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マスコミ取材で嫌なこと
少し前に仕事を変わり、TVや新聞などのマスコミ関係の方と接するようになりました。依頼があった場合にマスコミ関係者の取材を受けて会社内を案内して撮影などに立ち会ったり、特定の社員の取材の場合はインタビューの場を設定したり、仕事風景の写真撮影(当然仕事場で仕事中です)に立ち会ったりというような対応を行っています。そういった取材の場で、マスコミに嫌な思いをさせられることも少なくありません。 例えば、危ないので辞めてくれと言っている行為を無理に現場で行ったり、「仕事場の風景のみの撮影」を希望されて現場に案内したときに、仕事中の人に仕事内容を詳しく聞こうとしたり、仕事の内容が写っているパソコン画面を撮影させてくれと言ったりと、事前打ち合わせで聞いていた以上のことをその場で勝手に行ったり・・・。 他にも挙げるときりがないので辞めますが、マスコミ取材に困らされたことがある方が他にいらっしゃいましたら、状況などを教えてください(今後の対応策の参考にしたいです)。 また、逆にマスコミ関係者の方から、取材というものはこういうことなのかどうか、私が体験したようなことは当たり前なのか、関係者としても上記のような行為は非常識だと感じるか、そういった場合は一旦こちらが対応を了解した取材でも途中で取材拒否をされても仕方がないといえるのかを教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。 ※ もちろん、マスコミが全て困った人というわけでないことは理解しています。非常に常識的なきちんとした取材をして行かれ、是非また来て欲しいと思えるような方もいらっしゃいました。
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取材するほうの立場としまして、 はっきり言わせて頂きますと、「撮ったもの勝ち」であると思います。 後で、苦情になったら、誤ればいいというのが通常になっています。 何故、そんな非常識なことが通用するかと言いますと、 取材される立場の会社側がマスコミの取材に重きを置いていることが多く、 取材していただいているという思いがある場合です。 会社のトップの方針ですから、どんなに理不尽な取材であっても、 社員はその方針に従わなければいけませんし、 それが、取材陣を増徴させる結果になると思われます。 もうひとつは、取材陣は、人と違った取材をしてそのひとなりのステータスを 打ち出そうとしているからです。 素人にも出来る取材や誰にでも出来る取材の仕方をしていたならば、 この世界では、生き残れないと勘違いしている輩が多いことです。 かといって、大きな苦情になってもまずいので、 その兼ね合いの中で、ずうずうしさを出してきます。 rindohさんの会社が、ある一線を超えての取材を拒否されているならば 強い態度で望まれれば、非常識な取材は行われることは無いでしょう。 しかしながら、マスコミの増徴は、 その影響力が多大であることに比例しています。 会社として、その影響力を利用している部分があるならば、 不快ではあっても、温和に対処されるしかないのではないかと思われます。 了解をした取材でも、会社に損失を与える可能性がある等、 明確な理由があれば、取材拒否は出来ると思います。 わたしたちが、取材をする場所では、 最初からいくつかの規約が設けられていることが多いようです。 もちろん、取材する側の、意識性にもよりますが、 取材陣は、取材を受けた時から、 どういった取材を望まれているかを把握して来ますので、 相当な、意識性で対処されないと、 「撮って来る」のが仕事だと思っていますので、 取れる範囲のものすべてに入り込んで来ると思います。 実際、人道上許されないことも仕事だと判断すると思います。
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元・報道系のテレビディレクターです。 テレビカメラというのは正直なもので、カメラの前で起きたことしか記録してくれません。いくら取材相手が話してくれても、それがカメラの前で行われなければ、我々は視聴者に伝えることができない。だから、「仕込み」「演技」ひどい時には「やらせ」が行われてしまうんですね。 メディア側が、視聴者に伝えたいことと、取材される側が視聴者に伝えたいこと、これも一致しないことがあります。一部の例外を除き、メディアは宣伝することを目的としていないのですから。企業の宣伝ではなくて、社会的な意義があって初めて番組として成立する訳で、我々作る側から言わせていただくと、「宣伝するなら、お金払ってコマーシャルにしてくれよ」と言いたくなります。 >危ないので辞めてくれと言っている行為を無理に現場で行ったり、 >「仕事場の風景のみの撮影」を希望されて現場に案内したときに、 >仕事中の人に仕事内容を詳しく聞こうとしたり、 >仕事の内容が写っているパソコン画面を撮影させてくれと言ったりと、 >事前打ち合わせで聞いていた以上のことをその場で勝手に行ったり・・・ まあ、こうしたこともよくある話ですね。