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リズムの鉄則

リズムについてです。 ここで言うリズムは「2、4拍を数ティックだけ前にずらす」などといった楽譜上に反映されないノリ的なものではなく、あくまできっちりとした楽譜上のリズムを指すものとさせてください。 私が曲作りに興味を持ち、始めたきかっけは元々シンセの音が好きだったからです。 なので本当に最初のころはいかによい音、カッコいいシンセフレーズが作れるかということばかり考えていました。 そういうふうに作っているとベースやドラムが適当(単体で聞くと悪くないが全体で聞くと・・・という感じ)になっていて、曲もどこかもたついた印象(テンポが合ってないという意味ではない)になることがありました。 その答えは「(ブレイク等)特殊な部分以外は何かしら刻むべし」ということだったのだと思います。 8ビートなら必ず何かのパートのアタックが8分の位置にないともたついた印象になってしまうということなのではないかと気づきました。 フィルなどで欠けても、ベースが8分のフレーズを刻んでカバーすればいいし、ベースが長く伸びるような場所ならドラムが刻んでフォローする、そういう鉄則があるということで合っていますでしょうか? (上記が正しいという前提ですが)また、フレーズ的な都合でどうしても刻めない、あるいはあえて空けるということをする場合、どこまでならあってもいいんでしょうか? また、ダンス系などで16ビートの場合、ここまでくると完全に刻みをカバーするというのはこれはこれで難しいように思います。 上記同様、どこまでやれば問題ないんでしょうか。 「曲によって違う」という意見をいただくと思いますが、それはもちろん当たり前なので、例えば「このような状態であればこれぐらいまでなら」などといった具体的な回答をいただけたら幸いです。 敷居が高い質問で申し訳ありませんが、もしよろしければ有識者の方、ご回答よろしくお願いします。

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回答No.1

こんばんは! >その答えは「(ブレイク等)特殊な部分以外は何かしら刻むべし」ということだったのだと思います。 >8ビートなら必ず何かのパートのアタックが8分の位置にないともたついた印象になってしまうということなのではないかと気づきました。 これは感覚の面から言っても、その通りだと思います。 コード等に関する知識は、本などでいくらでも体系化されたものがあり学ぶのが容易ですが リズムに関しては、ジャンル別の代表的なパターンが列挙されているものがある程度で 実践的に使えるリズムの仕組み、性質についての知識って 詳しく整理されたものは大々的にはないんですよね。 十分ご承知のことだとは思うのですが そもそもリズムって曲を構成する要素の中で 一番、無意識的で、感覚的なものなんだと思います。 理論的に、リズムの構築に関係するものがあるとしても、クラシック理論の一部にある 旋律を伸ばす長さ(旋律のリズム)に関する禁忌・禁則くらいだと思います。 といっても、その内容は大したことではなくて 一定の旋律の中で他の音符に比べ著しく長い音符(休符)は避けるべき・・等といった 感覚的に意識する上で普通にどこか不自然と感じる内容のものです。 また、メロディの組み立てにも実際は理論付けられたものがありますが 「旋律の減5度(増4度)の跳躍は避けるべき」などと言うくらいのレベルの制限ですので そのほとんどが現代のポップスではそのまま通用しない過去の決まり事です。 現代のポップスまで比較的通用して、使われている理論は 和声(コード)理論関係になると思います。 それでも現代は例外で溢れていますが 一般的な聴きやすい曲なら大筋としての基本は守られています。 >また、ダンス系などで16ビートの場合、ここまでくると完全に刻みをカバーするというのはこれはこれで難しいように思います。 >上記同様、どこまでやれば問題ないんでしょうか。 というようなことを考えていくと最終的には 実際の曲に使ってあるリズムの用法が答えとしか言えないと思います。 いくら理論化して、鉄則や禁則を並べたところで 実際の曲として聴いて心地よいものでなければ 本末転倒になってしまいます。 ただ、鉄則と言って良いかといわれれば 音楽を聴いている上での感覚的な部分(一番大切なところ)では十分鉄則と言えると思います。 そもそも、音楽理論の基本的な根拠は、科学実験の結果でもなければ 音波を測定分析した結果でもなく(倍音等に関する決まりはありますが) 結果的には、人が心地よいと感じるかどうかという感覚の部分ですし saviaさんがおっしゃっているリズムに関しての鉄則は、その通りの内容で間違いないと思います。 しかし、ご存知の通り 音楽全体に当てはまるかと言われると別の話になります。 アンビエント・ヒーリング系などの音楽は 必ずしもリズムを刻まないことが主体になっている場合もありますし その他のジャンルでも無理矢理に詰め込んだリズムを刻むことで 音楽としての完成度が落ちる曲も当然あります。 ただ、ノリ・テンポの良さが命という大半のポップスでは そのリズムに関する鉄則は、切り離せないものになります。 >「曲によって違う」という意見をいただくと思いますが、それはもちろん当たり前なので、例えば「このような状態であればこれぐらいまでなら」などといった具体的な回答をいただけたら幸いです。 具体的な回答でなくて申し訳ありませんが 「自分が聴いたときに不自然と感じないくらいまでなら音を空けて良い」 と個人的には考えます。 ただ、どうしても理論を当てはめるならば 前に書いた旋律のリズムの禁忌と同じ形のリズムになるほど 音を空けるのは避けるべきという事になると思います(明らかに不自然なので、まずそこまで空けることはないと思いますが) 音楽にも文脈性があって、前後の流れによっても そのリズムが不自然となるのかどうかが変わることは 十分ご承知のことだと思います。 確かに、何事も確かな理論や決まりがあった方が安心は出来ますが やはり、理論は途中までをサポートしてくれるものにすぎず 全ての音楽に共通するような絶対的な決まりはないというのが実際の所です。 出来る限り、曲によって違うとは言いたくないのですが これは、やはりその作るジャンルや曲の方向性に合わせた 実際の曲のリズムの使い方がお手本であり、答えとしか言えません。 それに加えて、最後は自分が不自然と自然を感じ取る感覚です。 >また、ダンス系などで16ビートの場合、ここまでくると完全に刻みをカバーするというのはこれはこれで難しいように思います。 これに関しては、案外難しいことではないように思います。 リズムを刻む際に、盲点なのが 「刻んでいる楽器の音色、大きさはあまり関係ない」ということです。 音の大きさがわずかでも、リズムとして確かに存在していれば 刻んでいることになります。 つまり、例え16ビートで早いテンポだとしても 16ビートのシーケンスが小さな音(一般的なミックスで小さめに聞こえる程度)で確かに刻まれていれば その結果、聴いている最中に特にその音を意識に留めることがなくても 耳や頭では無意識的にリズムが16分で刻まれていることを感じるはずです。 ダンスミュージックということなので DTMを活用されるならば、テンポディレイ等を使えば 16分の刻みはかなり楽に作ることが出来ると思います。 私の解説では、saviaさんには釈迦に説法になってしまう部分もあったと思いますが 個人的な考えはこのような感じです。 もし良ければ参考にされて下さい。

