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動脈と静脈のエアーについて

看護師です。 バスキャスの洗浄やAラインの採血など動脈には、絶対に空気が入らないよう細心の注意を払いますよね。閉塞が心配だから。 一方で静脈では多少の空気が入ってしまっても静脈内で空気が溶けるから大丈夫と教わりました。 そこで質問です。 なぜ動脈では閉塞が起きて、静脈には起こらないのですか? 静脈に入った空気はどういった機序で溶けるのでしょう?

質問者が選んだベストアンサー

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  • mekari_y
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回答No.1

(血管造影に従事している)放射線技師です。 ご存知かと思いますが、動脈に空気が入らないよう細心の注意を払うのは、脳などの終動脈でエアーがつまらないようにするためです。動脈はそのまま体の各部位に流れてしまいますから危険です。 しかし、静脈においては、その後心臓にもどるので、右心房→右心室→肺動脈と流れ、肺の毛細血管にたどり着きます。 このとき、少量のエアーであれば、肺には非常に多くの毛細血管があるため、多少引っかかってしまっても、影響はありません。もちろん、多ければ肺梗塞を起こすでしょうが…。 また、そもそも肺は呼吸器官であり、空気交換に優れているため、「吸収」が可能らしいです(吸収という表現が正しいかは分かりませんが)。 お互い、エア抜き気をつけましょう~。

hebidoshi
質問者

お礼

カテ室にいらっしゃる方でしょうか。 静脈は肺で空気が吸収されるのですね。なるほどー!! とはいえ、なるべくエアが入らないよう頑張ります。 分かりやすい説明ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • sodenosita
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回答No.3

動脈なら、脳もそうですが心臓も怖いですね。脳幹梗塞や心筋梗塞などでしょうか。 静脈だとやはり肺塞栓ですね。

hebidoshi
質問者

お礼

心臓はほんと怖いですね。 ありがとうございました

  • sodenosita
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回答No.2

#1の回答が詳しいですので、補足だけ。 動脈系だと10ccのairで致死的となることがあります。 静脈系ではその10倍は必要です。成人なら150-200ccともいわれています。 ですので、動脈はやはり細心の注意が必要ですね。

hebidoshi
質問者

補足

知識が増えました。ありがとうございます。 やはりAラインは出血だけでなくエアにも十分気をつけていかなければなりませんね。 お忙しいところ申し訳ありませんが、もう一つお聞きしてよろしいでしょうか? 致死的とのことですが、それによって死亡する疾患はなんでしょうか? 動脈では脳、静脈では肺でしょうか?

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