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教員養成課程が6年になることについてみなさんどう思いますか?
免許更新制を廃止して、教員養成課程を6年にするそうですが・・ 僕はあまり意味があることとは思いません。 教員の質の向上と言いますが、2年増えたからといって何が変わるのでしょう? 大学院卒の教員だけになれば”まじめ”な人間が多くなる・・と本気で思えますか? 短大卒程度の教員でもまじめな先生だっているんです。 要は、根本的な問題は個人の性格、考え方だと思うんです。 それに6年制になったら 教員になりたいって人も減るのは間違いないですよね。 学費の面ももちろんそうですが、 6年というだけで敷居が上がりますから。 それに教育実習が1年というのも受け入れる学校からしたら大変だと思うんです。 みなさんは教員養成課程6年についてどう思いますか?
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質問者が選んだベストアンサー
質問に正面から答えることはなかなか難しいかもしれませんが、 質問者があまり考えておられない側面から、私見を述べてみたいと思います。 現在、教育現場では非正規雇用の先生が多く働いているということです。 少子化社会ですから、臨時の先生を使うことで将来の教育コストを引き下げるねらいがあるのでしょう。 非正規雇用の先生の多くは、大学を出たばかりの経験の浅い先生です。 (退職後の再雇用の先生ももちろん一定数存在します。) 学部の4年間を終え、大学院に籍を置く学生を1年間教育実習を受け入れるとすれば、ほぼ無給で同等の授業を1年間実施することができるようになります。教育コストとしての(行政側の)利点は明らかでしょう。 ところで実習を受け入れる側の学校の負担ですが、 実習の指導・評価などで相当の多忙化が予想されます。 現在の教育実習は2週間から4週間といったところでしょうか、 とすれば、1年間なら約10倍~20倍の負担増となります。 しかし、現在教師には残業手当は支給されませんから、コストの増はゼロに近いはずです。病休や過労死などは増えるかも知れませんが、そのコストは非正規職員の給与が節約できることを考えれば安いものかも知れません。 そういうわけで、教育実習期間の延長は教育の質をさほど低下させることなく、教育コストの低減の面で大きな効果をあげることが可能になると考えられます。 さて、これが教育の質の向上につながるかどうか、そこが問題ですが、 考えてみる価値があるかどうか、それも疑問です。
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- honde
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すくなくとも初任者の年齢が今より上がる点は賛成。 大学出てすぐのガキに教えられるのはちょっと勘弁してほしい。 最低3年くらいの社会人経験なんかがあったほうがいいかも。
お礼
3年の社会人経験は確かにそうかもしれないですね。 ありがとうございまいた。 参考になりました。
- jikokenno
- ベストアンサー率27% (23/83)
教員養成課程6年 ↓ 資格保有者減 ↓ 受験者数減 ↓ 採用されやすくなりラッキー!
お礼
なるほど。 ありがとうございました。
- papabeatles
- ベストアンサー率15% (316/2083)
反対です。教師の給料って国公立の大学を卒業した人たちの中ではおそらく最低のレヴェルだと思います。私は定年前のヒラ教師ですが大学の同期生の多くは係長、課長、部長などの役職がついてそれなりの給料をもらっていると思います。 校長がこぼしておりましたが卒業生の同窓会に行ったらみんな校長よりも年収が多かったと嘆いていました。 現実に私の妻は看護学校にしか行っていませんが、給料は私よりも遙かに高いので今でも私に給料明細を見せてくれません。子供の扶養は妻になっております。 教育実習の経験がある人なら分かると思いますが1月でも毎日寝られぐらい大変で約半分の実習生は「教師は向いていません」と弱音を吐いているのが実態なのです。
お礼
そうですよね。 たった1ヶ月の教育実習が大変だからやめる実習生が多いというのに 1年・・しかも大学院の実習生が先生になりたいと思えるのでしょうか? 安月給で今は教師に対する視線も厳しいです。 今の先生でもいい先生は山ほどいるんです。 ただ、一部の悪い先生が多いというだけで・・こんな政策早くやめてほしいです。 実態を把握した上での政策こそ、国民のことを考えた政策だと思うんです。 政治の人気取りで簡単に政策を進められたら溜まりませんね。
- publicpen
- ベストアンサー率37% (991/2627)
反対です。特に理数系教師は そもそも「教師志望」が殆どいなくて「研究者崩れ」が多いです。 大学院などで挫折したり進路変更した人が多く、彼らが日本の中高における理数教育を支えています。 もし6年制にしてしまったら日本の理数教師を目指す人は激減してしまい、どえらいことになると思いますね。 趣旨としてはすごく分かりますけど、それならば大学教授と同等の権限や給料を公立学校にも与えないと、費用対効果でより良い口に流れるに決まってるじゃないですか。 修士号を義務付けてる国の多くは、大学以降も授業料が無料で、また先生の社会的地位が高い国です。 日本でこれをやると優秀層はより良い方の 「じゃあ医学部行こう」「じゃあ大学に残ろう」となりますよ。
お礼
なるほど。 理数系の教師であれば大学院までいけば、安月給で教師になって頑張ろうなんて思う人少なくなりますよね。 その通りだと思います。 先生の社会的地位も今の日本は決して高いとは言えない。 するどい視点からの回答ありがとうございます。
お礼
>学部の4年間を終え、大学院に籍を置く学生を1年間教育実習を受け入れるとすれば、ほぼ無給で同等の授業を1年間実施することができるようになります。教育コストとしての(行政側の)利点は明らかでしょう。 >そういうわけで、教育実習期間の延長は教育の質をさほど低下させることなく、教育コストの低減の面で大きな効果をあげることが可能になると考えられます。 そんな狙いがあるのですか・・ ただ働きさせて、今の非正規雇用の穴埋めをしようと・・ コスト削減とは言え、とてもいい策とは思えませんね。 教師の質をあげるどころか、要は日本の予算削減のための政策なわけですね。 まったく怒りすら覚えます。 先生の質をあげる政策なんてよくも言えたものだと思います。 ありがとうございました。