noname#101325
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 >私の解説では、saviaさんには釈迦に説法になってしまう部分もあったと思いますが いえ!とんでもないです。 私は音楽制作歴1年なのですが、今まではどちらかといえばエンジニア方面に力を入れてきました。 作編曲は持ったセンス、そう思う部分もある程度大きかったし、何よりエンジニアリングがしっかりしていないと楽曲がいくら素晴らしかろうがプロクオリティにはならないというのが個人的にとても大きく感じたため、このようなことになっています。 なのでまあ肝心の作編曲は謙遜抜きで素人と大差ないですorz 最近はいろいろと壁にぶち当たっていたので、いろんなことも見えるようになってきています。 今回もその一環というわけですが、やはりとても参考になりました。 今後も作編曲関係の質問をすることがありましたらよろしくお願いします。 ご存知の通り私の専門はダンス系ですが、シーケンスの組み方なんかに迷うことが多々ありました。 正直テキトーにやってたわけですよ^-^; しかし単調な16分シーケンスばかりというのも卒業したいなと考えると BD、CH CH OH 休符 ×4のようなドラムがあったとき、休符を埋めるため 付点8分 付点8分 8分 ×2 のようなベースを付け、それでも埋まらないところにシーケンスをつけるなんてことも最近いい方法だなと思うようになりました。 今までは和音的要因ばかりからシーケンスを作っていましたが、リズム的役割も考えると一気に作りやすくなりますね。 このリズム鉄則を確信できてよかったです。 ご回答いただきありがとうございました。

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  • kenta58e2
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回答No.4

ベース弾きの私の立場では、No.3の方の考え方に結構自分と共通項多いですね。 生バンドアレンジでは、特に8ビート系でメンバー全員が、抜き音符がある事も含めて8分ノリを一斉に出していたら、逆にリズム感の芯が伝わりにくくなるので、ベース、ドラム、もしくは両方が意識的に音符を抜く事も結構やります。 その結果として、音譜上は全員が8分どおりには刻んでいないけど、8ビート感はむしろ強調できることもあります。 (譜面を8分で追ったら、ジャスト位置を誰も弾いていないという事も) 専門用語じゃありませんが、仲間内では「消極的なリズム強調」などと呼んでますけど(^^ゞ その意味で、ドラムもベースも刻まず伸ばすシーンを入れる事も、まぁまぁ多いですけどね。ドラムとベースが違う位置で、でも1小節2拍だけ音を入れる…って感じでも、前後の流れによっては8ビート感を維持できることはいくらでもありますねぇ。 確かに、どっちかが8ビートジャストを刻んでいれば、安心感はありますが(^^ゞ なので、結局は「曲によって、アレンジによって違う」的な話に戻っちゃいますが(^^ゞ 極端に「こう言う時は、こう言うのが鉄則」というのも、こと8ビートについてはそんなに堅いモンではないなぁ…というのが、ベース弾きとしての私の今までの感覚です。 ただ、8ビートでは、その手の「音符抜き」を使うフレーズの前に、1回はドラムとベースが両方できっちりと8分を刻む「助走的」な部分を置いておかないと、最後の収まり所を作るのが難しくなる…ってことがあるくらいでしょうか。

