無関心な人には2種類います。
本当に無関心な人。
投票したどころで何も影響がないと思っている人。
どちらにしても、政治には関心が薄く、ワイドショーが切り取った悪いイメージしかありません。
単純に言うと平和ボケの一種です。
マツリゴトはお上に任せているから、関係ない世界だと思っているのです。これは悪しき日本の伝統です。
投票している人でさえ、個々の政治家が我々国民の代表であることさえも、仕組み的には知っていても、感覚的にはそうとは思っていない人が多くいます。
政治家は中央から派遣されてきた力を持っている人、ある家柄、ある特殊な能力、ある団体の代表がなるもので、政治家が自分の生活と繋がっているとは思っていません。
あまりに遠ざかっている(親もその上の代も)為に、生活に政治が関わっているとか、公共サービスの改善は政治で変えれるとか知りません。
多少、不満があろうが、お上が言っていることだからショウガナイと我慢したり、文句を言っても役所や政治家への愚痴で終わりです。
このまま悪政で食べれなくなったとしても、政治のせいだとは思わないほどになっていると思います。
政治の話をしても続かないという経験は私もよくあります。
っと言うよりも殆どそんな感じです。考えたこともないので、何のことやら分からず、意見もありません。どうでも良い単なるツマンナイ話です。答えが返ってきても、政治家、金。金持ちは悪人。ワイドショー受け売りの単語で終わりです。
民主主義といっても戦前から日本の政治の実態は官僚が行っています。今までは安定と成長に寄与してきたことは間違いありません。本当の意味で政治家が政治を行っていたのは、良くも悪くも角栄さん位しかいません。官僚が首尾よく政治を行う上で不可欠なのは、国民の介入を防ぐことです。国民の介入とは国民の支持を受けた政治家を作らないことです。
投票率の低下は国民の意見がそれだけ反映されず、官僚へのコントロールもうまく行かなくなります。
政治家が悪いから政治が悪い。などと言う人は報道の仕方が悪いのもありますが、関心がないのと同様です。
官僚の戦略にまんまとハマっています。
本来的にに政治家は、我々の代表であり、
新しい法律や、法律の改正を行い、
官僚に指示をして速やかに政策を実行するものです。
政治家は常に我々の味方と言うよりも、
我々が派遣する兵隊です。
働きが悪かったら、忠告し、ダメな場合は次々に変えていくのが当たり前です。
日々の生活疑問を持たないのも気になります。
子供を遊ばせる公園がないとか。道路が危ないとか。
安いはずなのに小麦が何で年2回ぐらいの価格改定しかないんだとか。
なぜ牛肉が高いのか、オーストラリアドルが半額になっても関税のためにいつもどおりの値段で販売されているまではいいけど、その関税、国庫に入らず何処の懐に入っているんだとか。
ETCで安くなって、機械買うのに助成金が出るのはいいが、その利益がなんか変な団体に入っているなとか。高速道路無料にすると、維持費どうのこうのより、ETC要らなくなって、その変な団体の利益なくなっちゃうなとか。
テポドン落ちてくるかも知れないのに避難訓練しなくていいのかなとか。
関心といっても、別に昨日と今日とで支持する政党、政治家を変えても良いんですけどね。
結局のところ、政治に関心を持つのは権利だと思っていないからでしょう。政治献金にしても誰も国民の権利だとは思っていませんから。
努力して我々の権利を奪い取った、っと云う経験がないせいかもしれません。一度、北朝鮮なんかに支配されたほうが良いかも知れません。
。。。すいません、投げやりで。
これからも、知人には地道に話をして、誰でも良いから投票することを呼びかけ続けていきます。
お礼
ご指摘の二種類の人々の問題は同根だと思います。全く考えないか、理解できないから考えるのをやめてしまったかの違いでしかありません。よく経済一流、政治三流などとまことしやかに言われ続けました。よく考えてごらんなさい。政治三流の国が、世界第二位の経済大国で有り続けるのは不可能です。日本の政治はダイナミックさこそ欠けていますが、その政局において重要な問題に関しては、概ね適切な運営を行ってきたのです。その縁の下の力持ちが官僚です。しかし彼らに重要な判断を任せ続けていいのでしょうか?国民がボケている間に官僚は着々と次の一手を打っています。いつまで官僚の静かな支配が続くのですか。今こそ、皆が望む社会を実現させたければ、議会にその意見を反映させなければなりません。ワイドショー政治は愚民政策であることに気づくべきです。「オレ達をバカにしやがって」と怒るべきです。なぜ働いてもロクな家の一軒も建たないか考えるべきです。回答を拝読するにしたがい、思わず吹き出してしまいました。興味深いご回答をいただきありがとうございました。