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1990年からの日本経済の動向を分析するにあたって
1990年からの日本経済の動向を分析することになり、とりあえず統計資料を集め、グラフを作ったのですがどうつなげればいいか迷っています。 今のところ ・日経平均株価 ・実質GDP ・輸出入総額 ・地価の公示価格年別変動率 ・大企業、中堅企業、中小企業のDI値変動率 ・総資本経常利益推移(全産業・製造業) ・完全失業率の有効求人倍率 のグラフを作ったので、この視点から分析しようと考えています。 その他の視点からの意見でもかまいません。 アドバイスお願いします。
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そのグラフの羅列ではなぜ「この視点から」ということになるのか見えてきませんが。。 経済分析には、町の評論家とは別に一応セオリーというか切り口があります。 ・需要と供給 → 需要:GDPの構成項目とそれを補助する統計。GDP構成項目として家計消費、設備投資、住宅投資、在庫、公共投資、純輸出。消費の補助統計として新車登録台数、家電販売、スーパー・コンビニ・百貨店販売額、家計調査等。投資の補助統計として機械受注と鉱工業生産。公共投資の補助統計として公共工事における前払保証金工事請負高。輸出入の補助統計として通関統計。 → 供給:機械受注、資本ストック、建築着工床面積、鉱工業生産・出荷・稼動率、失業率と有効求人倍率 ・短期と長期 → 短期は毎月~四半期に出る統計で見る。長期は年間統計のトレンドで。長期の場合、経済構造が問題となってくるので、人口動態統計とか産業連関表などもみる ・実体経済と金融 → 金融面はまず物価として消費者物価、企業物価、賃金指数、商品価格、為替レート。 → マネーストック、短期金利、長期金利、国債発行、日経平均株価、倒産件数 ・国内と海外 → 米国GDP、中国GDP、ユーロ圏GDP、NY株価 ・景況感 → 日銀短観大企業製造業「業況判断指数」、非製造業「同」 → 国民生活公庫のDIで中小企業の業況判断をみる ・IT化の影響 → ECの取引額や商品構成の推移 日本経済全体の動きをカバーしようとしたらこれくらいは必要。これに加えて不良債権残高の推移、銀行や証券会社の破綻や統合、金融制度改革の推移、IT化の影響といった影響の大きい項目を加えれば相当分析できるのでは。