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スパッタリング
アルミホイールなどに用いられる、 スパッタリングとは、 何のことですか?
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No2さんがメッキではないとおっしゃるので書き込んでいます。 厳密には、スパッタリングは「真空蒸着」とも違いますね。 スパッタリングは一旦真空にしたチャンバと呼ばれる箱の中に、アルゴンのような希ガスを注入し、高電圧(数千ボルト)をかけてイオン化したガス粒子をターゲットと呼ばれる金属に高速でぶつけ、叩き出された金属粒子を品物の表面に皮膜形成するものです。 具体的に真空蒸着とスパッタリングでは何が違うかというと、 (1)真空蒸着は金属を加熱・蒸発させて皮膜形成するのに対し、スパッタリングは金属を加熱することなく皮膜形成できます。 (イオンがぶつかるので、金属の温度は上昇しますが・・・) (2)真空蒸着では皮膜は薄く乗っかっているだけなので、すぐにはげてきます。そのため、トップコートと呼ばれる塗装が必要です。 それに対し、スパッタリングは金属粒子が高速で品物表面にぶつかります。アンカー効果により密着度は向上し、はげにくくなります。 (あくまでも表面なので、傷がつけばはげます) (3)真空蒸着に使われる金属は、融点の低いアルミなどに限定されます。 それに対し、スパッタリングはほとんどすべての金属で使えるのみならず、熱溶融することの難しいセラミックでも使用することができます。 などなど、専門的に書けば限がないのですが、乾式メッキというくくりのなかでは真空蒸着と同じくくりです。メッキというと、電解液(金属イオン液)の湿式メッキと、先に書いた乾式メッキが含まれます。 だからNo1様の答えも間違いではないのです。 質問者様も興味があるなら、調べるといろいろ出てきますよ。
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- ImprezaSTi
- ベストアンサー率26% (534/1995)
No1さんで、「簡単に言うと「メッキ」です」と書かれていますが、実態は全く別の表面処理方法です。 日本語で言うと「真空蒸着」です。文字通り、ホイールを真空中に固定して、金属(アルミ等)を加熱して蒸気にして、それをホイール表面に付着させるものです。 金属付着自体の強度は弱いので、上からコーティングを行います。(そうしないと、触っただけでも剥がれます) あと、直線的にしか飛んでいきませんので、裏側とかは蒸着がしにくく、何度かに分けて行いますが、何層かになりますので、剥がれやすくなります。表面に汚れが付いていると、それを機に剥がれますので、処理前には十分なクリーニングが必要です。 学生時代に、物体への電極作成で良くやりました。金(きん)蒸着ですとガラス面に薄く蒸着して光を通すと、緑色に見えます。10円玉にアルミ蒸着して見た目100円にたこともあります。(もちろん、直ぐに剥がしましたが) アルミを何10層かにすると、箔となってぺろりと剥がれます。 あまり特別な表面処理方法ではありませんが、見た目が綺麗です。装置自体は、ホイールが入る程度+真空ポンプが必要ですので、ある程度大がかりになります。 てなところでしょうか。
- MNH10W
- ベストアンサー率48% (2859/5926)
簡単に言うと「メッキ」です こちらをご覧ください ホイールへのスパッタリングについて http://iworks.fc2web.com/mekki3.html