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老人ホームと高齢化についてです。
老人ホームと高齢化についてです。 だんだん高齢化してきているについて、老人ホームは どのような影響を受けているのでしょうか? またそれについての対策はどうしているのでしょうか? 詳しく教えてください。
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高齢化に伴い在宅介護の担い手が不足して施設利用者が増加すると思われます。 しかし、一方で介護保険財政が逼迫し施設利用者が増えれば負担も増えるギリギリの状況ですね。 さて、一般的な論議で見落とされている大切な事があります。 それは、高齢化=就労人口の減少です。 高齢者が増え、少子化と言われる子供達の減少に歯止めが利かない現状で推移すれば、働く人口も当然ですが激減して行きます。 施設・介護サービスの充実を図っても、働く介護者が大幅に不足すると言うことです。 国立人口問題研究所の推計では2035年には多くの街で就労人口が半減するデータが出ています 現在の人口分布の単純推計なので、流動化する人口を加味すれば変わりますが、日本国民総数の減少は確実です。 一般企業も働く人材が枯渇すれば大変ですよね その中で厳しい労働環境と言われる介護業界が人材を確保できるのか? 高齢化の陰に隠れて見落としている大切なことです。 薄給で厳しい労働環境を続けて行けば誰も介護業界で働かなくなります もう一点が高齢者の年金問題です 年金は自分が積み立てたお金を受け取るものだと思っている方が多いですが 実際は働く者が高齢者の年金を支える仕組みになっています このまま、就労人口が激減すれば年金を大幅に削減しなければ制度が崩壊して行きます。 消費税の福祉目的税化も検討されているように、税負担も増えると言うことです。 施設・介護サービスの拡充は介護保険負担を増やすけど、高齢者の年金は減少し、税負担は増えて行く… 完全に悪循環になっています もう対策を講じても手遅れと言われる中で可能な限り国民が理解できる道を模索している現状だと思いますね。 非常に寂しいお話です… では、今の施設や事業所の対策は無いのかな? 施設系では施設整備の借り入れを早期に完済してホテルコストで徴収する利用料を職員待遇に振り向ける… ただし、本来は改修費や建替えに備える費用である部分を振りかえるので、遠い将来に負担を先送りするだけの対処療法です。 職員も待遇改善を怠れば離職が進み、介護業界離れが多くなるでしょう 今年度からキャリアパスを取り入れる仕組みができますが、安易に考えれば取りのこされると思っています。 数年先、数十年先を見据えて考えている最中です。