- ベストアンサー
コミュニケーション障害児就学について
- コミュニケーション障害児の就学について悩んでいます。小学校就学に関して、言語の発達が遅く、作業が難しいことが問題となっています。
- 区で行っている就学相談に参加し、コミュニケーション障害の診断名をもらいました。手先が不器用で、作業に時間がかかることが多いです。
- 特別支援学級の判断がでましたが、親としては普通学級で通級できるか悩んでいます。彼の可能性を信じたいのです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#2です。 >障害ではなくゆっくりな成長とした場合これから急激な成長を遂げるという可能性は経験上ないのでしょうか? 「ゆっくりな成長」ということであれば、あります。例えば早生まれの子の中には、入学当時、他のお子さんに比べて言語・運動能力が低い子もおります。そういう年齢的なハンデは、普通、2年生の中頃には解消されます。 直接見たわけでもないのにうかつなことは言えませんが、お子さんの場合、軽度の知的障害、もしくは自閉傾向を伴う広汎性発達障害の一側面としてのコミュニケーション障害の可能性も考えられます。もちろんIQが79ですから、そうでない可能性も高い。 その点の見極め、つまり「ゆっくりとした成長」なのか「障害による発達遅滞」なのかを知ることは、とても大事な点です。前者なら「急激な成長」というか数年後には全く周囲のお子さんと変わりなくなることもあります。後者の場合、「急激な成長」という事例を見た経験はありません。 従って、なるべく早めに専門の医療機関で各種の検査(WISC-III以外の行動観察なども含めた総合的な)を受けるべきです。 2番目の質問の回答にもなりますが、仮に障害があったとしても、良い環境と丁寧な指導があれば、自立してきちんと就業できるまでに成長をする子どもは決して珍しくありません。そのための特別支援学級・学校です。 今、特別支援学校の高等部は(色々な批判もありますが)就業指導に力を入れており、「一生支援を必要とするようになってしまう」のではなく、自立した生活をしている卒業生がいくらでもいます。 私は、貴重な小学生の時代に、親の淡い「期待」で普通級に入れたばかりに「お客さん」になり、十分な指導を受けることが出来ず自立に失敗した事例をたくさん見ています。中学まで普通級に通わせ、高校進学の時点で(進学できず)支援学校高等部に入り「なぜもっと早く入れてくれなかったのか」と嘆いている教員をたくさん知っています。 ここで、お子さんについて確定的な事を言うことはもちろん出来ません。ともかく、専門の医療機関で診断を受けること、その結果によっては「何が何でも普通級」という発想をしないこと、の2点をお勧めします。
その他の回答 (2)
- hukuponlog
- ベストアンサー率52% (791/1499)
>同じクラスのこどもたちに比べると1年位遅れているように まず、知っていただきたい点は、現時点での「一年」の遅れがそのまま並行移動で推移するわけではないという事です。今の「一年」は小学校3年生くらいでは「三年」くらいの違いになります。普通児の成長カーブと障害を持ったお子さんの成長のカーブは勾配が違うからです。 仕事柄、よく就学相談を受けます。多くの親御さんが、障害を持ったご自分のお子さんの就学前(現在)の様子を見て(他の児童と比較して)、将来も「付いていける」と思われますが、それはせいぜい2年生くらいまでです。一般的に、普通児の急激な成長が、障害児の場合はゆっくりなので、中学年くらいになると差が大きくなってしまうのです。 >園やお休みの日など友達と楽しそうに遊んでいる姿 確かにおっしゃる通りです。ただしそれは、遊びの内容が単純で、運動量がまだそれほど多くはないからです。中学年のギャングエイジを迎える頃には、全く様子が変わります。複雑なルール、作戦・技術が必要な集団遊び(どろけい、サッカー、ドッジボールなど)になってきますし、運動量も変わります。子どもはその点、「配慮」などしませんから出来なければ加われなくなってしまいます。 >作業は先生が1人ついてやっとできるかできないか 小学校は30人を超す児童を、担任の先生が一人で見ます。一日の生活は幼稚園・保育園と違い学習が主な活動です。ノートを取る、話を聞く、着替えて移動をするなど、基本的には自分で出来なければなりません。 幼稚園の先生のおっしゃる通りなら、普通級で学習に付いていくことは、おそらく困難だろうと思います。その点支援級ならば先生が数人に一人付くわけですから、学習についても手厚く見てくれます。 お子さんを直接見たわけではありませんから、うかつなことは申せませんが、ご質問の文章を拝読する限りでは、支援級に在籍し、交流で普通級に通うくらいの生活の方がお子さんの成長にはプラスになるのでは、という感想を持ちました。
お礼
回答ありがとうございます。 とても参考になりました。 専門家の先生かと思いもう2つ質問をさせて頂きたいのですが、 障害ではなくゆっくりな成長とした場合これから急激な成長を遂げるという可能性は経験上ないのでしょうか? また、質問でもありますが特別支援学級に通い続けた場合将来的に支援が必要となることがほとんどでしょうか?障害名も大きな枠組みの中にある彼が一生支援を必要とするようになってしまうのかが心配です。 宜しくお願い致します。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
1年の遅れのまま成長するならば、15歳で中学を卒業する時点で14歳相当の能力、というように大した差ではなくなります。 こういう場合は、単純に共同生活をはじめるのが1年遅かった、遊びに触れるのが1年遅かった、いろいろな人と話したり本を読んでもらうのが1年遅かった、というだけで、習得能力は平均(人並み)というものです。ですから、真似をして自分で再現できるようになっていけるなら、遅れを取り戻すようにいろいろなことを経験させるだけで追いつけるでしょう。 もし、繰り返しても真似できないような事(作業や遊び)が多く残るようであれば、実際に習得能力で不利を抱えていることになります。その場合は、普通のペースで学習や共同生活をしても追いつけないため、特別のカリキュラムが必要になります。
お礼
回答ありがとうございます。 言葉の教室には通っています。遅れを取り戻せたら・・・と願っています。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。 回答ありがとうございます。 今までクリニックでは発達遅延と言われてきました。 知的障害や自閉傾向はないと言われています。 WISCの検査はしていませんが、田中ビネーの検査をしました。 淡い期待なのかもしれないのですが、まずは普通学級でついていくのが困難なら特別支援学級で・・・と考えてしまいます。 ただもう特別支援学級と言われているので、親の希望が通るのかはわかりません。