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百入茶(ももしおちゃ)の語源・由来

百入茶色(ももしおちゃ#1f3134)という色の語源や由来を教えて下さい。 http://www.colordic.org/colorsample/2381.html 検索にかけてみても、辞典で引いてみても色の名前ということしか分からず、困っています。 個人的な推理では、 色も薄灰青っぽい色で、お茶の名称ではないようなので、 「茶」に「百入」というのがかかっているのではと思うのですが。 それと、地名かもしれないとネットで探すと「新宿区百入町」がありましたが、「百人町」の打ち間違いのようでした。

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回答No.4

#2 ------------------ |やしお・-しほ【八入】 |(「や」は多数の意、「しお」は染色のとき染汁につける回数を表す接尾語) |何回も染汁に浸してよく染めること。濃くよく染まること。また、そのもの。 | |万葉-四一五六「紅の 八塩(やしほ)に染めて おこせたる 衣の裾も」 |―・おり【八入折り・八塩折り】 |幾回も繰り返し精製すること。「八入折りの酒」 |『国語大辞典言泉』 ------------------ 一般的に辞書では、該当語句は用例中に「―」とこのように示されるのが普通ですが、『言泉』では実際に漢字があてられています。万葉集では「八塩」となっていたようです。 「ひとしほ【一入】」という言葉は古語辞典にも載っていました。 このことから「~入」という言い方は、古くから存在していたといえますが、万葉集の事例からも、「~塩」という言い方も同じように古くから存在し使われていたことが分かります。 また「八入折り・八塩折り」という言葉から「八入染め・八塩染め」という言い方なども考えられ、それらが同時に存在していたとしてもおかしくないように思います。 明らかに違う色ということと上記を勘案しますと、“茶色がかっていないのに、「百入茶」にはなぜ「茶」が付くのか”という疑問は残りますが、No.2様のおっしゃる((同じ色だとした上で)どちらかからの転ではないかと私も思っていました)「入」から「塩」という変化ではなく、質問者様のおっしゃる 「紫褐色」→「百塩茶」 「薄い藍」→「百入茶」 という別の色を指す、それぞれの命名であったのではないかという気がしてきました。 その意味は、どちらも「何回も染め重ねた」ということで間違いないように思います。 長々と書いてしまいましたが、結局“「百入茶」にはなぜ「茶」が付くのか”ということは分からずじまいとなってしまいました。本当に申し訳ありません。 もしかしたら、以下のサイトの管理者の方が近いうちに答えを出してくださるかもしれません。たまにチェックしてみてください。 日本の伝統色辞典 465色 http://minagi.p-kit.com/page74763.html > 【色  名】 ももしおちゃ 百入茶 > 【同類語】 > 【由  来】 > 【解  説】 申し訳ありません。ただいま準備中です。 中途半端な回答になりまして大変失礼いたしました。

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回答No.3

No.1です。ニ分割になります。 > しかし、質問にもあったように「百入茶」ですと質問にあるURLのように薄い藍のような色が出てきます。 おっしゃるとおりですね。 以下の文言を見て、色の確認もせずに投稿してしまいました^^; 申し訳ありません。 > > 百塩茶 赤味の焦げ茶色。チョコレートに近い色を言う。百入茶とも。 読みは同じですが、ここは質問者様のおっしゃるようにそれぞれ「別の色」を指していると考えないといけないようですね。 同じ色を示す場合でも、サイトによっては多少数値が変わったりするものですが、その場合でも大体の色の傾向は決まっていると思います。 「百入茶」に関しては、「#1f3134/R:31 G:49 B:52」この数値で一致しているようです。 この色がほぼ間違いのないものだとして、仮に多少変わるとしても、「薄い藍」と「赤みを帯びた色」のまったく系統の違う二種類を指すということはちょっと考えにくいですね。 |【茶】茶を煮出したような色。黒味を帯びた赤黄色。茶色。 示されている数値が間違いではないのか(もっと赤みがかっているのではないか)ということも考えましたが、昔から(現在でも)実際に着物などにもこの色が使われていたようなのでおそらく間違いないところだろうと思います。 なぜ「茶」という漢字が入っているのでしょうか。不思議ですね^^; しかし「百入」の由来としましては、No.2様のおっしゃる説が有力ではないかと思います。 ただ、辞書をあたったところでは、「~塩」という言葉も実際に使われていて「百入」と「百塩」はほぼ同じような時期に存在していた可能性があるように思います。 ------------------ |はつしお・-しほ【初入】 |染色の時、初めて染液の中に入れひたすこと。ひとしお。 |―・ぞめ【初入染】 |一度だけ染汁に浸して染め上げたもの。 |やしお・-しほ【八入】 |(「しほ」は潮、転じて染料)幾度も染液に浸して濃く染めること。また、そのもの。 |『広辞苑』 ------------------ |やしおのいろ【八入の色】 |繰り返し染料液に浸して染めた濃い色。 | |「紅の―になりにけるかも〔万葉 3703〕」 |『大辞林』 ------------------ |やしお・-しほ【八入】 |布を幾度も染め汁に浸して濃く染めること。また、その染めた布。 | |「紅の―に染めておこせたる衣の裾も通りて濡(ぬ)れぬ」〈万・四一五六〉 |『大辞泉』 ------------------ #1

