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パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番の奏者

非常に断片的な情報なのですが、1970年代の後半にNHK-FMで パガニーニのバイオリン協奏曲第一番が放送されたことが あり、カセットテープに録音して繰り返し聞いていたのですが、 先日、車が洪水で流され、カセットテープも失ってしまいました。 その録音は、プログラムの冒頭部分が切れていたためソロ奏者の 名前もオーケストラ名も不明なのですが、第一楽章のカデンツァの 部分が狂気的な超絶技巧で、何百回も聞いたので今でも頭の中では 音が聞こえるのです。 市販のCDでかなり多くの演奏者を聞いてみましたが、私がカセットで 聞いていた奏者には未だに巡り会っていません。 全くボヤけた情報で恐縮ですが、70年代にMHK FMで放送された この曲のソロ奏者/オーケストラに心当たりがある方はいらっしゃら ないでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.1

とても興味深い質問で、何としてもそのソロの主を探し当てたいと思いました・・・ まず、当時NHK-FMで放送されていた主なクラシック番組は、 ・海外のコンサートの録音テープ(例:オーストリア放送協会提供)を流し音楽評論家が解説するもの(月~金の夜7時のニュースの後~9時位まで) ・N響(または東フィルや地方プロオケ)のライヴ録音や生放送(日曜午後や金曜夜等) ・レコードを流し、アナウンサーが単純に原稿を読み曲紹介するもの(月~金の午後2時間位) でしょうか・・・ 次に、1970年代が絶頂期で当時世界的に活躍していたヴァイオリニストでかつパガニーニ弾きといえば、イタリアのヴィルトォーゾ、サルバトーレ・アッカルドが真っ先に思い浮かびます。 ちなみに私は彼が1975年(76年?)に来日した際、上野の東京文化会館で読売日本交響楽団とパガニーニの第1番のコンチェルトと共演した演奏を聴きました。第一楽章のカデンツァはとても技巧的で(フランスのエミール・ソレのもの?)圧倒されました。 華麗なアルペジョやパッセージ、重音奏法や急降下するグリッサンド、そして重音フラジオレットや左手のピチカート等々、これでもか!と言わんばかりの技巧の嵐に会場の聴衆は勿論、同じステージ上のオケの人たちもその名人芸にしばし時を忘れたかのように聞き入っていました・・・ このカデンツァは技巧もですがその長さゆえに演奏家から敬遠されることが多いようです。(確かパールマンがデビューしたてのころもこのカデンツァをよく弾いていたような?彼の初期のCDもこの曲ではEmile・Sauretのカデンツァを弾いています) 当時、NHK-FMの他にFM東京で木曜夜にTDKオリジナルコンサートという番組があり、クラシックのライヴ録音を放送していました。案外、ここで放送されたかもしれませんね。 あと、来日演奏家でなくて前出のNHK-FMの海外クラシックコンサートならば主にヨーロッパ各地での演奏会ですからもっと多くのヴァイオリニスト(超一流のみならず中堅どころも)も沢山演奏していますのでちょっと分かりかねますが・・・

