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ギリシャ、ユーロはドルにどんな影響を与えますか?
いま、ユーロがやばいことになっていることはわかるのですが、ドルには、どういう影響があるのでしょうか? それと、いま、台湾で陣が起きましたが、何か影響はありますか? 教えてください。
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ユーロができる前までは国際貿易の決済はほとんどドルで行われました。 特に以前は石油決済は100%ドルで決済が行われていて、ドル信用の根源をなしました。 フセイン政権が米国に攻撃がされたのも、ユーロでの決済を認めたためと言われています。 その他にフラン、ポンド、マルク、円などの強い通貨が限定的使われていました。 ユーロができて、更に円キャリーの促進もあって、ここ10年で情勢は大分変わりました。 現在の世界3大通貨はドル、ユーロ、円です。 このうち決済はドルとユーロの二本立てです。先にイラクの例を述べましたが、 イランも既にユーロでの決済を認め実施しております。 このためイランは悪の枢軸国よばわりされていますが、もはや米国には戦争する力がありません。 今後、反米感情の強い南米やアラブ諸国がイランに追随するとドルの信用が揺らぎます。 決済手段の覇権を握って米国と欧州で駆け引きが続いているので、基本的に相反します。 ユーロが弱くなれば、ドルは強くなる関係です。 一方、欧米はキリスト圏で価値観が一体となるので、協調の関係でもあります。 だからユーロとドル、同時に強くなったり、弱くなったりする場面があります。 今回の世界的不景気の震源地はアメリカであり、欧州はそれに腰掛けて巻き込まれました。 つまり、協調で繁栄を築き、協調で没落していきました。 ドルとユーロは今や非常に不安定な通貨に転落してしまいました。 リスク分散で世界的にユーロと円買いの動きが加速しています。 その筆頭の肝心のユーロが不安定では市場心理でどう転ぶか予測できません。 何か決定的な悪材料が出た方が安くなります。 悪材料が出るたびに円が避難的に買われ、高騰します。
お礼
ありがとうございます。 ドル円ちゅうしんでやっていますが、ユーロドルユーロ円にも注目していきたいと思います。