noname#204879
noname#204879
回答No.2

私見ですが… 「いっそう」とか「いちだんと」という意味で「ひとしお(ひとしほ)」という言葉があります。 この「ひとしお(ひとしほ)」は「一入」と書き、布を一度染め汁に浸すことでもあります。 何度も浸して良く染めることは「八入」(やしほ)と言うようです。 何度も何度も何度も(回数多く)染める意味で「百入」(ももしお)と書くようになったのではないでしょうか? ちなみに、「百入茶」は「百塩茶」とも書くようです。「入」→「しお(しほ)」→「塩」となったのかも。

aserorara
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 「百入茶」から「百塩茶」へ変わっていったという意見ですね。 しかし、lyricsさんへのコメントにも書いてあるように、「百入茶」「百塩茶」両者で色味自体も変化したのは何故なのでしょうか。

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回答No.1

こんばんは。 次のような説明を見つけました。 百塩茶(ももしおちゃ)とも言われるみたいです。 http://ameblo.jp/amitie2001sg/theme-10002271985.html > > 百入茶/ももしおちゃ > > 染色からきた色名 > > 百回にたとえるほど幾度も染液に入れて染めた茶 そもそも「茶色」の世界 http://homepage2.nifty.com/taigu-soh/tyaironosekai.html > > 百塩茶 赤味の焦げ茶色。チョコレートに近い色を言う。百入茶とも。 日本伝統色名の由来 http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakamaki/yurai.html > > 百塩茶(ももしおちゃ) 回数を多く染浸す意味で、何回も染重ねた濃い紫褐色を言う。「羊羹色」とも言う。 51.百塩茶(羊羮色) http://www.joho-kyoto.or.jp/design/col/col_051.html > 百塩の「百」は回数の多いこと、「塩」は「入」で浸染をいい、何回も染め重ねた濃い色を指す。「百塩茶」はその染法から名付けられた江戸時代の染色だが、古代の「紅の八塩の色」(前出)の八塩もこれと同じく濃染を指す。百塩茶は『手鑑模様節用』の染色譜に見えており、その色調は赤味の焦茶色で、今日の「チョコレート色」に近い。 > 英名「アラビアン レッド」-アラビアの暗い赤。 <色相別日本の伝統色名> http://kimonodehachijo.fc2web.com/iro2.html > 百塩茶 ももしおちゃ 百塩の「百」は回数の多いこと、「塩」は「入」で浸染をいい何回も染め重ねた濃い色をいう。「羊羹色」というのは「百塩茶」のこと、とある。その染色は楊梅皮と蘇芳が用いられたと思われる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%B1%86%E8%89%B2#.E7.99.BE.E5.A1.A9.E8.8C.B6.E3.83.BB.E7.BE.8A.E7.BE.B9.E8.89.B2 > 百塩茶・羊羹色 「百塩茶」⇔「百入茶」となった理由がいまひとつ分かりにくいですが、言葉の意味するところは「何回も染め重ねた」という上の記述通りと考えていいのではないでしょうか。

aserorara
質問者

お礼

説明と詳しい参照URLをありがとうございます。 同じ読みがなで「百塩茶」とも書くのですね。 赤味の焦げ茶色、チョコレートに近い色、紫褐色、ヨウカン色、アラビアンレッド… googleの画像検索でも表現に近いものが出ますね。 しかし、質問にもあったように「百入茶」ですと質問にあるURLのように薄い藍のような色が出てきます。画像検索でも。 これは、「百塩茶」と「百入茶」が別の色であるとも考えられるのではないでしょうか…。 両者が混同されているにしては、漢字によって、はっきりと色が別れていますし。