核物理学的に言えば、ニュートリノは中性子の一種(=ハドロン:重くて他の物質に対する影響力が強い)ではありません。
ニュートリノは、太陽や宇宙空間から、今この瞬間も地球や人体に対して、実験に使われる量よりも桁違いに大量に降り注いでいます。(そうして、地球さえも突き抜けていきます。)反応するのは極めてわずかな数でしかありません。(反応する=影響がある)
この実験でも東海村から、岐阜県の地下まで300キロメートルを、岩盤の中を通り抜けます。
人間の体の中など、当然のことながら何の反応も起こさずに普通に通り抜けてしまいます。
実験では、ごく短時間にまとまった量を送り出すことで、自然のニュートリノとの反応以外の検出数の増加を統計処理し、チェックすることが可能となる数個の反応の増加を調べます。
人体と素粒子との反応による問題を考えるなら、宇宙空間から降り注ぐ中性子・ガンマ線などの影響が何兆倍も大きいのです。(その影響を避けないと計測不能となるために、岐阜県の地下の岩盤の中に観測装置を置きます。)
補足
何の問題も無く、大丈夫ならばなぜ大強度加速器の建設し今年稼働したさいに地域の人やTVなどで知らせないのか?_