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低所得者層はどのような政治行動をとるのが合理的ですか?
高所得者層の場合、どのような政党を支持するのが合理的かと言えば、やはり小さな政府路線の政党ということになると思います。自分たちの所得を低所得者層に多く再配分されるより、経済成長を最重要視し、低所得者層でも一発逆転で高所得者への道が一定程度開かれることで形式的平等を夢見られるようなビジョンを持った政党が好まれると思います。 一方、低所得者層の場合、大きな政府路線の手厚い社会保障路線の政党を支持すれば合理的かというと必ずしもそうではないのかもしれません。というのも、社会保障を手厚くするといっても低所得者層の中で差別化が行われて自分たちが損をするのではないかという猜疑心が芽生えると考えられるからです。たとえば、現在の政治状況で言えば、子育て世帯ばかりを優遇し低所得の独身者や低所得の子供のいない夫婦が割を食うのではないかという不安を持つからです。もっとも、実際には子育て世帯ばかり優遇されているわけでもないと思いますが、報道などからはあまり伝っていない気がしています。 要するに、低所得者層の中での分断が起こるわけですが、私が小さな政府路線の支持者ならこの不安を煽りますね。というか、小泉内閣はそれだったのかもしれませんが…。 ひょっとしたら低所得者の間で対立が起こり、結果として高所得者が有利な方向に振れる可能性があるのかなと思ったんです。 こういった状況で、低所得者層はどのような政治行動をとれば最も合理的なのでしょうか?
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noname#118718
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お礼
>大きな政府による過剰な規制により、恩恵を受けている高所得者も(特に日本では)少なからず存在…場合によっては、小さな政府のほうが今の低所得者は恩恵を受ける可能性もあるかもしれませんよ。過剰な規制が事実上参入障壁になっている部分があり… 規制によって恩恵を受けている高所得者やチャンスに恵まれない低所得者もいるんですね。そして、規制によって、低所得者・高所得者が固定化されているかもしれません。大きな政府にしろ小さな政府にしろ規制緩和は必要だと思います。 >子育てしない人も老人になって老人福祉を得る場合、その原資は、その子育てした家庭で育った子供が大人になって、その人たちの労働力によってもたらされた税収に依存する…、子供を育てている世帯を優遇をすることは、一定の合理性があります。 私も全くその通りだと思います。 >長期的な視野に立った大局的な思考、ある一定の合理的な思考が必要で、目先の利益だけにとらわれると、確かに低所得者の中で対立が起こるかもしれません。なので、低所得者の政治行動は、低所得者間での議論でどのような政策が長期的に見て公平なのか議論して、そのことを共有することが重要なのではないでしょうか。 なるほど。低所得者間の議論による利害認識の共有が必要ですね。低所得者の場合、日々の暮らしが大変なこともあり、長期的な視点で物事を考えにくい状況にあると思うんです。たとえば、「子供手当てをパチンコに使うんじゃないか?けしからん!子供手当てなんて許せない」みたいな論調ってまさにそれだと思っています。短期的なことばかり考えていると自らの首を絞めることになる、そんな気がしてならないんです。 ありがとうございました。