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下水道のコスト
下水道の築造については、膨大なコストがかかるといわれていますが、たとえば、下水道管を1Km埋設するために必要となるコストはどれくらいかご教示ください。また、その算出根拠の出典もありましたら合わせてご教示ください。
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一般にこの手の工事は積み上げ式の積算になります。 主には 掘削(1m3辺り。深さ・地質により違う。機械掘削か人力か。一定深度以上は土留めが必要。水が出る場合は水替え費、岩盤の場合は破砕が必要) 配管(管・継手等の材料や人件費) マンホール(材料費や人件費) 埋め戻し(管廻りは防護砂・その他は掘削土か砕石。一定厚さ毎に転圧が必要。道路管理者による) 舗装(最初の切断から剥ぎ取り・処分~工事後仮舗装・本復旧。厚さも道路により異なる) 使用機材・機械・消耗品等 交通整理等の安全対策や看板・広告・回覧等 書類作成(図面や各機関への申請・届出等) 工事該当地域の仮設(水道・ガス・駐車場等) 管理費・経費など 簡単でもこれだけあり、状況により異なる(1km上での分岐の数や曲がり・マンホールの数でも大分違ってくる)ので「どれくらいか」と言われても提示出来ません。 金額根拠は主に書籍で出版されている積算資料集等ですが、問題となるのは、この手の工事は各地域・自治体・事業主で入札する点です。いくら積算資料に基づいた数字でも落札出来なければ駄目なので、各事業主の積算根拠に手探りで近づける必要があります(事業主の積算資料は公開されませんから・・公開されたら入札にならない)。まあ積算資料集は各地域に対応(人件費・物価等)された物もあるので参考にする事は出来ます。 下水道については一口に工事と言っても、開削工法、沈埋工法、推進(漢字これだったかな?)工法等の工法によっても金額が異なり、工法はその地域(場所)の状況(地盤)等で決定します。
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- QES
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下水道工事の金額は、材料費(口径によって差はありますが)より、施工箇所の状況によって大きく異なります。 住宅街への面的整備では小口径ながら各戸への接続が必要となります。 道路への管渠築造は 工法的に、道路新設工事に先駆けて埋設してしまえば簡単です。 しかし既設の道路では掘り起こしが必要であり、片側通行や迂回路の確保が必要になります。 また多くの場合水道管が布設されており、下水管はその下に埋設する必要があることから、水道管の移設・本設が必要になります。 さらに工事後の道路舗装復旧工事が必要になります。 もっとも迂回路も確保できず、交通の流れを確保する必要がある場所においては、道路を開削して工事を行う方法は採れません。 この場合は推進工法(モグラのように重機で地下に穴を掘りながら横に進み、地上の道路交通に支障を来たさない)があり、この場合ははるかにコストがかさみます。 同じ1Kmと言っても広い直線か、住宅密集地域の曲がりくねった道路か、交通に支障のある交差点を含むかなどによっても大きく違ってきます。
お礼
詳細なご教示をいただきどうもありがとうございました。とても参考になりました。またよろしくお願いいたします。