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映画「愛を読むひと」で質問。
映画「愛を読むひと」で質問です。 (1)ラスト近く、マイケルがハンナの缶を届けた相手の女性は誰でしたっけ? ハンナとの関係は? 裁判でいましたっけ? (2)ハンナは字が書けないとマイケルが証明することは可能でしたか?(学生だが…) ちなみに証明されたら彼女は懲役4年? (3)なぜ彼女は自殺したのですか? マイケルのため? 複雑な女心でわかりずらかった… でも役に合ってる。 まあ、やっぱ選ばれるだけあってレボーショナリーより演技は良かった。 29歳男
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***********以下、ネタバレ*********** (1)ご回答にあるように、裁判で証言した母娘のうちの娘で、演じている女優さんは、裁判の時の母親役も演じています。それで裁判の時の母親が特殊メイクだったのか、と思いました。この母娘の証言が、被告人たちを有罪に追いやったわけです。また、そういう立場の人なので、「ハンナの友人」であるマイケルに対して冷たく、また、そういう立場なので、缶を受け取る場面が生きてくるのです。 (2)マイケルは単なる傍聴人ですから、証明する立場にはありません。ただ、マイケルが口火を切れば、弁護人が、その路線でさまざまな証言をかき集めて証明することはできたでしょうね。例えば、職場の上司や大家さんなどが「そういえば、一度も彼女の字を見たことがない。そういえば何かを、その場で読んでもらったことがない」などと証言できるでしょう。証明されたら、他の元看守と立場が逆転するので、あの流れで行ったら懲役4年になった可能性はありますよね。ちなみに、他の元看守や弁護人も、彼女が文盲なのを知っていたのかもしれませんよね。 (3)これは山場ですから、観る人の解釈に委ねているのでしょう。ただ、私個人としては、いろいろな思いが絡んでいたのだと思います。セリフの流れからすると、彼女は、ああ見えても、罪を背負っていたのだということなのだと思います。また、あくまでも個人的な解釈ですが、たぶん、シャバに戻らない覚悟ができたから、プライドを捨てて、気楽に生きたり、下手な字を堂々と書くようになったのではないかと思います。シャバはハンナにとって、もとからすごく生きにくい場所だったのかもしれません。なぜそうなったのかを考えるところに、この作品の意義があるのだと思います。 >裁判で、アンナとマイケルは目を合わせましたか? 明確に「合わせた」という描写はなかったと思います。ただし、裁判の終盤、ハンナが傍聴席のほうに目をやるシーンがちらりとあります。その先にマイケルがいたのかどうかは、明確には表されていません。
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- henryx
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まず、質問の内容がそのまま「ネタバレ」になっておりますので、そのあたりは質問のところに「※ネタバレあり」と書いていただけるとありがたいです。 劇場パンフレットでも、書かれている内容のほとんどに「ご鑑賞後にお読みください」と書かれていたくらいですので。 さて、(1)は、教会の火事の際の生き残りとして登場するキャラクター(母娘の娘のほう)ですが、裁判の場面とラストでは違う女優(レナ・オリン)が演じていました。 ケイト・ウィンスレットだって年老いた頃まで一人で演じていたのに、なんで別の女優が演じたのか、おかしなことをするものだと思いましたねぇ。 (2)はどうなんでしょうね、私には法律については詳しいことはわかりません。 (3)は、マイケルとの面会の際、「昔のことを考えるかい?」とのマイケルの問いに対し、アンナはあの二人の密会のことを言ってると思って、一縷の望み(まだマイケルには恋愛感情が残っていて、自分にも未来があるとアンナは考えた)を抱いたのですが、その問いはアンナの「戦争犯罪」についてのものだと悟って、落胆するわけですね。 それが彼女の自殺へとつながっていくと私は解釈しました。 それくらい、当時ナチが行ったことは、何十年も経ても暗く重い影を落としている、ということを映画は語っているんだと思いました。
補足
ありがとうございます。 次回からは「ネタバレ」を書くようにします。 もうひとつ、もし可能でしたら教えてください。 裁判で、アンナとマイケルは目を合わせましたか? 最後の裁判だけ合ったような気がしましたが・・・