航空便に回送はあるの？

質問

鉄道では電車を車庫から出したり送りこむ場合などに、回送として運転します。同じようなことを航空便でもやっているのでしょうか？飛行機の場合、鉄道のように「車庫」というのはないと思うので、回送の必要がないと思います。反面、Ａ→Ｂの片道利用の多い路線だと、復路をお客様を乗せずに回送にすれば、早くＡ地点に戻れるメリットもありそうです。
実態のダイヤはどうなっているのでしょうか。詳しい方いましたら教えてください。

回答No.4

Sasakik

実際の航空機のダイヤ編成は2空港間の単純な往復運動ではなく、複数の路線が複雑に入り組んでいます。

例えば、朝1番で羽田から1)伊丹に飛んだ便が、2)福岡へ飛んで、3)東京に戻って、4)札幌に飛んで、5)大阪へ飛んで、6)東京に帰る・・・で1セットが組まれたり、1日目が5)で終わって大阪ステイ（1泊）して、2日目朝に6)那覇へ飛んで、東京へ戻って、7)札幌へ飛んで、8)大阪へ飛んで、9)東京へ戻る・・・の2日で1セットが組まれたりします・・・ということで、1機の故障が複数の路線に影響したり、台風直撃があると数日間に亘ってダイヤが混乱することに繋がったりするのです。

基本的には、羽田・関空クラスの空港にステイさせるようなダイヤ編成になっているようですが、ビジネス客の多い地方空港では最終便をそのままステイさせ早朝便として運行することも少なくありません（因みに駐機は屋外に出したままで、厳冬期の千歳ではステイ機の機内温度維持のため一晩中温風を送り込んだりします）。

で、チャーター便の場合はというと、海外の航空会社の中には超が付くほどの格安でチャーターできる会社もあります。そういった会社を利用すると、空荷で往復させる分の料金を払っても、日本の航空会社を利用するより安上がりになることもあります（でも、使用機材やクルーの質を考えると、遠慮したいなぁ　と）。

このほか、外国の大物歌手などが日本公演でチャーター便で来たときに、日本でタレントさんや機材を降ろして、駐機料の安い中国あたりの空港に待機させ、公演終了後に再度、日本の空港に飛来させ、帰国する・・・なんてこともあります。日中間の燃料代よりも、日中の駐機代の差額の方が大きかったということです。

お礼

Sasakik様

細かい回答ありがとうございました。前半部分の定期便のご説明については、私も大体想像していました。しかし後半のチャーター便については、鉄道ではあり得ないケースなので、驚きました。駐機する場所と往復の空荷の経費を天秤にかけるような運用の仕方をしているとは知りませんでした。
一般の利用者の知らないところで、航空会社も苦労しているのですね。

回答No.3

suiton

飛行機の回送をフェリーと呼びますが、結構あるようです。
臨時便の運航や需要に合わせた機材の交換など色々理由はあるようですが、定期回送というのはほとんどないのでは。
羽田－成田、関空－伊丹など飛行時間が１０分足らずの回送もあるそうです。

お礼

ご回答ありがとうございました。
飛行機では回送のことを「フェリー」というのですか。一つ勉強になりました。

補足

以前南米旅行をした際、パラグアイの首都アスンシオン発アルゼンチンの首都ブエノスアイレス行きの便に乗ったことがあります。ブエノスアイレスには郊外にエセイサ国際空港、市内にアエロパルケ空港の2つがありますが、私が乗った便はアスンシオン→エセイサ→アエロパルケと飛行しました。同じ市内の2つの空港間を旅客機として運航している、面白い例ですね。

回答No.2

MVX250F001

各航空会社もかなり厳しい経営状態でコスト減が存続に関わっていますからね

個人的な推測ですが、電車と違って飛ばすだけでもかなりの燃料費等のコストがかかる航空機は空荷で回送させることは極力避けていると思います
回送させなければならない場合も人間の客は乗せなくてもせめて貨物は目いっぱい載せるとか、タダでは飛ばせてないと思います

回答No.1

tk1008

成田→羽田の回送便（その逆も）があると聞いたことがあります。
国際線機材を間合いで国内線で使う時にこのルートで飛ぶようです。

お礼

tk1008さん、ありがとうございます。たしかにそれは考えられますね。往路が国内線で、復路は国際線として運用し、その後また国内線として運用するような場合は、成田→羽田の回送があるのは納得しますね。
鉄道で言えば、往路が新宿発、復路が東京着で東京～新宿間が回送となる、という感じでしょうか？