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並列化について
計算処理において、並列に出来ることと出来ないことが あるとわかったのですが、具体的にはどういったことでしょうか? 例えば、重ねあわせが可能なら、並列化が可能といったような感じでしょうか? ご面倒かと思いますが詳しく教えてください。 よろしくお願いします。
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「何か計算した結果を使わないと、次の計算ができない」という場合には、並列にできません。 でも、うまく式を変形すれば、その計算待ちの回数(段数)を減らして、同時並行で計算を分担させることができます。 人間が作業するときと同じで、分担して各部品をつくっておき、最後に持ち寄って組み立てれば完成できることがあるのです。 例えば、1+2+3+4+5+6+7+8= を計算するときに、一つずつ足していくと、 (((((((1+2)+3)+4)+5)+6)+7)+8)= と7段階の結果待ちになります。一方で、 (((1+2)+(3+4))+((5+6)+(7+8)))= と最初にペアを作って分担させれば、3段階で済みます。(そのかわりに最初の1段階目は計算を4系列に並列できなければなりません) なお、上記は掛け算という回路を使わない前提で、足し算という同じ機能しかない場合、いくつか計算機を同時に稼動させると時間短縮ができるか、という例です。1機しかなければ、上のように順番に計算することになり、4機あれば下のように枝分かれするように分担させられるのです。 このように、計算方法=アルゴリズムを見直すことで、並列化=同時計算・分散コンピューティングができる可能性が生まれるわけです。