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差別問題
「抑圧されている人に発言権を与えるために便宜を図ってこそ、 公平で民主的な社会になる」もちろん、便宜を図ると被抑圧者は いつまでも自立できず、差別がいっそう強まることになって、 本当の差別撤廃につながらないという面がある こういう文があったんですけど、「便宜を図ってこそ公平で民主的な 社会になる」と「便宜を図ると~~」の文がわかりづらいんですが これは簡単にいうとどういうことなんでしょうか? よろしくお願いします。
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個人的な解釈ですが >便宜を図ってこそ公平で民主的な社会になる」 例えば、大学入試の機会だけを全ての民族に平等に与えても、抑圧されているために貧困に喘ぎ、 学校に通うこともままならない少数民族にとってはそのチャンスを十分に活かせません。 そういうときにただ機会のみを平等にするのではなく、積極的な是正措置(その少数民族専用の奨学金制度を作るとか、入学者の一定割合がその少数民族出身者となることを義務づけるとか)することで、実質的な公平を実現することが可能になります。 実際、アメリカでは黒人やラテン系の平均の学力が低く進学率が低いことを是正するために、 大学において一定枠の確保(理想としては黒人の全人口に対する割合と同一の合格確保)が行われています。 >「便宜を図ると~~」 抑圧されている人々に対して優遇しすぎれば、多数派は少数派が甘やかされていると認識して怒りを感じるでしょう。 そして、その怒りは結果として社会内部での対立を激化させ、さらなる差別を生み出す危険性を孕んでいます。 また、真に差別をなくすには最終的に少数派が優遇されなくてもいいように地力をつけるのが必要なわけで、 いつまでも優遇してるとそれに頼って地力がつかないことになりかねません。 こんな感じでいかがでしょうか。 参考リンクはウィキペディアの「ポジティブ・アクション」(アファーマティブ・アクション)の記事ですが、参考になると思います
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>抑圧されている人に発言権を与えるために便宜を図ってこそ、 公平で民主的な社会になる この部分には何の問題もないでしょう。世の中にはこういった正論がなかなか実行できない国や事例がたくさんあります。中国のウィグル系民族差別の問題などが代表です。日本でも外国人の参政権問題がありました。感情を交えずに判断しなければならないと思います。 >もちろん、便宜を図ると被抑圧者はいつまでも自立できず、差別がいっそう強まることになって、本当の差別撤廃につながらないという面がある これは”もちろん”といえるかどうか私は疑問だと思います。「便宜を図る」よりも、彼ら被差別者のほうで、実力で公平な社会を勝ち取るのが健康的な社会のあり方だだという考えなのでしょうか。これは危険な思想だと思います。むしろ権力者側の勝手な理屈だと考えるのがよいかもしれません。 日本の部落問題における逆差別のことや去年呉れのネットカフェ住民問題の救済などを念頭に置いた議論なのかもしれませんが、差別問題一般から見れば特殊な事例だと思います。 誰が、どのような主旨で主張しているかということを注意深く見詰める必要があるでしょうね。
お礼
返信ありがとうございます よく意味がわかりました。助かりました。