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何故に水銀?
昔の体温計などは水銀を使っていましたよね。まだあるようですが・・・ ところで水銀って危険だと思うのですが、それでも水銀を使用していたメリットって何なんですか? 知っている方、よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 最大のメリットは、大きい膨張率と表面張力です。 膨張率はいいとして、表面張力ですが、水銀の体温計は使う前に復度と言って、水銀溜まりの反対を持って振りますよね。 あれは、水銀柱を元の水銀溜まりに戻す為なんですが、水銀溜まりと水銀柱の間に留点という構造があります。 これはガラス管を非常に細くしただけなのですが、大きい表面張力によって、温度が下がった時に、留点で水銀が切れてしまい、水銀柱を引き戻す事がなくなり、最高値を維持したままの状態を保つ事ができます。 この機能は「最高温度計」というものなのですが、これが体温計には好都合なのです。 つまり脇の下から体温計を取り出して外気に触れ、温度が下がっても測定した時の温度表示を維持できる、これによって体温計が非常に使いやすくなっています。 それゆえ、電池がいらない事など、まだまだこの体温計のメリットは大きく、使われ続ける事でしょう。 また、水銀温度計全般に言える事は、水銀はアルコールなどと違って熱伝導率が高いので、水銀柱の先までほぼ同じ温度を維持するので、正確に作りやすいという事もあります。
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- nightowl
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回答No.2
過去の質問 No.474346「体温計と血圧計のしくみ」にも 水銀体温計の仕組みが詳しく解説されているのでご覧ください。
質問者
お礼
アドバイスありがとうございます。 水銀で検索しても出てこなかったもので、本当に申し訳ないです。でもおかげさまで、水銀を使用している理由が良くわかりました。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 非常にわかりやすく丁寧な説明でした。 なるほど、膨張率と表面張力ですか。しかも体温計の構造にも仕掛けがあって、それに適した性質なんですね。