我々は「現場がすべてだ。構成表から番組は生まれない」と教えられています。事前に約束のようなものがあったとしても、現場で面白いものがあれば、臨機応変に対応することが必要ですし、そうでなければテレビマンとして評価されません。 #2の方がおっしゃっているように、テレビは「撮ったもん勝ち」です。マスコミ対応というのは、ある程度その辺を理解してなさった方が、精神衛生上よろしいかと思います。もっとも、私自身、現場を離れて2年ほど経ちますが、現場を離れることにしたきっかけは、rindoh様がおっしゃっているようなことが、取材する方としても許せなくなったからだった…ということも申し添えておきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。 経験者としての貴重なご回答ありがとうございます。お仕事とされていた方が、私が不快に感じたようなことを許せなくなって現場を退いてしまうというのは悲しく感じました。depressionさんのようなかたが、取材者側にもっといらっしゃったらと思います。 >企業の宣伝ではなくて、社会的な意義があって初めて番組として成立する訳で 取材者側と企業側の意識の違いですね。幸か不幸か自分のいる会社というのが、コマーシャルを作る必要のない業種なので、伝えたいことを撮らせるというよりは、撮られたくないことを撮らせないということはありますが、それでも取材者側としては十分に不満なことなのでしょうね・・・。 >そうでなければテレビマンとして評価されません >テレビは「撮ったもん勝ち」です。マスコミ対応というのは、ある程度その辺を >理解してなさった方が、精神衛生上よろしいかと思います。 それが常識になっているテレビマンのかたは、つらくないのかと思ったりもするのですが、depressionさんのように苦しい思いをされている方もいたのだと知ることで、自分の怒りが収まりました。 つらかっただろうことを思い出してご回答いただきありがとうございます。
補足
今回のことは、皆さんからのご回答も参考にして、ディレクターの方に苦情文を送付しました。 その方からはご丁寧なお詫びをいただき、また、私どもに不快な思いをさせた取材者本人たちとは直接接触しないで今後のやり取りを続けさせてもらうなどの配慮もいただきました。 ディレクターの方からのそういった配慮で(その方からはほかの番組の取材依頼も受けていたからかもしれませんが)、その後は問題なく(不快な思いもなく)やり取りを続けることができましたので、今回は途中での取材拒否とはならず、ちゃんと番組として放送されるこになったことをご報告いたします。 この場を借りて皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。
- KINGBIRD
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仕事でそういったマスコミ対応係にあたることはないのですが・・・。バイトですので(^^;)。 私が経験した不愉快な対応は、時間を守らず人を待たせて平気(20分30分じゃない)、ご質問に書かれたように「これはできない」と何度も告げたことを「ちょっとだけ」と言ってなんとかさせようとする。演技を要求する。多少の愛想笑いならできますが、たとえばあっちからこっちへ走らせて、こんどは顔をこっちにむけながら~とか細かく拘束時間が長い。打ち合わせと違う、まさに#2さんの仰る通り「強行してしまえばこっちの勝ち」って態度でした。なんかこう、シナリオがあるんですよね。とくにテレビ。取材を受ける側との打ち合わせでは口にしないシナリオがあって、その通りに撮ろうとしているような気がします。 他には花壇などを踏み荒らす、吸い終わった煙草をそのへんに放り投げる、目下(応対にでた受付や雑用をこなす人)にうけが悪い、しゃべった内容を編集で切り貼りして明らかにしゃべった人間の発言意図とは違う発言に聞こえるように作りかえる、などでしょうか。 私の知る限り、TVの人のほうが態度が傲慢な気がします。父がマスコミ関係の仕事についていたので、ひいき目かもしれませんが。 すでにご自分でお気づきのこともあり、私が出る幕ではありませんが、私たちのとった対応は「できないことはできない」「衝突はしない」「するときは事前に隠しマイクを入れておく(カメラとか、機材によっては近づくときーんと共鳴してバレるものも)」「毅然とした態度で臨む」「下手にでず慇懃な態度を崩さない」「打ち合わせと違うことはしないと告げる」「撮られたくない部分は理由を明確に告げて(これは企業秘密ですから等)断る」「余計な絵は撮らせない」「時間を決める」でしょうか・・・。 マリリン・モンローは、何度も意図的に発言を改変されるのに辟易して取材で話した発言を一言一句、順序もそのまま載せないと取材は受けない、という誓約書をとっていたそうですね。 隠しマイクというのは取材用の小型録音機があって、それを向こうには言わずに持っておくんです。後日ごたごたした時のために。個人的には、自分自身がキレないよう自制心を保つためにこれはけっこう効きました。 