どこの特養でも入所希望者が100人くらいは順番待ちをしています。
ひたすらベッドが空くのを待っているわけです。
入院して長期間戻ってこないのなら、その空いているベッドをほかの人に使わせてあげようということなのです。
もちろん施設側だってベッドが空いたままだと収入ゼロで困るわけです。
そこで入院が長引きそうだったら、順番待ちの人に入居しませんかと声をかけます。
そうするとベッドが使われてしまいますから居場所がなくなる
これが入院したら戻れなくなるということですね。
どのくらいで退院できるかはっきりしていればいいんですが
そうでなければ割と早い段階で次の入居者を呼び込むこともあるんじゃないでしょうか。
本当に困っているご家庭も多いですから、
そういう方々は、3ヶ月もベッドが空いたままなんだったら入所させてほしいと思うに違いありません。
その後はどうなるんですかと相談員の方にお聞きしましたら
また一から始めることになるようです。
つまり、可能なら自宅介護で入所の順番待ち、
老健なら比較的入所しやすいですからとりあえず老健に入所しておいて特養の順番待ちです。
特養なら家族は何もしなくてもOKですが
老健は家族が定期的に通って面倒を見る必要があるので男性には苦痛でしょうが
それでも手を汚すような仕事はなく、自宅で介護するよりずっと楽です。
自宅介護は無理だけれど施設もいっぱいで行くところがないので
退院できずにずっと病院にいるという話も聞いたことがあります。
困ったことがあったらとにかく担当のケアマネさんに相談してください。
うちの亡くなった父もそうでしたが、人の手を借りるのを恥だと思ってはいけません。
ケアマネさんは仕事柄いろいろな情報をお持ちですし力になってくださるはずですとお伝えください。
お礼
ありがとうございます。かなり厳しい世の中なんですね。人事ながら、ちょっと見てられない…って気分になります。