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医師不足について

最近、医師不足であるとの情報がありますが、どういう事なのでしょうか?医師になりたくても費用面で大学等の必要な教育を受けられないという人がたくさんいるんでしょうか?医師免許を持っていても実際経済面でなるのを拒んでいる人がいるんでしょうか?今の状況は、どこから発生してきたんでしょうか?どなたか詳しい方、教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • oska
  • ベストアンサー率48% (4105/8467)
回答No.3

>医師不足であるとの情報がありますが、どういう事なのでしょうか? 「医は仁術である」という考えから「医は算術である」との考えに変わった事です。 手術など治療を行なっても、回復しなかった・もっと悪くなった場合は、直ぐに損害賠償訴訟になりますよね。 ですから、難しい病・小児科・産婦人科の医者になる者が減っているのです。 >医師になりたくても費用面で大学等の必要な教育を受けられないという人がたくさんいるんでしょうか? 多くがそうでしよう。 私立医学部の学生・国公立医学部学生の「両親の職業・年収」を見れば、一目瞭然です。 >医師免許を持っていても実際経済面でなるのを拒んでいる人がいるんでしょうか? 多くいます。 月収150万円で医者を募集しても、応募が無いのが現状です。 関西の某公立病院では、月収300万円を提示して「やっと麻酔科の医者」を確保した例があります。 >今の状況は、どこから発生してきたんでしょうか?どなたか詳しい方、教えてください。 日本医師会と各大学医学部の特権・利権が原因でしよう。 大学の医学部は、系列化しています。 ○○大学医学部卒業の医者は、□□大学系の講師・準教授・教授になれない。 ○○病院の医師は、○○大学医学部又は系列大学医学部出身者でないと勤務できない。 この医学部ネットワークを壊す事に、医学部・医師会は反対しています。 医学部定員を増やして医者人数を多くする事も、医師会は反対しています。 曰く「能力のない医者が増える」 自由主義社会では、能力のない者は自然と淘汰されて消えていきますよね。 つまり、医者の世界では「競争原理は要らない」という理由があるのです。 香川県の某病院で医療事故で有罪判決が確定した医者がいます。 彼は、そのまま山陰の病院に転職し医者として勤務していますよ。 医者の免許は、死ぬまで有効です。自動車免許のように、更新はありません。 質問者さまに時間があれば・・・。 「丸山ワクチン」について、調べて下さい。 医師会・旧厚生省・各大学医学部のドロドロした関係が、理解出来ます。

kill_neiro
質問者

お礼

大変に勉強になりました。詳しい回答ありがとうございました。「丸山ワクチン」について調べてみます。

その他の回答 (6)

  • karubi007
  • ベストアンサー率50% (18/36)
回答No.7

>なぜ、政府はこの様な政策をおこなったのですか? 1980年頃の医師会主導の医療から行政 (厚生省、当時)主導の医療への転換期に「医療費亡国論」が用いられた事が発端となりましょう。 ・ それまでは武見太郎 (日本医師会長)らによる奮闘により、医師会が主導となった医療が実現していました。評価すべき点も多かったのですが、医師による奢りも目立っていた時代です。 ・ 奢れるもの久しからず、元厚生省事務次官 吉村仁による「医療費亡国論」、それに続くマスコミ、世論を巻き込んでの医療行政政策が始まり、医師会主導の医療は終焉を向かえます。 簡単に言えば「このままだと国を滅ぼすほどの医療費増加となってしまう、そのため行政主導で様々な削減の取り組みを行なう必要がある」といった主徴です。 ・ 医師に対するマスコミ、世論も厳しく一定の下地があったことも要因でしょうが、この主張は広く受け入れられ、その一環として医学部の定員削減も行なわれています (医者が増えれば診療・医療も増え、医療費が増加するから)。 ・ とはいうものの、医療費亡国論もまた破綻を来たしており、今日では医療崩壊を起こしたと諸悪の根源だとされています。また、新しい転換期が訪れようとしているのかも知れません。

  • gogosmart
  • ベストアンサー率60% (229/378)
回答No.6

 確かに他の回答者の方々が述べられているように、世界的に見て日本の人口当たりの医師数は諸外国に比べて少ないです。  しかしここ数年の医師不足は、下記URLの私の回答が一般的に言われている理由だと思います。ご参照ください。  尚、現在の医師不足と医学部の学費は全く無関係だと思います。また、医師免許を持っているのに経済的な理由で医療に従事していない人というのは、一部いるかも知れませんが(私は実際そんな人みたことありません)、やはり現在の医師不足とは無関係と思います。

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4334314.html
  • karubi007
  • ベストアンサー率50% (18/36)
回答No.5

