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有料老人ホームでのお葬式
- 有料老人ホームでのお葬式の急増に関して周囲の入居者たちは驚きを隠せない。
- 高額な費用を支払って入居した老人たちは、提携病院での手厚い治療を期待していた。
- 他の施設ではどのようにお葬式に対応しているのか気になる。
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質問者が選んだベストアンサー
看取りという言葉を聞かれた事があるでしょうか。 これは自宅や施設で、ご家族や職員に最期を看取られ人生の終焉を迎える事です。 病院での延命治療を望まないで、静かに人生の最後を迎える… 一人でなく、ご家族や馴染みの職員に看取られて… これはご本人、ご家族のご希望を受けて施設で対応させて頂いています。 決して諦める事ではありません。しかし、人は必ず最後がやってきます。 その時をどこで、どういう形で迎えるかを決めて頂ければ、可能な限り安らかに対応させて頂いています。 一方で高齢者は複雑な基礎疾患を持っておられます。 今は人生90歳でも元気な時代です しかし、身体機能はギリギリの中で生きています 今日、お元気な方であっても明日の朝は分かりません。 これは病院だろうが、ご自宅であろうが同じだと思います。 少し違うのは、変調を早く発見できて可能な限りの手が尽くせる事です。 しかし、それも及ばない… 僧侶が施設へお越しになる事はあります ご相談のように、お通夜を施設で行われるのは素晴らしいと私は考えます。 多くの施設は外部の葬祭会場でお願いしたいと… 住み慣れた家で最期を迎え、家から葬儀を出す これが本来の姿だと高齢者はお話しされます。 私の施設でも急変で発見時には心肺停止状態の方もあります。 看取りを望まれた方には最善の措置を持って対応させて頂いています。 お部屋は次の方が入居されます。 その前に、ご僧侶へお越し頂いてお部屋の祈念をして頂いています。 ご僧侶がお越しになる際には、時間帯を考え他の入居者が不在時にお願いするよう努めていますが、正面玄関からお入り頂くのは普通だと考えています。 *ご遺体を搬送する際は裏口を使用します。 ●施設では、重度化された際の指針や看取りに対する承諾書を頂いています。 看取りの意思確認も入居契約時に行っていても、終末が近くなったと医師から助言頂いた際に、ご家族に医師の説明を受けて頂き、施設としてご家族のご希望を再度確認しています。 ●ご家族が延命治療を望まれた場合は提携医療機関で必要な措置を取るよう努めています。
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- 11otosann
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No1です。 小規模多機能居宅介護事業はこれから更に伸びていくべきサービスだと考えています。 これは私の管理する施設ですが、居住歴も最長は20年を超えています。 多くの皆様はご家族もありますが、施設での最後を望まれています。 これは悪い意味ではありませんが、終末の事を話す機会があるからだと思いますね。 人生の終焉を話しながら、今を精一杯に楽しく過ごそうとお話ししています。 安易にお話しすることではないですが、大切な事だと思っています。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 看取りのことについては、よくわかりました。しかし、これは 身寄りのないお年寄りにとってはいいことかもしれませんが、 家族や帰るべき家が有る人にとっては違います。 私の父親は、本当は帰ってきてくれと言って欲しかったと言い 乍ら亡くなりました。他の入居者の方に、このまま最後まで当 施設で過ごされるのですかと訊くと、たいていの人は思わず驚 愕し怒りを露わにして、「最期がどうなるかは誰もわからないし 考えたこともない」と言います。私自身もそう思います。 人間の心理は複雑です。おそらく、この質問には他に回答される 方はないでしょう。私としては、高齢者が住み慣れた地元で、家 族に囲まれながらケアを受けることのできる小規模多機能型居宅 介護施設に最後の望みを託しています。