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お経で浄霊って?

よく心霊特集で霊媒師が霊に取り付かれた人を浄霊(除霊)しているシーンがありますよね。そう、読経しながら。しかし、某宗派の僧侶の話では幽霊とうい概念は否定していました。ただし、先祖の霊や仏は別ですが。というのも、元来、お経や釈迦を除く如来などは、釈迦がなくなった後に弟子たちによって、釈迦の哲学的な教えを一般の人たちに普及させるため文字として残したり、擬人化した如来などを作ったと聞きます。先祖供養などでお経を読むのは、故人や残った家族に当てたメッセージのように理解してます。話は戻りますが、お経の意味や内容(翻訳すればわかります。お経は哲学とあえて考えます)を理解する人は、悪霊を読経で追い出せると言うのは、いささか何か違うような気がするのですが、こう思うのは私だけでしょうか?

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  • michael-m
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回答No.3

「幽霊を否定」というのも実は裏があったりします。 例えば、浄土真宗などは「死=成仏」だったりしますから、成仏したものが幽霊になるはずがありません。 それに、多くの仏教では「死=肉体からの開放」ですから、幽霊が特殊ではなく、人間が大きな世界の一形態と言う立場なので、俗に言われる幽霊的なものに否定的だったりします。 決して科学的根拠から幽霊を否定しているだけではないのです。もっとも中には霊まで完全否定してしまい、檀家から吊るし上げを喰った坊さんも居ます。(「永代供養料取って、なに言ってんだ」ってことです。) 宗派によっては明確に「読経は生きている人間の為だ」と言っているところもありますし、基本はその通りです。 これも、死後の世界が別物ではなく、生きている延長だと考えれば、死んだ人に対する読経も生きている人に対する読経も同じことです。 ただ、霊能者と呼ばれる人や一般人多くに、経典を「おまじない」のように考えている人が多いのも事実です。これは明らかに間違いです。 多分、マジナイや密教の中の一部の真言などと混同しているのでしょう。

donkey_200
質問者

お礼

あろがとうございます。 >「読経は生きている人間の為だ」と言っているところもありますし、基本はその通り >死後の世界が別物ではなく、生きている延長だと考えれば、死んだ人に対する読経も生きている人に対する読経も同じこと 以上のことに、とても納得させられます。 日本は仏教経典の意味を理解する機会や習慣がないため、変な認識(例えば、お化け屋敷にお経が流れているとか!実はお経の内容はお化けとは180度無関係なのに!)でいるのも長い仏教の歴史から見ると寂しいものですね。

その他の回答 (2)

  • QES
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回答No.2

そのとおりです。 釈迦の生きていた時代には文字がなく、数百年後にインドの哲学が加味され文字化(梵字=サンスクリット語)されたものが経典で、文字の理解できるインド人にはわかる表現がされています。 その経典が中国に渡って漢字に翻訳されましたが、文字の理解できる中国人が読めばわかる表現なのは当然です。 その経典が朝鮮半島を経て日本に伝わりましたが、本来なら日本言に翻訳すべきものを、当時の高僧は中国語のまま経典の内容を理解しようとし、その後も長く日本語に翻訳されることはありませんでした。 結果として多くの日本人にとってのお経とは、「難しい」、「訳がわからない」、「でも何か有り難いような」、「また唱えると何か不思議な力がでる呪文のような」イメージで捉えるようになりました。 欧米なら誰でも聖書は読んで理解しているのに、日本のお経が怪しげな力を持つようなものに誤解されているのは、漢字ばかりの経典の日本語化を怠っていた僧の怠慢といえます。 なお密教の経典だけは別で、如来に直接伝わる(とされる)表現であり、最初から逆に人間には理解不可能な言葉で書かれていますので、一般人にとっては更に怪しげな雰囲気があります。 もちろんいずれも悪霊を追い払うためのものではありません。

donkey_200
質問者

お礼

ありがとうございます。お詳しい情報と経文のしくみを理解されている方のご回答の上、やはり悪霊払いの否定とのご意見、正直、「そうだよなー」って改めて思いました。

  • tsubu_m
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回答No.1

経文と呪文は別物ですが…。 経文を読んでいるのではなく、呪文を唱えているのだと思うのですが…。 九字に代表されるアレですよ…。

donkey_200
質問者

お礼

ありがとうございます。密教とかにある「九字護身法」とかですよね。 ただ、自称霊能者の織田無道などは臨済宗の僧侶でしたし、浄霊中の経文か呪文かのなかに、よくお経で聞く文言が混ざっていることがありますので、おかしいなぁとおもいまして。確かに呪術師ようなものありますものね。