あと、言わずもがなだと思いますが、「使う使わないは別で撮らせて欲しい」「撮らなくても良いので見るだけ見せて欲しい」これを信用してはダメです(^^;)。 たぶん、別のところとかで使われると思います。 また「撮れるつもりで~・・・」と言われたら、「打ち合わせの時点でお伝えしております」って言ってみてはいかがでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。 >拘束時間が長い 今回、投稿するきっかけになった取材班もそうでした。仕事風景を撮る、ということでしたので、当然仕事の邪魔にならない範囲でということだったのですが、実際はかなりの時間にわたって説明を求めたり(事前打ち合わせで説明を取ったので、当日は風景がメインといっていたのに!)と???と思うことが一杯でした。 >私の知る限り、TVの人のほうが態度が傲慢な気がします まだ、経験は浅いですが、私の私見でもそんな気がします。TVの影響力というのは絶大ですから、逆にその力を自分たちが持っていると取材者側も勘違いしてしまうのかも、と思っています。 >たぶん、別のところとかで使われると思います。 過去、私の勤める会社に取材に来た時に取られた画像が転用されたりということもしばしばあったようです。ので、私もKINGBIRDさんのご意見に同感です。 同じような経験をお持ちの方からのご意見、心強く思いました。私の押しが弱いから好き放題やられたのかなあ、とちょっと弱気になっていたものですから・・・。 隠しマイクのアイディア、今度自分でもやってみようと思います!!取材記録を付けて報告する際にも便利ですし。ありがとうございました。
- 5523-32gtr
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rindohさん 初めましてこんにちは。 自分は以前、警備員のバイトをしていた時がありまして、取材そのものではないのですが、その時のマスコミ連中に受けたイヤな経験を書きます。 当時はイベントの警備で、搬入車両入口で警備をしていました。 そこへデカイワゴン車がいきなり反対車線で急停車し、運転席の窓を開け、中から「おいお前!取材だけど駐車場どこだ!!」と怒鳴ってきました。 直近の一般駐車場は既に満車だったため、「少し離れた所にありますが」と言い、 案内しようとしたところ「そこから中に入れさせろ!」と言ってきた為、 「こちらは搬入車両のみで、入れません」と断ると「取材だって言ってんだろ!」との発言。同じ事を言い、断ると、黙ったまま、急発進させて立ち去りました。 マスコミ連中は、「取材」と言えばどんな所でもフリーパスで入れ、駐車場も確保してくれるなどと勘違いしている人達だとその時、認識しました。 取材先が分かっている時は、取材車両の駐車場所や、イベントなどでは入場方法などを事前にご確認して頂きたいと、思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とんでもなく酷い態度の取材者ですね・・・。私はさすがにそこまでの態度をとられたことはありませんが、自分を特権階級だと思っている?と思わざるを得ない発言を聞いたことがあります。 5523-32gtrさんがおっしゃっている「駐車場所や入場方法の確認」は、相手先に訪問する際の最低のマナーでもありますね。 社内の無関係な者が嫌な思いをしないように、受け入れ部署である私たちも事前にそういった手配(警備員への連絡や駐車場棟の確保)をしておくように気をつけないと、と思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。マスコミの方からのご回答は、いただけないかもと思っていましたのでとても嬉しく思っています。 >撮った者もの勝ち まさにそういう態度の方が多いですね。これは見せられない部分(企業イメージや開発内容などの秘密に関わる)だから見せられないといった部分に関しても何度となく、使う使わないは別で撮らせて欲しい、撮らなくても良いので見るだけ見せて欲しい、などと言ってこられます。 >了解をした取材でも、会社に損失を与える可能性がある それを感じて、当日に「似たシーンで(開発作業など)撮っても良い部分を作るが、現在開発中のものが写る所は撮るな」と伝えると、「自分たちは撮れると思ってきているのにそれは困る」と反発されました(撮影させませんでしたが・・・)。非常に嫌な気分でした。しかし、他社との共同開発のものでもありましたし、社の信用に関わる問題でもあるので、譲ってもいられませんでした。 moon78さんのご回答を読んで、会社側の対応のまずいところもわかってきました。 取材の立ち会いが新米の私しかいなく強いことが言えないところ、組織として「ここまでしか見せられない、これはアウト」などの基準がきちんとできていないところなどが取材者に好き放題させかねない土壌を作っていると感じました。 取材はしばしば依頼が来るものでもありますし、何とか対応策を練って、次から後味の悪い思いをしないようにしたいと思います。 ありがとうございました。