がIMFの管理下になったレベルと日本がIMF管理下になる事は中身の質がかなり違うということを聞きました。 日本がそのようになる事は世界的に見たら、かなりの危機であるとおっしゃってました このことの意味が分かる方がいらっしゃいましたらお答え頂けませんでしょうか?

みんなの回答

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.4

経済破綻は文字通り経済が破綻することです。 雇用が喪失、産業が喪失しても経済が破綻しな かったケースがあります。米国のこの30年間 の出来事がそうです。 初期の段階は1980年代のレーガン政権下で 供給が需要に追付かず、インフレを発生させ、 不足する供給を日本などからの輸入で補った。 米国の企業が生産を中国にシフトし、雇用が 喪失した。職を失った者はサービス業に移動 したが、賃金が上昇しない。これは、製造業で の所得がサービス業で得る所得よりも高いから です。製造業は地域経済に波及効果が高く、 サービス業では低いからです。 今の米国の姿となっている。具体的に言うと、 車を製造するメーカーは、鉄鋼業、車の座席を 作るメーカー、タイアメーカーなどなど、様々 な産業に影響をします。だから、中国に生産を 移動したために、中国の成長率が高くなった。 輸入車を販売すると、売る人と車両保険会社に しか波及しない。 日本でも見られるように、貧困化という姿で 社会に表面化しているのは、このような背景が あるからです。 米国の場合でも、日本の場合でも、経済が破綻し、 再生をした方が自国経済に活力が生まれた可能性 がある。破綻させなかったために、体力がある分 だけ、徐々に衰退という悲劇に遭遇しているのか もしれないです。

  • gungnir7
  • ベストアンサー率43% (1124/2579)
回答No.3

単純明白です。規模が違いすぎます。 日本、米国、中国、ドイツ、イギリス・・・どこをとっても大国です。 これらの国が破綻したときに救える国などありません。 特に米国と中国は全世界において、日本はアジアにおいて上流工程にあります。 先進国(大国)でのクラッシュは影響が関係地域に波及してしまいます。 日本はアジアにたくさん工場がありますから、アジア各国は必ず麻痺します。 東南アジアでは餓死者が出るかもしれません。 また、円は世界三大通貨であり、円建て資産を持っている外国人もたくさんいます。 デフォルトになれば円は暴落(あるいはご破算)しますから、そういう人達も財産を失います。 おそらく、そういう異常事態になれば外資は守りの態勢に入ります。 アジア通貨危機のときでさえ、外資は新興国リスクを恐れて資金を引き揚げます。 その結果、韓国はIMFに入り、ロシアとアルゼンチンは破綻しました。 最終的に米国のLTCMが100兆円の損害を出して、事態はクライマックスを迎えます。 アジア通貨危機の本当の危機は上流工程である米国で巨額損失を出したことです。 なぜ、こんな事態になったかというとグローバリズムの名のもとに コンピュータネットワークで全世界が繋がっているからです。 東南アジアを合計してもはるかに巨大な日本経済が崩壊したらどうなるでしょう。 その影響はネットワークを通じて瞬時に世界に伝えられ、 その後システム金融がどのような防御策を採るかはプログラム次第ですが、 LTCMのような予想もしない出来事が発生するかもしれません。

ken1970_19
質問者

お礼

どうもありがとうございました 円との価値の違いが大きいということですね(ウォンとの)

  • tadagenji
  • ベストアンサー率23% (508/2193)
回答No.2

韓国のIMF管理下に置かれたのは、韓国の外貨準備金が底を着いたからからです。 韓国ウォンは国際的に通用しませんから貿易の決済はドルで行なうのに国内の準備金がなくなれば貿易相手国との決算ができなくなりディフォルトとなるのでIMFが財政管理をしたのです。 日本は今、世界第2の外貨準備額があり、国民一人あたりでは世界最大ですのでIMFの管理下になるようなことはあり得ないのです。 昨年春には中川昭一財務・金融相とIMFに最大 1000億ドルを外貨準備金から供与したぐらいです。

ken1970_19
質問者

お礼

どうもありがとうございました <昨年春には中川昭一財務・金融相とIMFに最大 1000億ドルを外貨準備金から供与したぐらいです そうだったんですか 外貨準備金の何パーセントぐらいが米ドルなんでしょう?

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.1

韓国がIMFの管理下に陥った理由は、外貨準備が 不足したことによるものです。要するに、外貨が 不足し、お金の決済ができなくなったことによる 対外債務不履行です。 だから、この問題を解決した韓国経済はは劇的に 回復をした。 昨年の3月ごろにも再発しそうな気配がありました が、日中韓の中央銀行が互いに連携し、この問題を 回避する努力を明言しています。韓国は貿易による 外貨獲得が主流なので、市場で米ドル不足に陥ると 韓国では外貨準備の問題が発生します。 一方で、日本は世界1位の債権国でもあるのです。 当面の間は、外貨不足に陥る心配はないです。 たぶん、経済破綻と財政破綻を混同しているので しょう。IMFは通貨の問題でのみ対応するが、 経済の破綻を理由に国を管理下に置くことはない。 なぜならば、IMFが支えることが不可能なぐらい 日本経済と財政の規模が大きいからです。 もし、仮に日本で財政破綻が起こるとしたら、 先進国の間で協調して解決することでしか方法が ありません。 この20年間、日本の財政危機が頻繁に言われている。 いつかは、破綻するかもしれないが、様々な要因で、 日本の財政破綻は当面は起こらないでしょう。 外国人の国債保有が少ない。(皆が言っていることです) しかしながら、これでは説得力がない。 日本は少子高齢化が進行して、大きな投資先が存在しない ことが、国債の債務不履行を発生させない。国債以外に 安定的な投資先がないのです。安定的な投資先が出てくる まで、日本国債は安泰です。

ken1970_19
質問者

お礼

丁寧なご回答どうもありがとうございました! なるほど経済破綻と財政破綻では意味が違ってくるのですね ちなみに経済破綻の意味としては、雇用や産業が喪失しているような生産性の喪失のような意味になるのでしょうか?

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