数学の理論って良いとか悪いとか好きとか嫌いとかで使う物ではなく、その理論を使うとうまく問題が解けるとか問題を解くためにはどうしてもその理論を使わなくちゃいけないとかで、(ある意味で)仕方なく使うものだとおもうのですが。
まぁ、そんなこと言っても始まらないので、一つお話を。
二次関数についての話ではなく二次関数のグラフ(放物線)についての話です。
衛星放送の電波なんかを受信するのに使うパラボラアンテナってありますね。
パラボラとは放物線(放物面)という意味なのですが、パラボラアンテナは放物線(放物面)が持つ「軸に平行な光線が放物面で反射すると必ず焦点を通る」という幾何学的性質を利用した物なのです。
パラボラアンテナを真っ二つに切ってみると、その切り口は放物線になっています。
静止衛生の方向からやってくる微弱で平行な電波をパラボラで反射させて、ちょうど焦点の位置にある受信機のところで微弱な電波を集めて束ねて大きな信号として受信しているのです。
空中に受信機だけをぽつんと置いても、衛生から来る電波は微弱だし、衛生以外からもノイズとしていろんな方向から電波が飛んできているので、とても衛星放送の電波だけを受信することなんかできません。
パラボラアンテナは衛星の方向からやってくる電波だけを受信機に集めるために便利なのです。
昔の人がこの放物線の性質を知っていて、しかも放物線が二次関数のグラフの形だと知っていたからこそ、パラボラアンテナを作って衛星放送を見ることが出来るのですね。
これは二次関数の"良さ"というよりも、二次関数固有の"特徴"なのですよ。その特徴は応用する場面によって良くも悪くもなります。
お礼
ご丁寧に回答してくださって ありがとうございました!!!! 参考にさしていただきます☆