noname#101325
質問者

お礼

お礼が遅れて申し訳ありません。 やっぱりダンス系トランス系ではあまり抜き音符は(少なくても私の聞く系統では)あまり使われません。 16ビートなら話は別なんですがね…。 ですからやっぱり音符を抜くというのが私の中ではストックが足りないというのはやっぱりあります。 意図的に抜いてもいい効果が得られなかったりなんてこともありますね。 やはり抜き音符というのはロック的といいますか、音楽的には崩れ気味な方向に行くと私は考えていましたし、だからやはりあえて使わないという方向にもいきがちでした。 質問文にはもたった印象が…と書きましたが、結論からすれば勘違いでした。 何度も聞いて作りましたし、そういう点でそう聞こえてしまっていたようです。 実際私の曲は130BPM台が多いので、やはりロック路線の曲を聞いたあとだと…なんていうところもあったみたいです。 ご回答いただきありがとうございました。

回答No.3

1,2で言い尽くされてる感じはしますが、 正直言うと、そういう質問があるということは、あなたの中でのアレンジのストックが足りないだけなんじゃないかと思います。 いろんな曲を分析(場合によってはコピー)して、それで見えてくるものがあるでしょうし、文字でどうこう言うよりはそれが答えなんじゃないでしょうか。 あと、基本的にバンド演奏ベースのアレンジのみしか経験してないので、ダンス系だと話は違うのでしょうが… >そういう鉄則がある それってあくまでも「原則」であって、原則は破るためのもとだとしか考えてません。 あえて「隙間を空ける」アレンジが有効な場合は多いし、それで「もたついている」と感じるのであればやり方が悪いということだと思います。 ・持続音系のベースであれば、「休符を弾く」(音の切れをビートの頭に合わせる)のは有効じゃないでしょうか? ・パーカッションあたりだと、「休符だと思っても聞こえない程度になっている」という気がします。

noname#157743
noname#157743
回答No.2

おひとりで全てアレンジをやって曲を作っているという前提でよろしいですよね。 これはドラマーである私の私見ですが、ドラム演奏を知らない人がアレンジしたドラムパートというのはどうしても不自然さが気になる時があります。ドラマーだったらこういう発想はしないとか、そもそもこんな演奏は物理的にできないとか。(笑) ベースにもおそらく同じことが言えると思います。 なので、実際に楽器の演奏をするしないは別にして、ドラムやベースの教則本などを読んだりドラムやベースの演奏に注意して色んな曲を聴きまくったりして、ドラマーやベーシストの発想をある程度理解すると、よりカッコいいドラムやベースのアレンジができるようになるのではないかと思います。 ちょっと外れた話になりますが、クラシックの作曲家は、オーケストラで使用する全ての楽器の特性を熟知した上で曲を書いています。楽器によって演奏可能な音域も違いますし、物理的に演奏が困難なフレーズとか逆にその楽器の魅力を最大限に生かせるフレーズというものがあるからです。ポピュラーミュージックの作曲をするに当たって、最低限ギター・ベース・ドラムの特性を理解しておくことは絶対損にはならないはずです。 もちろん、一応勉強した上で、あえてそこから逸脱するというのもアリです。例えば、今では一般的なドラムンベースというパターンがありますが、あれは元々普通の8ビートを倍速で回したものです。出てきた当初はサンプリングかコンピュータでの演奏しかありませんでしたが、今ではドラマーがあのパターンを生で演奏することも普通にあります。

noname#101325
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 実は私も最近実際の楽器もやらないとと思い始めました。 お気づきだと思いますが、作編曲家の作ったバンドサウンドとバンドマンの作ったバンドサウンドというのはやっぱり違いますよね。 前者はよくもわるくも編曲することが仕事ですから、やっぱり無難で整っており、誰が聞いても嫌いではないサウンドになっていることが多いですが、一方後者はいい意味で崩れているといいますか、創造性豊かだなと感じることが多いですよね。 私はどちらかといえば編曲家の作った曲を聴くことが多かったので、バンドマンのバンドサウンドというのに興味を持っているところです。 その一環で元々やっていたギターに加えベースを始めました。 ドラムはなかなかやれる機会がないのですが、スタジオ入りするたびにちょこちょこ触って生きたいなと思っています。 ご回答いただきありがとうございました。

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