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力率改善の効果範囲
受電箇所のメイントランスは22KV/3.3KV トランス容量3,000KVAです。3.3KV側にコンデンサを増設し、力率を現在90%を100%に上げても消費電力3000KWまで使うことができないのですか?そのメリットは上位の電力会社側だけですか? 教えてください
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>そのメリットは上位の電力会社側だけですか? 100%までなら、電力会社は関係ありません。 100%を超えて進み力率にした場合は、電力会社が恩恵を 受けます。 そもそも >力率を現在90%を100%に上げても消費電力3000KWまで >使うことができない 通常トランスを最大定格100%で運用するなんてことは考えられない ことで、連続運転では、せいぜい70%といったところです。 消費電力3000KWまで使うことができないのは当たり前のことです。 少し考え方をお改めください。 仮に3000KVA2次電圧3.3KVの3相トランスに2000KW 、力率90%の負荷が接続されていた場合トランスの負荷は 2222KVA、389A、負荷率74%になります。 これが力率100%の場合は2000KVA、350A、負荷率67% となります。 前述しました”連続運転では、せいぜい70%”を基準とした場合 力率90%では2000KWの負荷であってもトランスの容量UPを 検討すべき課題となり、力率100%ではトランスの容量UPを しのぐことができます。 又、トランスの銅損、負荷端までの配線抵抗による損失および 電圧降下等の軽減が力率90→100%には見込まれるのです。 同じ消費電力で389Aと350Aの差は大きいですよ。