この問題は大変根深いものです。未だに「算術に走るから」「医師数は足りているが偏在化しているだけ」「医局支配が諸悪の根源」などと言う人がいますが間違いです。 ・ まず日本における事実から記載します。 1 医師数は人口千人当たり2.1人とG7で最低 (先進国の中でも最低レベル) 2 総保健医療支出の対GDP比は8.1%と低い (因みに米国16.0%、フランス11.0%、スイス10.8%、ドイツ10.4%) つまり日本は医師の絶対数が少なく、医療費も極めて抑制されています。そしてWHOは日本の医療を世界一と評価していますが、その世界一の医療を支えているのは医師をはじめとした医療関係者の過酷な労働です。 さて、何故絶対数が少ないのかですが、これは完全に政策によるものです。政府は医学部の定員を削減してきており、現在この政策は誤りであったとほぼ認めています。元々医師の絶対数が少ないのですから医師不足になるのは当たり前です。 ・ ただし、ここ数年特に医師不足が騒がれるようになったのは1 小児科や産婦人科での事件が立て続けに起こった、2 地方での医師不足による病院閉鎖が相次いだからでしょう。 これらに関しては絶対数の不足に加えて、以下の理由が考えられています。 1 これらは特に激務で訴訟率が高い科です。特に大野病院産婦人科医の逮捕による影響は計り知れず、今日の産科医療崩壊の引き金です。その他にも理不尽な結果が多く、これらの科を志望する人が激減してしまいました。 2 こちらは地方の医局機能減退が関係しています。数年前からマッチング制度というものが出来、研修医は最初の2年間医局の影響を受けずに勤務することができるようになりました。様々な要因があるのですが、結果として地方大学の医局には人が集まらず、大学を維持するのに精一杯となり、地方にまで医師を派遣できなくなってしまったのです。 ・ ・ 医師不足は絶対数が少ないだけでなく、様々な要因を含んだ根深い問題です。他に何かor詳しく知りたいことがありましたら追加で記載いたします。

kill_neiro
質問者

お礼

丁寧な回答ありがとうございます。 >政府は医学部の定員を削減してきており、現在この政策は誤りであったとほぼ認めています なぜ、政府はこの様な政策をおこなったのですか?

  • kiyocchi50
  • ベストアンサー率28% (456/1607)
回答No.4

まず、「どういうことか」という質問に関して。 良く比較にされるのがOECD加盟国の人口あたりの医師数です。 先進国ならばこれくらいの医師がいる、という数値に比較して日本は少ない医師数で医療を行っています。 ただ、それが成り立っていたのは医療従事者の過重労働や奉仕の精神によるものでした。それが、訴訟リスクの増加や、医療の高度化に伴い要求される人員の増加などに伴い、「精神論」だけではどうしようもなくなりました。 医師の過労死や、自殺、うつ病に伴う離職も問題になりました。そんな状況ですから一人が離職すれば残りの医師の仕事量はさらに増え、残りの医師がさらに追い込まれていく・・・といった負のスパイラルに陥ります。 たしかに「医は仁術」でしょう。 ですが、尊敬されていたかつての医師ならやりがいだけで出来たかもしれませんが、高給でもないのに高給取りと言われ、医療は完全でないのに完全な結果のみ求められるような職に「仁術」だろう、といえるでしょうか。 費用面ですが、確かに私立大は想像以上に高額です。6年間の学費が40000万前後です。ただ、国公立であれば300万(+教科書代)ですから他の学部と違いはありません。他の学部だって大学院に行けば6年間ですしね。 ですが、医学部にはいるために予備校に行ったり、名門の高校に通う人は多いと思いますので、確かに親の収入は高い事が多いです。 医師免許を持っていても就業していない人も居ます。 たとえば、女性の医師で結婚して子供も居る人などは離職する人も居ます。最近は女性医師の数も増えているので、そういった人の復職支援なども考えられています。 No3の方の仰っている300万でやっとこ確保、の話ですが、それだけの価値である、という事です。手術の麻酔の技術は非常に高度なものです。場合によっては殆ど休み無しです。 高度な専門性を有し、激務な職に対して「仁術」だから、という考えでお金を支払わないのはおかしいですよね。 どの業界だって、高度な専門性を有する人は高額の報酬を得ています。 今の状況は、やはりかつて「厚生省」の役人が医療費の抑制策として医学部定員を減少させたことでしょう。 べつに大学間の利権の問題ではありません。

kill_neiro
質問者

お礼

なるほど。ありがとうございました。

回答No.2

厚労省が医師があまるということで医学部定員を絞ってきたからだと思います。医師が増えると医療費が増えるという懸念からです。 医師会が圧力をかけて数を抑制してきたのではと思っていましたが、 医師の方たちはそんなことはしていないと言っていますので、 そういうことはないことにしておきましょう。 今年から大幅に定員を増やすみたいです。 医師は反対ではないということなので、 どんどん増やせばよいでしゅう。 食えなくなれば、産科にでも無医村にでもいくでしょう。

  • hiroki0527
  • ベストアンサー率22% (1101/4910)
回答No.1

・医療過誤で逮捕までされてしまい、逃げ出した(産婦人科) 産婦人科不足の「加速」には福島の事件が非常に大きく係わっているようで。 元々100%安全な訳がない産科であんな風に逮捕起訴までされる様ではリスクが高すぎる。 世の中の医療で一番訴えられる確率が高いのは産科とか。 逆に歯科医は都心部ではあまりすぎており貧乏な歯科医が増加中とか。 ベテランベテラン騒ぐので今いるベテランがいなくなれば世の中の医者にベテランはいなくなるだろうと思う。 ベテランだけ知識&経験が増えても医療のためには良くない。 ベテランだって新人時代の積み重ねがあって今があるのにね。

kill_neiro
質問者

お礼

なるほど、リスクの問題もあるのですね。ありがとうございました。

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