Barrach
質問者

お礼

詳細なコメント、大変ありがとうございます! ヴィルトォーゾ、アッカルド、パールマン、それぞれ私も大好きで ドイツとフランスに駐在していた際に3人とも生演奏を聞く機会が 幾度とあり、パガニーニの1番と2番を聞いたことがあります。 確か、皆、カデンツァはSauretのものでした。 でも、どれも私のカセットの奏者ではないようです。 グリッサンドの滑らかさ、重音フラジオレットの正確さ、どちらも 奇跡のような演奏なのです。 恐らく、楽器はストラディでもガルネリでもなく、もう少し重厚な 音色の、アマティのような、基本色の中低音が温かく出る楽器を 使って、高音部では超絶なボウイングでストラディ並みの共鳴を 引き出していると思われる点、アッカルドやパールマンとは異なる と思っています。 もちろん、カセットテープの音なので、必ずしもそこまで精緻な ニュアンスが再現されているはずもなく、私の思い込みなのかも しれませんが、少なくとも、私が車の中で友人のバイオリニストたち 延べ4人に聞かせた限りでは、皆それぞれ私の印象と異口同音の 感想を述べていました。 私の知る限り、使用楽器は上記の印象とは異なりますが、奏法や クセの部分を比較すると、ジノ・フランチェスカッティやイリア・ カーラが近いと思ったのですが、私のCDではいずれもカデンツァが 異なるバージョンです。 「個別録音の放送」という可能性もあるのですね。 もしそうだと お手上げという点、やっぱりそうでしょうね。 そうでない事を 祈ってはいますが、私がカセットに録音したのは、恐らく、夜の時間 帯の放送だったのではないかと思うので、不安です。 ただ、記憶は曖昧ですが、録音が間に合わなかった冒頭部分には 解説は無くて女性の声のアナウンサーが淡々と曲名と奏者とオケの 名前を紹介しただけでした。 (録音出来ていた)曲が終わった後には、曲名などの紹介も解説も なく、いきなりエンディングテーマが流れていました。 引き続き、探求を続けて行きますので、何かヒントになることでも ありましたら宜しくお願い致します。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#192232
noname#192232
回答No.2

水害に遭われたこと,お見舞い申し上げます。 ご質問ですが, 70年代後半には既にあった録音としか手掛かりがないので, 在りえるものを列挙するしかありませんが, 演奏者の名を挙げたところで,確認していただく方法も難しく, 消去法で可能性を絞っていくしかないと思います。 放送は30年も前のことになりますので, 販売されていないライブ録音ならお手上げです。 まず,YouTube にあったものを挙げてみます。 カデンツァに特徴があるので違うものはすぐに分かるだろうと思います。 レオニード・コーガン http://www.youtube.com/watch?v=BCyghMbSjFY&feature=related ジノ・フランチェスカッティ http://www.youtube.com/watch?v=Z4sYjGN5Njo&feature=related ユーディ・メニューイン http://www.youtube.com/watch?v=XtPx_2Zir10 次に,HMVのリストにあるものです。 試聴が30秒なので確認はできないだろうと思います。 30年ほど前の放送なら,市販されていたLPでは アッカルドかパールマンの可能性が高いかもしれないと思っています。 アッカルドはズッシリと安定した感じで貫禄ある演奏です。 パールマンはツルツルと艶がある音色で,軽く鮮やかです。 でも,この2つは,古くからCD店にいつも並んでいるものなので, >市販のCDでかなり多くの演奏者を聞いてみましたが、 ということから,違うかもしれないとも思えます。 アッカルド http://www.hmv.co.jp/product/detail/2503150 パールマン http://www.hmv.co.jp/product/detail/2619051 シェリング http://www.hmv.co.jp/product/detail/2605270 メニューイン http://www.hmv.co.jp/product/detail/2507633 ジノ・フランチェスカッティ http://www.hmv.co.jp/product/detail/146595 クレーメル http://www.hmv.co.jp/product/detail/2638416 グリュミオー http://www.hmv.co.jp/product/detail/781729 マイケル・レビン http://www.hmv.co.jp/product/detail/2666009

Barrach
質問者

お礼

回答どうもありがとうございます。 大変参考になります。 youtubeの演奏はどれも見たことがないようなので、週末によく 確認させて戴きます。 CDのリストも、ありがとうございました。 いずれの奏者についても 少なくとも1枚づつCDを持っていますが、録音時期が異なるCDが 出ている可能性もあるので、改めて確認します。 私が持っているCD に関しては、全てカデンツァが違ってました。 強いて言うと、ジノ・フランチェスカッティはカデンツァの内容は 異なるものの、第3楽章のハーモニクスの部分(この曲はここが 一番好きなんです)の音色が、自分のカセットの音色と極めて近い ので、もしかしたらカデンツァのバージョンが異なる演奏だった のかもしれないなと思っています。 確認した上で、またご報告させて戴きます!

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