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就職氷河期?
高校生です。 ニュースを見ていると、新卒の大学生の方々の就職が非常に厳しいというようなことをよく聞きます。 あまり良く覚えていませんが、団塊の世代が一気に定年で退職し、就職がしやすくなると耳にしたことがあります。 あとどのくらいの時がたてば、就職は安定するのでしょうか? 尚、原因と考えられることは何でしょうか? 65歳まで働けるようになったからですか?
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「団塊の世代の大量辞職」が報じられたのは、 2~3年ほど前だったかと思います。 その当時は、現在のような不景気は予想されていなかったので、 大量に会社から人が辞めていく→空席が多くなる→就職がしやすい という図式があると、いろいろ騒がれていました。 しかし08年の年末、アメリカのサブプライムローン問題に 端を発した金融危機が世界中に広がり、 日本も例に漏れず、景気が悪くなってしまいました。 企業は少しでも出費を減らすため、人件費などを削ることを考えました。 その影響もあり現在、就職氷河期などと言われているわけです。 実際、09年度の世代までは、ギリギリ売り手市場だったと言われています。 売り手市場とは、就職活動生が有利な立場に立てる展開で、 一人あたりの内定企業数がいくつかある状態を言います。 逆に現在は買い手市場と呼ばれ、 採用する側である企業が有利な立場になっています。 いつになったら景気が安定するかはまったくわかりません。 過去の不景気を参考にすれば、 早くて4~5年、遅くても10年経てば、一度回復する傾向があります。 ただ、それで以前のレベルまで景気が回復するとは限りません。 現在も就職氷河期と言われていますが、 就職できない人がいる一方で、人手が足りていない企業も多いので、 「就職先を選ぶから、就職率が悪い(雇用のミスマッチ)」 という可能性も考えられますがね。
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- potachie
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就職氷河期、という言葉が使われていた時代、女子学生は、100社以上の会社に脚を運んでも、自分の希望を二の次、三の次にしても、就職がありませんでした。 今は、就職のアンマッチが起きているに過ぎません。大勢の就職希望者が訪れる企業がある一方で、人手不足で困っている業界もあります。 大学生が、大手企業へ希望が集中しますが、大手企業は世界的な不況で大勢の人は雇えません。これが、今起きている新卒大学生の就職難です。 皆が高校に進学し、半分の高校生が大学に進学する時代です。みなと同じ就職先を希望すると、結局就職難になります。 一時、とても就職が楽な時期が5年ほど続いたのは、前の就職氷河期のためです。大手企業は、このときも就職を絞ったため、30歳代後半から40歳台前半の一番、バリバリ働いて企業を支えるべき年代の人が極端に少なく、実際に稼ぐ末端の管理職の人たちの層が薄くなってしまったんです。それを補うために慌てて採用をしました。これ、ほとんどの高校の先生も同じ状況になっているハズです。経験も積んで体力もある、この年齢層の先生が極端にいないんですね。 慌てて採用した理由は、今の50歳代の経験豊富な人たちが、その会社の機能を支えるためのノウハウを伝える相手がいない、という状況になったからなんですね。 この需要が次に来るのは、今採用を絞った人たちが30歳代後半になったときですね。あと12年後くらいです。 この手の話はアテにしないで、人とは違ったスキルと夢を持つようにすることが一番だと思いますよ。