- ベストアンサー
非婚のパートナーシップを申し込まれました
30代の独身女性です。よろしくお願いいたします。 2年ほど付き合っている男性(独身)から、つい最近、結婚しないでパートナーとしてこれから一緒に過ごしていかないかと申し出されました。双方の家族に紹介済みで、オープンな付き合いです。 お互いに好きですし、尊敬しあっていますが、現在の結婚制度に疑問があり、このような状況が何れかが死ぬまで続くかは定かでもなく、どちらかがより強く引かれる人に出会うときに、制度の規制やそれに関連していろいろな感情が表れたりして、混乱や悩みを生むことを最小限にしたいと言うことが彼の理由です。 私も、心がつながらなくなっても一緒にいるのはおかしいし、分かれた方が良いと思いますので、彼の気持はわかります。 このところ、話題になっているフランスなどの男女関係の多様なありかたをみても、自分お生き方大事世代になっている日本でもいずれそう言う方向へ移行する人も増えると思いますが、問題は子供を生んだ場合に、その子の将来にどのような問題や影響があるのかについて、結婚制度・社会制度が当分続くとすれば、どのような影響を覚悟や準備が必要ですか。 また、世間の子供に対する目や感情はどうなのでしょうか。 彼は子供ができたときは、自分が認知するし、応分の扶養義務をはたすことを誓約するといっています。 彼は大学に教職に就いており、私も資格を持つ高度な専門的な仕事をしており、健康であれば仕事に困ることはなく、高収入ですので、たとえ一人になっても生活には困りません。 こう言う生き方に何か落とし穴などありそうでしょうか。 同種のご経験をお持ちの方のアドバイス歓迎です。
- みんなの回答 (13)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
既婚男性です。 知り合いのフランス人から、PACS婚に内在する問題点についてもいろいろ聞かされたことがありますので、いわゆる文字面から読み取れることだけで、その是非を軽々に判断するのは難しいと思います。 日本の現行の婚姻制度は男女平等を謳った新憲法のもとで制定されましたが、忘れてならないのは、この婚姻制度、まだ女性の社会進出や経済的自立なんてありえないのみならず、確実な避妊方法も普及していない時代の産物であると思います。 ところで、建前事、綺麗事、先入観、思い込み、偏見等々をできるだけ排除して、婚姻制度の存在理由について考えてみますと、男性の性欲を野放しにしておくと、公序良俗に反する出来事が頻発すると同時に、父親が不明にして、かつ路頭に迷う子どもを多数輩出し、ひいては女性の生存権をも奪いかねないような自体が想定され、これを厳しく規制するために婚姻制度が制定された、と考えるのが最も理に適っているような気がします。 したがって、もし、男女双方が愛し合い、信頼し合っており、しかも男性が「子供ができたときは、自分が認知するし、応分の扶養義務をはたすことを誓約する」と言っているなら、子どもに対する法律面からのケアに関する若干の問題はありますが、実質的にはさほど懸念されることもないと思います。 それよりも、現在心配しないでも将来に起こりうるであろう最大の懸念事項というのは、「非婚のパートナーシップ」、つまり事実婚というのは、やはり社会的、法的な契約でない以上、あくまでも当人同士の良心だけを当てにした、その意味できわめて不安定な私的関係でしかないという事実を、将来何度も突きつけられる出来事が必ず訪れるという点です。 ありていに申しますと、法律婚というのはお互いがちょっと嫌いになったり、不貞をしでかしたからということだけでは簡単に別れられないよう、良くも悪くも、男女を社会的、法的に規制、束縛するための制度だと言えなくもないのです。 何のために? 他でもなく、男女の間に生まれた新生児が成人するまでの間、健全な家庭環境のもとで成育する権利を保障し、両親にそのことを義務づけるためにと考えられます。 婚姻制度というのは、よくよくその実際面、現実面について考えるに、人間の意志が弱いこと、我欲だけが強いこと、わがまま、身勝手であること等を、さらには、男性の性欲が本質的に危険な一面を持っていること、セックスが女性の妊娠を孕んだ行為であること等を前提にし、こうした男女の利害得失を社会的、法的に調整するシステムとして存在しているはずです。 婚姻制度に限らず、約束や契約という観念が必要とされるのは、他でもなく人間同士の相互不信を前提にしてのことだも言えますよね。 その意味では、不安定な恋愛感情を当てにした結婚よりも、見合い結婚の方を重視した昔の人たちの方が、現代人よりもはるかにリアルな人間認識をしていたと言えるのかもしれません。 >こう言う生き方に何か落とし穴などありそうでしょうか。 う~ん、たとえどんなに詳細に考え、シミュレーションしたつもりでいても、実際には想定外のトラブルが将来無数に発生するに決まっている、と前もってお互いに確認し合うことが何よりも大切ではないでしょうか。
その他の回答 (12)
- shionomama
- ベストアンサー率11% (36/321)
尊敬しあえる良い形だと思います。 私も子供ができるまではそのような形で良いと思っており、彼と一緒に暮らしていました。 やっぱり子供が産まれるとどうなんでしょう。。。まだまだ日本では幼稚園、保育園・学校とそのような家族の形を受け入れていないような気がします。特に提出しなければならない書類には父・母など・・・なんとなく難しい気はしますね。
お礼
ご自身のご経験を通してのご指摘ありがとうございます。 家・家族制度が未だ厳然として存在している日本では、非婚で子供を持つことは難しそうですね。 子供ができる時点での結婚と言う姿へ移行するのもありそうですね。 慎重に考えます。 ありがとうございました。
素晴らしい考えだと思いますが 子供に対する目は普通にシングルマザーの目でしょう 後は法的に効力のある誓約書が必要かな 当然随時更新してかなくてはいけないし そのとき気持ちがどう変わるかはわからないのが問題ですね
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 やはりシングルマザーのことがでてきますか。私自身は何とも思いませんが、子供へのいわれない差別などがあると、それにいちいち対抗し、乗り越えるのは現実的に難しそうですね。 また、考えなくては。 誓約書についてのご指摘ありがとうございます。確かに重要なポイントですね。実行する場合には、弁護士の力を借りて、効力のあるものにしてまいります。 ありがとうございました。
- 1
- 2
お礼
大変重要なポイントをご指摘いただき、ありがとうござます。 仰る通り、近代主義の勃興に伴う女性に対する概念、配慮を踏まえた婚姻とそれに関わる義務・権利は1975年くらいまでは、重要なことだったと聞いております。 しかしながら、女性の自立が予想外の早さで実現に向かいつつあるこの頃では、少し社会的背景もことなり、婚姻の持つ意味も異なっている様にも思えます。 男女それぞれが対応に能力を発揮しているのであれば、常により自分らしくありたいことを妨げない人間関係として、全てを当事者責任とするパートナー型の家族もあって良いのではないかと思います。 しかしながら、仰るように、できる子供についての責任(両親の)の取り方についての安定性、確実性については一般的には大きなリスクになるとおもいます。あるとすれば、自活力のあるシングルマザー(ファザー)の場合ではないでしょうか。 また、子供の人格形成にとって父親の必要性についての議論もあると思いますが、私自身の体験から、よく言われるような役割は代替されると思います。 老後の問題や健康問題などは、国さえ信用できなくなった今日、所詮は自己資金の確保や保険の活用で対処せざるを得ないので、それだけのことをして、シングルマザーの覚悟で臨むほかはなさそうです。 多角的なご指摘でいろいろと考えさせれました。ありがとうございます。もう少し、いろいろな事態に対応する2人の基本的な立ち位置と具体的な詰めを2人で話し合ってみます。 ありがとうございました。