• 締切済み

蜷川幸雄について

蜷川幸雄さんはどういう人ですか? テレビ等での発言を聞いたり、見たりする限り「いつも怒っていて怖い人」というイメージしかありませんが。

みんなの回答

回答No.1

知り合いではないので(笑)、メディアで見聞きする範囲の情報 ですから偏っているかもしれませんが。。。 確かに、気に入らない演技をする俳優に灰皿を投げつけたというのは 有名なエピソードですし、ニナガワスタジオ出身の役者さんは 「パイプ椅子を投げられそうになった」とインタビューで話しています ので、確かに厳しい方なんだと思います。 普通は稽古に入る“本読み”の段階では皆さん台本を“読む”のが 普通ですが、蜷川さんの舞台の場合、稽古が始まるまでにセリフは 完全に覚えていかなければならないそうです。 稽古も直ぐに立ち稽古になり、本番と同じ衣装を着けて稽古をする というのも特徴らしいですね。 ただ「投げる前にコップの中身を捨てている」というエピソードも 聞きますので、激昂してというより、計算ずくなのかも?とも思います。 またベテランの役者さんに対しては、上記のような事をする事は無く その方のやり方をまずは尊重されると聞いた事もあります。 ただ、役者を「育てよう」という気持ちの強い方らしく、また 自分自身にも厳しい為、藤原達也さんや小栗旬さん等は、蜷川さん をかなり慕っているようです。 厳しいことも言っていますが、インタビュー等でも若手俳優さんを 褒めるべき所では褒めている、という印象を私は持っていますし 千秋楽など舞台に上がるときは、とてもにこやかな方だと思います。 カリギュラの稽古の際は、忙しい小栗君の首筋を氷嚢で冷やして あげたりしたそうですよ。 海外での評価も高くそれゆえに「世界のニナガワ」とも言われ シェイクスピアの演出では日本では第一人者ではないでしょうか。 どんなに演出しづらくても、脚本家には脚本家の意図がある、 という信念のもと、セリフは極力変更せず、そのまま上演する、 というのがポリシーだそうです。

関連するQ&A