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成長は永遠?
- 「経済成長率」「給料のベースアップ」、これはどちらもずっと成長していくことを前提として存在している概念なのですか?
- 銀行とか保険会社とか年金基金とかは、株や土地への投資しか運用方法がないんですか?
- いつか再び、国内経済が成長する、株値が上がるとすれば大変結構なんですが、それはほかの国の経済やほかの株が低下するということですか?
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経済学部出身です。今は会社で経済調査の仕事をしています。 1.私も個人的にはいつまでも右肩上がりが続くとは思いません。日本はこれから人口が減ります。日本経済のプレーヤーが減れば、いつかはGDPは減少するでしょう。世の中の多くの人が右肩上がりを喜ぶのは、給料が上がって経済成長率が高いほうが明日の希望があるからです。 でも、現在の日本は充分豊かですから、明日は昨日と同じくらい豊かでもいいじゃないですか。(と私はたまに主張しますが、そのたびに同僚から集中砲火を浴びます。) 2.お金の運用方法としては、他にも債権に投資するという方法があります。さらに賃貸マンションの権利を証券化してそれに投資するとか、大豆などの先物取引をするなどが考えられます。それぞれリスクとリターンが違うので目的によってバランスを組みます。ただ、リスクが大きいので年金の運用に先物取引はしないだろうなあ。 3.確かに世界全体の入れ物には一定量の水しか入りません。でも、大昔から考えると人類はずいぶん豊かになりました。それは地球から富を吸い取っているからです。農業をしたり、石油を掘ったりして人類はずいぶん豊かになりました。でも、環境問題が発生して人類は地球にも水が無限にたまっているのではないと気づいたのです。これからどうなるのでしょう。 宇宙に巨大な太陽電池を打ち上げて地球に送電するという構想がありますが、あれは宇宙から水をひこうというアイデアです。 風力発電やメタンハイドレードの利用は、今まで使っていなかった水を利用しようというアイデアです。
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- daytoday
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金利は外から奪ったものかについてですが,ある時点で区切れば肯定できるでしょうね。しかし,資金として調達した先が,金利以上の収益をあげれば少なくとも結果的には奪われたという評価はできないのではないでしょうか。 融資した側も貸し倒れという形で元金部分さえも奪われたという結果も生じるかもしれませんし。 奪う奪われるは評価の問題ですし,循環していますから一局面の事象と思われます。 一般論では,経済成長とはGNPが増大することと捉えられ,GNPは一定の地域の一定の期間に生産総額から原材料投入分を控除したもの,つまり付加価値の合計とされています。付加価値というのは儲けの部分ですから外部からの吸い上げと言うこともできます。 でも先にも述べましたように,吸い上げられるということよりも,それを得ることによって大きい満足を得られれば,購入,更に利用・転売などの行動にでますから,一対一対応の単純な割り切り方は乱暴ということになります。 経済を支えるものは欲望であり,それは夢,イノベーション,スピリット,貯蓄などさまざまな形になります。そうすると人類がある限り,指標の取り方が変わることがあるかもしれませんが,広い意味で経済成長は永遠という考えにもなります。 資源を食いつぶすことにより,経済発展をすれば環境破壊にも繋がりますから,これが本当の発展・成長なのかという問題も出て,例えばグリーンGNPなどという指標も検討されます。 #1の方の仰れるとおりですね。
- daytoday
- ベストアンサー率57% (203/356)
1 資本主義は貨幣経済を基礎にしており,貨幣の動きには金利がついて回ります。 金利は貨幣市場の受給バランスにより決まりますが,経済成長率の先読みで資金調達を判断します。どんなにわずかであっても金利が存在する以上,経済成長があることを前提としなければ貨幣の動きは極端に硬直的になります(決済程度)。 従って金利の存在は経済成長を前提にしていると言えるでしょう。 http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/CU20021218A/index.htm なお,給料のベースアップは労働組合の存在などから固定的に発生し続け,経済成長率や金利と無関係に上昇するので,経済合理性を阻害する要因であるという考え方があります。しかし,近時,国内企業では経済成長があまり見込めないことからベア0回答もなされたりしているのは,ご存じのとおりかと思います。 2 #1の回答のとおり,よく見られるものに債権がありますし,破綻した米国のエンロンのような商品もあります。 http://tanakanews.com/c0211enron.htm また,チューリップ・バブルというものも歴史上有名なものです。 http://manabow.com/topics/chapter2/2.html 3 ゼロ・サム・ゲームという考え方によれば一定量だけの話となります。参考URLは為替相場についてのものです。 ただし,株価の近時の動向としては(特に日米)は短期的にみるとほとんど連動するようになっています。従前は資金がだぶつけば別の市場に流れるといわれていましたが,少なくとも短期であれば金融の流れは世界を同じような動きを見せるようになりました。株と債権も対立的動きが少なくなりました。 長期的な話は,これからの推移(特に中華人民共和国の成長)を見なければという感じでしょうか。
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ゼロサムゲームは成立している、ということですよね。 うーん・・・するとわずかであっても存在する金利は、外から奪った(悪く言えば)ものなのでしょうか?
- mmky
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[資本主義か何かの原則なのでしょうか?] そうですね。自由な資本主義では「インフレ型」が安定ですね。理由は簡単です。企業は利潤を求めて事業拡大するのですから、インフレ気味でないと企業活動ではありませんね。毎年同じ人員、同じ生産量ですと企業は新しい人の採用はしませんね。江戸時代の経済がそんな経済でしたでしょうか。自由ですから倒産もありますね。倒産もあるがすごく大きくなる会社もあるということで自由は面白いということかと。 デフレ状態の資本主義というのは、ちょっと難しいかもしれませんね。日本ではあまり経験がないんですよね。でもデフレは庶民には生活費が低く抑えられていいのかもしれませんね。 「経済というものは? だとするとwin-winの関係はありえないのですか?」 そんなことはありません。日本が世界二番目の経済大国になったおかげでしょうか。東南アジアや中国、韓国も豊かになってきましたね。中東がいまいちなので体制一新のためのイラク戦争ですね。これで将来中東が豊かになりますと次はアフリカですかね。というように地球全体では豊かさの平均値は確実にあがっているのですね。
お礼
えーと、わたしは江戸時代の経済の問題は流通にあると思うので、インフレ傾向とはまた別の話な気がしてしまいます。 発展途上だった国も、生活レベルは後追いで向上していると思います。でもそれはwinnerとしてではなくて、おこぼれというか、あくまでloserとしての最低限の発展では? 相対的に見れば、格差が大ききすぎてwin-winにはみえないです。
お礼
経済学部のヒトというのはもっとおどろおどろしいと思っていたので柔らかなご回答をいただけてうれしいですー! 1. そうなんです、人数減ってるのに維持してるってのはそれだけですごいことだと思うんです。同じくらいってすばらしいです。 2.ああ、やっぱりムリですかねえ。じゃあとどのつまりバクチだったんですね。なんだか壮大すぎてそうとは気付かないマルチをやられてる気がしてます。 3.気付いてないものや無駄にしていたものを利用していくのですね。(人間は結局それしかしてないのか・・・) 無から有を引き出すような大技はないのですね。分をわきまえなければ。