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蜷川幸雄について
蜷川幸雄さんはどういう人ですか? テレビ等での発言を聞いたり、見たりする限り「いつも怒っていて怖い人」というイメージしかありませんが。
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- min10min18
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知り合いではないので(笑)、メディアで見聞きする範囲の情報 ですから偏っているかもしれませんが。。。 確かに、気に入らない演技をする俳優に灰皿を投げつけたというのは 有名なエピソードですし、ニナガワスタジオ出身の役者さんは 「パイプ椅子を投げられそうになった」とインタビューで話しています ので、確かに厳しい方なんだと思います。 普通は稽古に入る“本読み”の段階では皆さん台本を“読む”のが 普通ですが、蜷川さんの舞台の場合、稽古が始まるまでにセリフは 完全に覚えていかなければならないそうです。 稽古も直ぐに立ち稽古になり、本番と同じ衣装を着けて稽古をする というのも特徴らしいですね。 ただ「投げる前にコップの中身を捨てている」というエピソードも 聞きますので、激昂してというより、計算ずくなのかも?とも思います。 またベテランの役者さんに対しては、上記のような事をする事は無く その方のやり方をまずは尊重されると聞いた事もあります。 ただ、役者を「育てよう」という気持ちの強い方らしく、また 自分自身にも厳しい為、藤原達也さんや小栗旬さん等は、蜷川さん をかなり慕っているようです。 厳しいことも言っていますが、インタビュー等でも若手俳優さんを 褒めるべき所では褒めている、という印象を私は持っていますし 千秋楽など舞台に上がるときは、とてもにこやかな方だと思います。 カリギュラの稽古の際は、忙しい小栗君の首筋を氷嚢で冷やして あげたりしたそうですよ。 海外での評価も高くそれゆえに「世界のニナガワ」とも言われ シェイクスピアの演出では日本では第一人者ではないでしょうか。 どんなに演出しづらくても、脚本家には脚本家の意図がある、 という信念のもと、セリフは極力変更せず、そのまま上演する、 というのがポリシーだそうです。