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コメの輸入自由化について

とても初歩的な質問です。 コメの輸入自由化というものがイマイチ理解できません・・・。 「コメの輸入自由化」というのは具体的にどういった政策なのでしょう? そして、今の日本はコメの輸入を自由化しているのでしょうか? また、コメの輸入自由化に対するメリット・デメリットは何でしょうか? 複数あってすみません。 宜しくお願いします。

みんなの回答

  • megira
  • ベストアンサー率50% (160/319)
回答No.4

現状では、米の民間輸入は、事実上、禁止されています。 関税が極めて高率なので、米の民間商業輸入実績は0です。 ミニマムアクセス米として年間77万トンを輸入していますが、これは全て国家輸入であり、関税は非課税です。 ただし、売り渡し価格には、関税の代わりにマークアップ(政府利潤)が上乗せされ、国産米との価格差を埋めています。 77万トンのうち10万トンがSBS(売買同時輸入)枠、残りの67万トンが一般MA輸入枠で、SBS枠で輸入された米だけが主食用に供給可能です。 一般MA枠で輸入された米は、せんべいなどの加工原料用に限定して売渡が行われ、売り渡しの際には破砕加工され、主食用には転用できないようにされています。 SBS枠輸入米は、入札下限価格の関係で、一定以上の価格でないと落札できないため、価格的には国産米とほとんど変わらない値段で輸入されています。

blue-2009
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.3

ええと、ここは経済板でしたよね。 ということは経済的メリットデメリットを聞かれておられるということで。 他の方の回答でほぼ正解だと思います。 確か松屋は既にカリフォルニアなどから輸入米を仕入れ使っていたと思います。日本の品種を向こうで栽培しているので味は見分けが付き難いと思います。 現状輸入を禁止して、さらに減反政策を実施することで、 流通量を制限し、米価の維持を行っていますが、 このための税金は今後更に増えていくと言われています。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuchimoto/diary/200905300000/ 要は米には他の食材よりも税金が投入されているので、製造コストに比べ 市場価格が安く、米を食う人はそうでない人よりも税金的に得をしていることになります。 護送船団方式なども問題とされてきましたが、 農家を一律に保護することで競争力が低下し、補助金頼みの農家ばかり 農業収入も下がり続け後継者も無く、日本の農業は厳しい状態に置かれています。 「最大の食料自給率の担保は製造コストの削減だ」とこの間TVで語られていましたが、私もそう思います。 棚田など非効率的な製造地域で小規模農家へ補助金をばら撒くやり方は すでに時代遅れだと思います。 コメの輸入自由化を現状で行えば、食って行けない人が 続出しますが、 そもそも農業人口が多すぎるのが問題です。 http://blog.new-agriculture.net/blog/2008/05/000572.html この人数を農業に従事させながら、雇用を維持していくにはコメの輸入自由化はありえません。 今問われているのは海外から輸入するには物流コストが高いはずなのに、 どうして日本で作る方がバカ高くしか出来ないのか? という根本的な問題です。 価格を下げながら、減農薬、有機栽培など質も高めていく。 そして「ある規模の輸入自由化」を行えるような農業体制の整備と改革が 求められていると思います。

blue-2009
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • QES
  • ベストアンサー率29% (758/2561)
回答No.2

米の輸入には関税がかかるため、完全に自由ではありません。 一方でミニマムアクセス米を大量に買っています。 年間77万トン(アメリカ、タイ、オーストライア、ベトナム、中国等から)で、日本の生産量の8%に当たります。 加工用として輸入ですが、例の三笠フーズの事件にあったように 酒の醸造用やおかき等の原料から、学校や福祉施設の給食用、ファミレス等の外食産業に大量に横流しされ出回っているのが現状です。 完全自由化でのメリットはもちろん安い米が出回ることです。 一方デメリットは、二極分化され高級品は日本製、大衆向けは輸入品となり、先の事件のように日本で許可されていない農薬まみれの汚染米が市場に出回ることによる食の安全の崩壊です。 金持ちや健康志向の人は特定の農家と契約して米を買うことになります。 (貧乏人の食べる牛丼などBS牛と汚染米で作られることになりますが、もちろん自己責任ということになります。) また日本の食料自給率は先進国のなかでは最低であり、戦争が起こり食糧の輸入がストップすると国民生活に大きな影響があります。 食糧自給率 アメリカ 128% イギリス  70% フランス 122% ドイツ   84% イタリア  62% カナダ  145% 日本    40%  石油と食糧の大半を輸入に頼っている日本にとっては、戦争がない世界を前提として成り立っていると言えます。

blue-2009
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.1

今の日本はコメの輸入を自由にさせません。海外からのブレッシャーに耐えて、ノラクラやっております。 この理由は、自由化すると米国、豪州から超安いコメがどっと押し寄せ、一コロで日本のコメ農家が経営破綻全滅しちゃいます。 これは日本だけではなく、タイやトルコなども同じでコメは輸入させません。 我々消費者は、コメが輸入自由化になったら、安く食べられますが、日本の農業は全滅です。自由化しても生き延びられる農業とは、個人事業ではなく大規模な会社組織の農業かと思います。

blue-2009
質問者

お礼

なるほど。 分かりやすく教えて頂きありがとうございました。