今じゃ乗用車のバイアスタイヤって見なくなりましたね。
特に10インチなんて、中古でも希少です。
ノーマルタイヤ = バイアスタイヤ と、読み替えて書きますね。
構造的な事は・・・
ワイヤーが縦横と斜めの違いだったかなぁ・・・忘れました ^^;
バイアスタイヤは直進性と対荷重に優れているのと、扁平率は80とか90とか トラック用になると100や110になり、ラジアルタイヤのような80より下の扁平率は存在しません。
腰が固いタイヤ と表現した方が分かり易いと思います。
腰が固いので、コーナリング性能はラジアルタイヤと比較すると、致命的に劣ります。
横方向からの力に対して、粘りが無いので簡単に横滑りしてしまうんです。
ま、需要自体が希少ですので、柔らかいコンパウンドでグリップ性能を上げたり・・・とかは、していないですね。
扁平率も、もともと腰が固いのでこれ以上扁平率を下げると、ますますグリップしないし、乗り心地が悪いタイヤになってしまうので、作っていません。
乗用車系では体験した事はありませんが、大型トラックなどでは二晩程度動かさずに停めておくと、タイヤの接地部分が凹み(平らになって)走行開始直後からタイヤが温まるまで、振動が発生して凄かった事があります。
(復元率が低い)
そう言ったバイアスタイヤの欠点を克服したのがラジアルタイヤになります。
ただし、対荷重だけはバイアスタイヤの方が勝っています。
蛇足ですが
今現在国内外で販売されている乗用車のタイヤをバイアスタイヤに換えると、恐ろしい位にカーブが曲がれなかったり ブレーキが効かなかったり・・と、タイヤ性能に頼った車になっているのが分かると思います。