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無確認増築建物の増築可否について
- 無確認増築建物の増築についてのアドバイスをお願いしたい。
- 増築可能性を確認したい無確認増築建物について。
- 違反建築物に増築をすることはできるのか疑問に思っています。
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北国の設計屋さんです。 増築計画の建物の最初の建築確認通知書があれば、未確認の部分を含めた合計面積での増築で建築確認申請は可能です。 増築申請する時点で「違反建築物」とはならないと言う事です。 増築計画の建物の構造が木造在来軸組なら、構造的に既存のプレハブ部分を撤去して全て木造在来軸組の構造での計画となります。 構造計画としては、既存部分を含んだ建築基準法施行令第46条「構造耐力上必要な耐力壁の軸組計算」を行う事となります。 計画に際しては、既存建物の平面間取りや柱や耐力壁の位置を調べる事が大事となります。 既存建物の建築年によっては、柱の柱頭柱脚の金物補強が必要となります。 N値計算をして必要金物を算定するようにしましょう。 このN値計算をする場合は、新築と同じ物として既存部も計算する事となります。 既存部の基礎については、最初の建築時の設計図の基礎詳細図があれば調べる事が簡単ですが、無い場合は市販されているハンドタイプの金属探知機で鉄筋の有無を調べられます。 ご参考まで
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- river1
- ベストアンサー率46% (1254/2672)
補足について >既存のプレハブ部分と木造部分とは、それぞれが独立してたっています。プレハブは撤去か移動するなどして木造部分と切り離して申請するほうがいいのでしょうか?。 プレハブの構造は?軽量鉄骨造かな?しかも無確認で増築された部分となれば撤去した方が良い。 プレハブ部分を移動し木造部分と切り離して申請となれば、異種併用構造建築物となりH19国告示593号により構造計算適合性判定申請が必要となります。 審査手数料は、最低20万円以上、構造計算書と構造図面作製費の構造設計料の合わせた金額がかかります。 高々の増築工事でこんなに沢山設計料を頂ける物件ですかね? 貴方が二級建築士さんとの事ですので、プレハブ部分は木造にしたほうが設計しやすいのではないですか? 逆に既存がプレハブで違法増築部分が木造であっても構造計算適合性判定申請が必要です。 木造を止めて全てプレハブと同じ構造体とするにしても、確認申請の際には、構造計算書と各種構造図を添付する事となります。 所見 プレハブ部分を全て撤去解体してオール木造で計画し、増改築した方が面倒な手続きや構造設計をやらなくても良いですよ。 >また、N値計算で柱頭柱脚に金物が必要になった場合、やはり外壁を撤去した上で取り付けするなどの工事になるのでしょうか?。 外壁を壊さなくても、内壁や床天井を一部分剥がして取付ける事も可能です。 建築基準法では、必ず外壁面に金物を取付けなければならないと言う事は明記されていませんから。 >店舗なので床はコンクリートですし、床下へもぐって取り付ける・・・なんてことはできないし。大掛かりな工事になりそうで・・。 大掛かりな工事となるのは、当たり前と考え下さい。 一応参考まで
お礼
回答ありがとうございます。 金物の取付に関しては、内壁を取り壊すことも考えておりましたが、大掛かりな工事になることには変わりないですね。 「違法に増築された部分は撤去する。」が一番手っ取り早いですかね。 オーナー様は簡単に考えておりましたので、構造計算も必要となれば計画も変わるかもしれません。 たかだか20m2ほどの増築にこんなに手間がかかるとは・・・。 勉強になりました。ありがとうございました。
- naocyan226
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建築士等の専門家ではありませんが、あまりにも常識的な質問なので参考意見をいいます。 >確認申請が出された建物に無確認で増築された部分が20m2ほどありました まさしく、こういうのを「違反建築物」というのではないでしょうか。 >違反建築物だとしたら増築は無理でしょうか 当然でしょう。違反建築物とは、構造、強度等が合法であるかどうかを確認するのでしょう。そのために、国家資格を得ている専門家がチェックして申請するのです。それを怠った建築物を増築するなんて、素人が考えたって無理でしょう。 審査機関に事前に伺ったとおりでしょう。ここで誰もそれを否定することは出来ないでしょう。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 最終的に、10m2以内で増築することになりました。 ありがとうございました。
補足
早速の回答ありがとうございます。 「違反建築物」ということはわかりました。 では、こういう方法は可能なのでしょうか。 ・無確認増築部分を取り壊して、新たに増築の確認申請を出す。 これでも既存部分の構造等が適法であることを証明するための調査は必要なのでしょうか。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 いろいろと検討した結果、役所の担当からは鉄筋の配置や径まで調べるよう指摘されたりして、増築不可能なところまできてしまったので、それなら10m2以内の増築にしよう!ということになりました。 役所の担当で対応がまちまちなようで、今回はかなり厳しい判断だったようです。 今回の件では大変勉強になりました。 ありがとうございました。
補足
「北国の設計屋さん」、ご回答ありがとうございます。 大変わかりやすい説明でこれからの流れがつかめました。 基礎に関しては詳細図はなく確認申請図書のみなので、金属探知機等で調べるしかないかもしれません。が、いくつか質問があります。 既存のプレハブ部分と木造部分とは、それぞれが独立してたっていますが壁の隙間をサイディングで囲って一つの建物としている状態で、構造上一体ではないと思うのですが、プレハブは撤去か移動するなどして木造部分と切り離して申請するほうがいいのでしょうか。 また、N値計算で柱頭柱脚に金物が必要になった場合、やはり外壁を撤去した上で取り付けするなどの工事になるのでしょうか。店舗なので床はコンクリートですし、床下へもぐって取り付ける・・・なんてことはできないし。大掛かりな工事になりそうで・・・。筋交い計算やその配置バランスは以前の確認申請図面どおりに入っていると仮定をして計算してみましたがクリアしています。 長文で申し訳ありませんが、回答いただけると助かります。