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なぜ国会では速記が?
(1)国会では速記が行われていますが、ビデオやテープなどが普及した現在、なぜ未だに速記なのでしょうか? (2)国会以外で速記の方が活躍しているところはありますか?(官民問わず)
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(1)たとえば、衆議院では、衆議院規則第201条に「議事は、速記法によってこれを速記する」 と決められているので、簡単に変更できないってことでしょうかねぇ。 (2)裁判所では不足気味のようです。
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- puni2
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前の回答を投稿したあとで,いろいろと検索していたら,こんなサイトをみつけました。 「速記の総合サイト ステノ2000」 http://www2s.biglobe.ne.jp/~L-Fairly/steno2000.html (ステノグラフィーとは速記のこと) それによると,田鎖式の発表は明治15年だったようです。 それと,「官」で速記者が活躍する場として,裁判所の速記官をあげるのを忘れていました。 法廷で当事者や証人の発言を記録する仕事です。ソクタイプという専用の仮名タイプライターを使う人が多いです。 これについては,最高裁が今後は人を増やさないという方針を出して問題になっています。詳しくは,このサイトや,前に書いた中公新書などをごらんください。
- puni2
- ベストアンサー率57% (1002/1731)
(1)回答No.1にあるような法的な問題もありますが,速記のほうが結果的には能率がよく,正確だ,ということもあるようです。 というと,意外に思われるかもしれませんが,その場にいればはっきりと一語一句聞き取れる会話でも,それを録音したものを聞いていると,あんがい聞きにくかったりします。 ステレオで録音したり,映像も録画したりすれば,かなり改善されますが,それでもナマの現場にいるほうがずっと聞きやすいです。 現在,国会ではすべての本会議・委員会をビデオ中継・録画しています。インターネット上でも見られます(新しいものに限りますが)。 もちろん,これを活用しない手はありませんので,速記者が,書き取った記号を文字に戻す(反訳という)際,疑問のある箇所については,ビデオなどでチェックするそうです。 しかし,基本的には「その場で聞こえた音を速記者が記録する」のが原則です。 したがって,ヤジが飛び交って大混乱になったような時は,発言が途切れ途切れになり,〔離席するもの,発言するもの多く,議場騒然,聴取不能〕などと注が入ったりします。 どんなに発言者が「発言した」と主張していても,速記者4名の耳に入らなかった場合(で,ビデオを再生しても聞き取れない場合)は,記録されないのです。 また,最近は地方議会などで,予算不足などから速記者を議場におかず,ビデオや録音テープなどで代用している場合があると聞きます。 しかし,その場合でも,録音したものを聞いて文字に直す,いわゆるテープ起こしの作業を行う際,速記者に頼んだほうが早くできて,能率が良いようです。 (2)官では,都道府県・市町村の議会が多いでしょう。民では,既出のような,講演・インタビュー・座談会などの発言を文字に起こしたり,本の原稿を著者が頭の中で考えて口述し,それを書き取る仕事などがあります。 (松本清張さんはよく,この口述速記で原稿の下書きを書いてもらい,それに手を加えて作品として完成させたそうです。) このほか昔は,新聞社に電話速記者という人がいました。出先から記者が記事を書いて,電話口で読み上げるのを,本社で受けて文字に直す仕事です。 ちなみに,兼子次生著『速記と情報社会 古代ローマから21世紀へ』という本が中公新書から出ていますので,読んでごらんになると面白いかと思います。 速記の歴史や現状,将来などについて詳しく,わかりやすく述べられています。 日本で本格的な速記を発明したのは,田鎖綱紀という人です(田鎖式)。明治の中ごろだったかと思います。 ヨーロッパでは,この本のサブタイトルのとおり,紀元前のころから速記者がいたとか。 (ただ,今手元にないので,詳しい内容を紹介できないのが残念です)
- Hiroki_myt
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(1) たしか、1チーム4人くらいいると思います。 もちろん録音やビデオも併用していると思いますが、 複数の速記者がいるのは、何人かが同時に話したこと や、野次がかぶっている部分を別々に聞いてすべての 言動を記録するためではなかったかと思います。 (2) 口演の書き起こし(しゃべりを文字に直す。講演 や落語など)が良い例です。 速記は、録音技術がないころから行なわれていたと 思います。