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テレビ放送とネットの動画配信はなんでこんなに違うのでしょうか?
YoutubeのHDモードは地デジなみに映像はきれいです。 でも、テレビは電源入れればすぐ映像が表示されるのに、なんでパソコンの動画ストリーミングははじまるまで待たされたり途中でバッファリングのためとまったりするのでしょうか? テレビの電波のほうがおくれるデータ量が多くて、動画の形式もそのままテレビで映せる形式だからなのでしょうか? インターネットの動画は提供する側も見る側もこんなに苦労しているのに、なんでテレビはこんなにさくさくみられるのか不思議です! この違いの原因を教えてください!
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他の方が既に回答されていますが、テレビの電波は決められた番組を大量に垂れ流す方式なのでスイッチをいれれば即座に番組を見ることができるのです。 その代わり視聴者は生で番組を見るか、録画して後で見ることになります。 一方ネットはサーバーに蓄えられたデータを視聴者の要望に従って送信する方式なのでネットが混雑している場合は番組が途切れる場合があります。 それを緩和するためにバッファリングをして少々データ転送が途切れてもスムースに映像を流せる仕組みにしています。 またサーバーは一度に通信できる容量が決まっていますので複数の視聴者が同時にアクセスした場合はサーバーの容量を超えてしまい、最悪サーバー落ちになる場合もあります。 結局TV放送とネット放送?とでは仕組みが全く異なり、それぞれ長所と短所をもっています。 一方通行で多数の視聴者に同時刻に同じ映像を流すのであればTVが有利です。 他方現状のネットはTVとは真逆の性質を持ちます。 ただ将来ネット環境が整備されればTVの利点をまるまる吸収する可能性はあります。(収益モデルの話は抜きにして技術的な意味でです) 20年前では動画の配信なんて考えられませんでした。 それが今日存在するのはサーバー運営にかかる費用や通信費の定額制や高速通信網の整備など色々な要素が組み合わさったおかげだと考えます。
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- Gotthold
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放送とネット配信の違いは、 放送が1対多で完全に一方向なのに対して、 ネット配信は基本的に1対1で双方向です。 (IPマルチキャストはインターネットでの使用は今のところ現実的ではないです。 複数のサーバーを使ったり、P2Pの利用による負荷分散は可能ですが。) 待たされたりするかどうかの違いは、 伝送路の状態(安定性)と伝送路の状態が悪くなったときの対応の違いです。 伝送路の状態については、 放送では決められた周波数帯の電波を使うので何かが電波を遮ったりしない限りは 伝送が遅くなったり不可能になったりすることはあまりなく安定しています。 一方IP通信では、通信経路やサーバーの負荷など多くの要素の影響によって 伝送路の状態は大きく変化します。 伝送路の状態が悪くなったときの対応については、 放送では伝送に失敗した場合は再送要求はせず(できず) 画面が乱れたりすることを許容します。 なので画面が乱れる・映らなくなることがあっても待たされることはありません。 そもそも受け側のことなんかお構いなしに電波は送られてくるので 遅らせる事なんて出来ませんよね。 一方ネット配信の場合ですが、リアルタイムストリーミング配信であれば 放送の場合と同様伝送路の状態が悪いとデータが欠落しますし そうなった場合も基本的に再送はしません。 この場合、欠落した部分の映像はスキップされてどんどん先に進みます。 ただ、YouTubeは実はストリーミングではなく、 プログレッシブダウンロード(擬似ストリーミングとも言われる)です。 なので、伝送路の状態が悪いときは完全なデータが届くのを待つことになります。 (待つのと、スキップされるのとどちらがよいかは場合による。) しかし、伝送路の状態が良いならプログレッシブダウンロードでも 一番最初のバッファリング以外で待たされることはないです。 なので環境が良ければYouTubeで待たされることはないでしょう。 もっとも、IPは本質的にベストエフォートなので その良環境の安定性を放送波なみに保証することはできないでしょう。 1対多配信が出来ないので閲覧者が多いとサーバーの負荷が増える問題もありますからね。 > テレビ放送のエンコーディングについてもなにか情報をお持ちでしたら教えていただけるとうれしいです!! 地デジはMPEG2。ただしワンセグはH.264。 H.264はYouTubeでも使われてます。
お礼
詳しい回答ありがとうございました!
- pugera542
- ベストアンサー率36% (21/57)
>テレビの電波のほうがおくれるデータ量が多くて、動画の形式もそのままテレビで映せる形式だからなのでしょうか? ザックリ言うとその通りですね。 また、常に全方向に渡って同じ波長でデータ配信しているわけで、 帯域とか整合性とかほとんど気にしなくていいわけです。 パソコンの場合は、個々のパソコンに選択しておくるわけですから、 それぞれ帯域を考えなくてはいけません。 また通信経路が様々ありますので、ある特定の部分や機器が処理速度の遅延を発生するとか、色んな可能性が考えられます。 分かりやすく言うと、飛行機は基本的に渋滞しないけど、 高速道路はしばしば渋滞するようなものです。 またインターネットは基本的に双方向のやりとりです。 ダウンロードのみであっても同じことで、 PC「ダウンロードしていいかーい?」 サーバ「いいよ~」 PC「おk- じゃあ送って~」 サーバ「いまから送るよ~」 PC「おk 1パケット受け取ったよ~」 サーバ「了解2パケット目送るよ~」 てなことをイチイチやってるわけです。
補足
なるほど・・・通信方式の特性と経路がポイントと・・・ IP通信でもマルチキャストとか、IPv6によるP2Pに近い通信経路の実現とかあるわけですが、同時・多数の片方向放送となるとテレビ電波にはかなわないんですかね・・・ > また、常に全方向に渡って同じ波長でデータ配信しているわけで、 > 帯域とか整合性とかほとんど気にしなくていいわけです。 このへんのことをもう少し詳しく知りたいので、いいページや書籍があったら教えてもらえるとうれしいです! あと、映像・音声のエンコーディングもポイントなのかなぁと根拠なく思っているのですが、テレビ放送のエンコーディングについてもなにか情報をお持ちでしたら教えていただけるとうれしいです!!
- inu2
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データ転送方式の違いです。 テレビの場合は、不特定多数に対してリアルタイムで電波で飛ばしています。 ですから、何十人何百人何千人何万人・・・・ の人が同時に視聴しても遅延は発生しません。 受信した電波をテレビ側で動画として再生するために、専用の機械がテレビ内に入っていますので、それを使って再生しています。 パソコンの場合は、サーバーにアクセスしてデータを受信します。 アクセスする数がおおければ多いほどサーバーに負荷がかかり、データ転送の遅延にもつながります。 また、サーバーからパソコンに届くまでの間にさまざまなネットワークを経由してくることもデータ転送速度の遅延にもつながります。 さらに、パソコンの場合は専用の再生機能を持っているわけではないため、パソコンの性能がなめらかな再生ができるかどうかにかかってきます。 つまり、テレビの放送は、テレビの視聴のみに特化したシステムです。 インターネットやPCはテレビ視聴という事には特化していない仕組みです。 例えるならば、 テレビは電子レンジで解凍すればすぐに食べられるようになっているが、食べられる料理は限られている。 ->テレビが視聴できれば良い インターネットとパソコンは、食材のみが用意されていて、それらを組み合わせてさまざまな料理が食べられる。 ->ゲームができたり、メール打ったり、動画見たり、などなどさまざまに応用が利く仕組み。
お礼
やはり電波と専用装置というのがポイントなのですねー ありがとうございました!!
お礼
詳しい回答ありがとうございました!