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円の値上がりと外貨準備高
時事英語の教科書の例文の日本語訳に 「日本の外貨準備高は、円の大幅な値上がりを避けるための大規模な介入の結果、史上最高の6300億ドル近くまで膨らんだ。」 とあるのですが、日本語の意味がよくわかりません(^^;)。 まず最初に、「円の値上がり」とはドルに対する円の数値が高くなることですか(たとえば1ドル120円とか150円とか)。そうだとしたら、円の価値が下がるということですよね。(たとえば今は1ドル100円以下だから、円の価値が高いけれど円の値段は安いということですか。 次に「円が値上がりすると外貨準備高が多くなる」というのならわかるのですが、円の値上がりをおさえるとどうして外貨準備高が多くなるのですか。 初歩的な質問で済みませんが、教えてください。 よろしくお願いします。
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「日本の外貨準備高は、円の大幅な値上がりを避けるための大規模な介入の結果、史上最高の6300億ドル近くまで膨らんだ。」 円高とは、ドルに対して円の価値が上がることで、1ドル=100円から1ドル=90円になることです。 円高を嫌う産業界や日本の経済運営の都合上、為替介入として円を売ってドルを買い込み円の価値を下げることを日銀がします。 モノの値段は、多く買われると上がり、売られると下がります。 株も為替も同じ動きをします。 したがって、日本の円高抑止為替介入でドルが国内に貯ります。 これを外貨準備高となります。 日本にとって外貨準備高増は、ありがたいことは何もありませんが、09年初に中川財務大臣のときに、IMFに史上最大の貸出し枠を与えて世界各国から賞賛を浴びました。
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- oshinabe
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円安に誘導しようとする場合、円を為替市場に大量に売りに出します。ただでばらまくわけではないので、当然ながら売った際の利益が出ます。その利益が「外貨準備高」という奴ですね。現金のままというわけではなく、大体は米国債という形になって保管されます。 安めに誘導しようと円を売れば売るほど外貨準備高(=米国債)が積み上がっていく事になりますね。 脳が足りない政治家がたまに「外貨準備高を取り崩して景気対策に」なんて言いますが、取り崩すということは米国債を売りに出してドルを調達、そこから円に換金する必要もあるので円の需要が高まり円高になります。 また量にもよりますが日本が保有する米国債を一斉に売りに出せば米国債が暴落。ひいてはドルの暴落、アメリカの経済力の致命的低下を招きリーマンショックなんて比較にならない大混乱を世界にまき散らす事になるでしょうね。
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よくわかりました。 ご回答ありがとうございました。
- rikukoro2
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「時事英語の教科書は知らないのですが・・・ 円の値上がり」は円高を指すのではないでしょうか? ドルに関して円の価値が上がると捉えるのだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。
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よくわかりました。 詳しいご説明ありがとうございました。