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日本における食事の作法に関して
日本の食事作法において、食事中は、基本、音は立ててはいけないものと、当方、漠然と認識しておりましたが、この認識の正否について確認したいのが1点、更に、もしこの認識が正しいとすれば、食事において、物を「啜る」、つまり音を立てるという行為はなぜ存在するのか?たとえば、味噌汁を啜るとか、お茶を啜る、或いは、そばを啜るとか。これらは、日本における食事作法の上では、原則禁忌とされていたのではないだろうか?というのが2点目の確認事項です。この辺の事情、経緯等について、お分かりになる方、是非、お教え願いたい。ちなみに、味噌汁に関しては、啜ってもよいというのと、ダメという、2つの認識があるようなのですが?
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TPOに合わせるというのが正しいと思います。それに、音は日本の礼儀のとって大切なものでもあります。 また音を立てて空気と一緒に飲む行為は熱いものを覚ます働きもあります。 懐石料理の汁物は家庭の味噌汁ほど熱く濃いものはありません。麺も蕎麦屋の蕎麦ほど多くはありません。長さは短く、せいぜい3口程度です。だから音を立てる必要がないのですが… 濃い茶の席では音を立てるのが作法ですよね。だから正式な場所では音を立てないはウソです。 和も洋も料理人は適度な暖かさを保って出す事に誇りを持っているので、音を立ててすするほど熱くはしません。 でも庶民の間では和も洋も熱いものを好みます。日本でもイギリスもヨーロッパの多くの国も庶民は寒かったからです。逆に暑い国でも熱いものを食べて暑気を避けたからです。でも習慣的にアチラでは火傷を防ぐ為にフウフウして食べたのです。ただそれだけです。 日本で言われている作法は、多くの部分でウソが多いです。 まず、西洋マナーは英国式と仏国式がありますが、正反対の意味になることもあります。 英国式を取り入れているのは宮中晩餐会が英国式を取り入れているだけの話で、私は、フランス料理なのに英国式と言うのに合点が行きません。そもそも英国にはロクな料理すらないのですから。 また、ご飯のないのにご飯はフォークの背でというのもウソ。 割り箸は横にして縦方向で割ると言うのもウソ。そもそも肩幅以内で開くようにして割るべきで力学的にも無理。また隣とくっつくほど狭い店でマナーもクソもない。 蕎麦をすする、味噌汁をすするは庶民の必要性から生まれた作法なのです。あくまでもTPOを考えればいいのでしょう。 逆に高級を謳いながら熱い物やすすらねばならないものを出すのは、それだけで店の品を疑うべきだと思います。
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- terepoisi
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くだけた場とあらたまった席では多少違いがあるようです。 ご家庭によっても違うと思います。 吸い物は音を立てないでいただく http://g.kyuden.co.jp/tokutoku/manner/manner9.html あらたまった席ではお蕎麦も音を立ててはいけない http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/ogasawara/070111_7th/index2.html 食事以外の音というのは、食器の音や身動きなどでことさらに音を立てないということでは? お茶や汁物をすする音もズズーっ!!!とあきれるほど大きな音をたてる人もいますし、 ラーメンなどは冷めるのを待っていると麺がのびてしまうので 熱々をすすりこんで食べるように、美味しいタイミングを逃さず 食べるには音が出てもすするしかない場合があると思いますが、 時と場合を考えて、他の人に不快感を与えるような食べ方をしないことが 大事だと思います。 熱いものに息を吹きかけて冷ますのは きちんとした席ではNGと認識していますが、 ふうふうしながら食べる熱々のラーメンはほんとに美味しいです。
お礼
マナーにも、TPOがあるというのは、とてもよく解ります。 かく言う小生は、家で食べる時は、裃付けたような堅っ苦しい作法なんざ、クソっ食らえ、と思って食ってます。 相手あってこそのマナー、でしょうから。 吸い物は、音をたてないでいただく、 これは、「味噌汁も音を立ないでいただく」なのでしょうか? それとも、「味噌汁は音を立てていただく」なのでしょううかね? 同じ、汁物という扱いになるのでしょうか? 「あらたまった席では、お蕎麦も音を立ててはいけない」。 あ~あ~つ、某小笠原流、礼儀作法の権威、言い切っちゃったよ、いいのかね?って感じですかね。 某小笠原流の見識としては、蕎麦といえども音を出してはいけない、ということになる、ということですかね。 揚げ足を取るようでいやなんだけど、蕎麦を打った作り手の側は、そんな風に食されて、うれしいと思うんでしょうかね。 大方の蕎麦打ち職人は、啜って音を出して食べることを推奨し、 その方がうまい、と言ってるように見受けられますけど。 そのあたり、どうなんでしょうかね?
