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国民医療費における薬局調剤医療費の伸びについて

 先日、平成19年の国民医療費が公表されました。このうち薬局調剤医療費の伸び率が8.8%増と顕著です。  薬価は引き下げられ、ジェネリック医薬品も使用されているのに、なぜこれほど伸長しているかを知りたいです。  薬価が下がっても単価の高い医薬品の使用が増えているのでしょうか?使用している人が増えているのでしょうか?使用量が増えているのでしょうか?まったく見当がつきません。  推測ではなく、できるだけ根拠を明示してくださりますようお願いします。

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  • kaburayao
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回答No.2

hegelianさま 薬局調剤医療費の伸び率は、8.8%増と他要素(訪問看護医療費 8.1%増)よりも高いですね。 日医総研の調査では、2008年 薬局調剤医療費の伸び率、5.3%増 その内訳は、 薬価改正要因 -5.2% 処方せん枚数・投薬日数 6.40% その他の薬剤単価アップ 2.60% その他  1.5% 平成19年のup率は、薬価改正がなかった為、8.8%増となったのでは?? 上記の数値の通り、 (1)医薬分業率の増加により、院外処方せんの発行枚数の増加 (2)処方せんの投薬日数の長期化(1枚当たり延べ投薬日数+5.3%) (3)薬価改定分を除く薬価単価の伸び率は、ここ2年つづけて2%台。 その要因として、新規収載品(新薬)の拡大、高価格帯の医薬品のシェアの拡大 調剤薬局の売上構成比は、基本的に 薬剤料 70% 技術料 30%です。 薬が占める割合は、かなりのものです。 薬=処方せんに記載されている薬品は、薬局でどうすることも出来ない部分です。そこで、ジェネリック薬品の使用促進という話になりますが、全ての先発薬品にジェネリック薬品が存在している訳ではありませんし、製薬メーカーも手練手管な戦略でジェネリック薬品メーカーに対抗し、売上増・維持を考えています。(しかし、世の中の流れは、確実にジェネリックへと向かっているのも事実です。) 現状、医療費削減の急先鋒は、ジェネリック薬品使用であります。このままの使用率で推移するのであれば、厚労省も次の作戦を出動させて来ます。しかし、今回の政権交代により、また方向性、戦略にも変更があるのかも知れませんが・・・・??。

hegelian
質問者

お礼

kaburayao様  特に(1)~(3)について全く思い至らなかったので、とても勉強になり、助かります。大変詳しい回答をどうも有難うございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

調剤薬局の薬剤師です。 ジェネリックについてお答えします。 ジェネリックは先発品と同じ成分が同じ量入っている事は確かですが、 同じようには効きません。だからDrも処方をためらうし、私も積極的には患者様に勧めません。 電気製品なら安かろう悪かろうでもよいでしょうが、体の中に入れる物のそれでよいでしょうか。あえて先発品を選ぶというのもありだとおもいます。

hegelian
質問者

お礼

kounoakemi様  ジェネリック拡大はそう簡単でないですね。ある調剤薬局の社長さんも、例えば子供の医療費が無料だから絶対にGEは使われないと云っていました。それも納得です。  どうもありがとうございました。