あります。
豊富な知識があるということは、何かを判断するときに多様な基準値を持って見ることができる、ということです。
太宰治しか読んだことなくて「太宰はすばらしい」という人と、
太宰以外の作家の作品にも通じていて、その上で「太宰はやっぱりすばらしい」という人。
後者のほうが説得力あります。比較対象を持っている=客観的判断ができる。
倫理や道徳の面でも、ある程度同じことが言えると思います。
(他人の身になって考えられる、固定観念にとらわれず人や物事をジャッジできる...など)
また、受験戦争に勝ち抜いたということは、目的を達成するために目先の欲望にとらわれず努力する精神力を持っている証拠。
「人格が高い」の意味するところはちょっと曖昧ですが、「努力家である」「精神力がある」は、人格の一部と言えるのでは。
さらに言えば、良い学校に行くほど、周囲もそういうレベルの人達の集まりなので、さらに高め合っていける。
もちろん例外はあります。でも、あきらかに割合の少ない例外を持ち出して「学歴なんて関係ない」と言う行為は、一番ナンセンスと思います。
ただ、向上心はあるのに家の経済状況などで進学できなかった人、これは可哀相ですね。
また、人間性=性格がいい というだけの意味でならば、学歴はほぼ関係ないでしょうね。