- illashige
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以下、たんなる私見で裏付けはありません。 汁や麺類をすする音は、西洋のように神経質には嫌わないという程度のことで、やはりあらたまった席では音をたてないようにするのがお行儀よく感じられるのではないでしょうか。 噛むときにくちゃくちゃと音がするとか、食器を置いたときにがちゃんといわせるなどの雑音に比べれば、控えめに汁をすするかすかな音は大目にみてもらえる、それほどは気にならないという感じではないかと思います。 蕎麦は元来はあまりフォーマルな席では出ないメニューではないでしょうか。
お礼
蕎麦に関してですが、実は、私もそのような感じを抱いておりまして、蕎麦は、元来、いわゆるファースト・フード的な存在だった様に聞き及んでおります。ど素人の勘で言わせてもらえば、日本の「伝統的」な、或いは「正統な」(何が正統かと突っ込まれると困りますが)食事作法の上では、継子扱い?されていたのではという風に思ったりもします。そこでは、正しい作法よりは、いかに「粋」であるかという美意識こそが問われ、巷間、蕎麦っ喰いたちが言うところの、食事作法の観点からはどうなのよ?みたいな「正しい食べ方」、が広まったのでは、というふうに考えておりますが。
- Gletscher
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食事の作法で、「音は立ててはいけない」と言うのは、聞いたこと無く、おそらく食事以外の音のことだと思います。 うどんや蕎麦は、音を立ててすするのが普通だと思います。 「食事で音は立ててはいけない」のは日本ではなく欧州ですね。 日本人はスープが飲み物だと思っている勘違い人間が多いのですが、欧州では食べ物ですから、すするのではなく食べるのです。食べるので音はしないはずです。
お礼
早速のお答え、ありがとうございます。「音を立ててはいけない」というくだりについて、若干、付け加えさせていただけば、食事中の物を噛む音や器の上げ下ろしの際の器のぶつかり合う音など、極力避けるべき、という風なことです。たとえば、これは伝聞に属する類のことで、確認をとったわけではありませんが、禅門などの食事では、たくあんさえ、音をたてないように、或いは音が周りに聞こえないように噛むのだとか。おそらく、禅宗等の影響を色濃く受けているに違いない日本の食事作法もかくの如きものだという風に勝手に認識しており、また、小さい時分に、食事時のいわゆるマナー見たいな、この手の事を親から、やたら口うるさく言われ、叱責を受けたという経緯があるもので、そんな風に認識している次第です。だから、欧州だけでなく、日本だって「音を立ててはいけない」はずだけどな、というのが、当方の認識だったわけです。ただ、そうなった時、味噌汁は?お茶は?麺類は?というのが疑問に思えた次第です。ちなみに、食事以外の音というのは?
お礼
たいへん貴重なご意見、ありがとうございます。 とても参考になりました。 それと共に、わが意を得たり(失礼)と、密かにほくそえむくだりもあり、 大変興味深く拝見させていただきました。 そうか、懐石における蕎麦は、蕎麦屋の蕎麦とは別物、と言うことですね。 そういえば、禅宗の法会かなんかでも、蕎麦が供されたりしたような。 納得です。 さきの、某小笠原流云々のくだりは、分をわきまえぬ、 物知らぬ者の浅はかさにて、 とても失礼な物言いだったと、赤面、深く反省すると共にお詫びを付す次第です。 失礼いたしました。 茶の湯など、およそ縁が無く、全くの門外漢である小生ではありますが、 後学のためにお聞きかせ頂きたいのですが、 濃茶は、なぜに音を立てて飲むをよしとするのでしょうか。 単に、啜らないと飲めないとか?、或いは他に理由があるのでしょうか?